
今回は、選択や決断についてです。
- 優柔不断でよく迷ってしまう…
- 決められるようになりたい
- 選択術や決断力を上げてくれた本 (5冊)
こんな疑問に答える内容を書きました。
この記事でわかること
この記事でわかるのは、選択術や決断の方法です。
決断力を高めてくれた本をご紹介しながら、どうやって意思決定をすればよいかも併せて書いています。
ぜひ記事を最後まで読んでいただき、お仕事やキャリアへの参考にしてみてください。
決断のポイント
最初に、この記事でご紹介したいと思う決断の方法は、次の5つです。
決断のポイント
- 重要思考
- 2種類の意思決定 (Ⅰ型とⅡ型)
- 影響力のチェック
- 強い決断
- 内側からの 「やりたい」
以下、5つの説明と、それぞれ参考になった本を併せてごご紹介します。
重要思考
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1つ目は重要思考です。その選択は重要かどうかです。
これから決めようとしていることは、本当に重要なことなのかを考えます。
これは、エッセンシャル思考 という本を参考にしています。エッセンシャル思考は、本当に重要なことに注力をします。「より少なく、しかしより良く」 という考え方で、全てをやろうとするのではなく大事なことを見極めます。
2種類の意思決定
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この本は、Amazon の成功法則が14ヵ条としてまとめられています。
そのうちの1つが 「迅速な意思決定」 です。興味深いと思ったのは、意思決定をⅠ型とⅡ型に分けていることです。
Ⅰ型とは、一度決めて実行すれば後戻りはできない重大な意思決定です。この本では一方通行のドアと表現されます。
Ⅱ型は、往復可能なドアです。決めて実行しても違うとわかれば戻ってやり直しができる意思決定です。
Ⅰ型は慎重に決断をし、Ⅱ型は素早く決めます。
影響力のチェック
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決断をするにあたって自分が気づいていないような、何かに影響されていないかをチェックします。
チェック項目で参考になるのは、書籍 影響力の武器 の人に影響を与える6つの原理です。
6つの原理
- 返報性:恩を受け取ったら返したくなる
- コミットメントと一貫性:約束を守ろうとする
- 社会的証明:皆と同じことをやろうとする (同調)
- 好意:親しい・好きな人に同意したくなる
- 権威:専門家や権威のある人を信頼する
- 希少性:限られたものほど欲しくなる
無自覚に、これらの要素に自分が影響をされていないか、決断をする時にチェックをします。
強い決断
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この本には、チームや組織を強くする法則が5つ書かれています。頭文字から ABCDE です。
チームを強くする5つの法則
- Aim (目標設定)
- Boarding (人員選定)
- Communication (意思疎通)
- Decision (意思決定)
- Engagement (共感創造)
4つ目の Decision (意思決定) は、チームのパフォーマンスは要所要所でのチームとしての意思決定で決まると書かれています。
この本で印象的だったのは、「正しい決断」 よりも 「強い決断」 です。
正しいかどうかはやってみないとわかりません。決める時点では 「正しいか」 よりも 「強いか」 を考えるようにします。
私が 「強い決断」 のために意識しているのは、次のようなことです。
強い決断
- 自分の決断に自信を持つ
- 責任は自分にあると考える
- 自分で決めたという主体的意識を持つ
内側からの 「やりたい」
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心からやりたいと思うことに目を向ける大切さです。「やりたい気持ち > 義務感」 のようになっているかです。
書籍 直感と論理をつなぐ思考法 には、自分モードから始める思考法が紹介されています。
個人の妄想から始める方法です。ここで言う妄想とは、自分の内側で生まれる想いやアイデアです。
インサイドアウトで、内発的動機によって自分を動かしていきます。
意思決定の中に、自分の内側から生まれている 「やりたい」 という気持ちが込められているかを大事にします。これは、先ほどの4つめの 「強い決断」 にもつながります。
まとめ
今回は、選択や決断の方法についてでした。
最後に今回の記事のまとめとして、決断のポイントです。
- 重要思考: その選択は重要か
- 2種類の意思決定: 重要かどうかの判断軸 (一方通行 or 往復可能なドア)
- 影響力のチェック: 6つの原理で自覚なく影響されていないか
- 強い決断: 自信と主体性で強く決める (正しい決断ではなく)
- 内側からの 「やりたい」 : 自分の想いが込められているか