
今回は、働き方やビジネスキャリアについてです。
- 仕事やキャリアの成功要因を可視化する方法
- グロースモデルをつくるメリット
- 経営者目線になる方法
こんな疑問に答える内容を書きました。
この記事でわかること
この記事でわかるのは、働き方、キャリアのつくり方です。
自分自身を1つの会社と捉え、事業や経営という観点から仕事とキャリアをどうつくっていくかを書いています。
ぜひ記事を最後まで読んでいただき、お仕事やキャリアへの参考にしてみてください。
グロースモデル
今回の記事テーマは、経営者目線です。
自分という人間を1つの会社と見立て、どんな経営をするか、どういう事業をやっていくかの視点で、仕事のやり方やキャリアを考えます。
私は、普段の仕事を俯瞰して見たい時に、下図のようなグロースモデルというものをつくって自分自身を診断するようにしています。

自分のグロースモデル
- 具体と抽象化 (思考と言語化) を実践し、価値提供から信頼を蓄積する
- 信頼が新たな仕事になっていく
- 実践と価値提供が新しい思考と言語化につながる
グロースモデルでの診断
グロースモデルにより、具体的に以下を見ています。
グロースモデルでの診断
- やっていることの言語化とストーリー可視化 (時間軸の流れ)
- 成功状態の明確化
- 成功要因の把握
それぞれについて、補足です。
[診断 1] やっていることの言語化とストーリー可視化
グロースモデルがいいのは、自分がやっていることの言語化と可視化ができることです。
単に箇条書きで理解するのではなく、全体の流れがわかります。どの部分がうまくいっているのか、あるいは、ボトルネックがどこかを判断しやすいのが特徴です。
[診断 2] 成功状態の明確化
グロースモデルの中で、どこがどうなれば自分にとって成功と言えるのかを明確にします。
私の場合は、モデルの右側にきている 「価値提供」 と 「信頼蓄積」 がそれです。

業務や案件ごとに、どうなれば価値提供ができたか、信頼蓄積につながったかを定性と定量の表現に落とし込むようにします。
[診断 3] 成功要因の把握
成功要因とは、成功状態につながるために何をするかです。
グロースモデルでは流れがあるので、因果関係が理解しやすいです。
成功要因は、具体的には次のようになります。
成功要因
- 普段からインプットとアウトプットをする (具体と抽象)
- 経験やスキルを仕事で応用する (実践)
- 得た知識やノウハウを仕事の場で新しく試す (実践)
収益モデル
グロースモデルに、収益の観点を入れます。
私のケースでは、モデルの左側が 「先行投資」 、右側で 「収益化」 になります。

一言で言えば 「損して得とれ」 です。
モデルの左側の実践と、価値提供の一部も売上は求めずに先行投資と位置づけます。この部分だけを見れば、会社で言えば赤字です。
先に価値を提供し、後から収益につなげ、そして、結果としての信頼蓄積にしたいという考え方です。信頼の蓄積は、相手からこれからも一緒にやっていきたいと長期パートナーとして見てもらえることを目指しています。
ボトルネックの把握と解消
グロースモデルを使うメリットに、ボトルネックへの対応があります。
例えば、次のように見ていきボトルネックを解消するようにします。
ボトルネックの把握と解消
- 価値提供が足りない (事象)
- 相手へのアウトプットが少なくなってきている
- 自分の手を動かしていなく、実践の数が足りていない
- 現状把握や問題設定に時間を使えていない
このように掘り下げていき、今何をする必要があるか、本当に重要なものは何かを見極めます。
まとめ
今回は、グロースモデルを使った、仕事への向き合いやキャリアのつくり方についてでした。
もしよければ、今回の内容を参考にご自身のグロースモデルをつくってみるのはいかがでしょうか?自分の働き方、キャリアを一歩引いて考えるきっかけになると思います。
最後に今回の記事のまとめです。
1.
普段の仕事を俯瞰して見たい時に、グロースモデルから自分自身を診断するようにしている。

2.
グロースモデルでの診断
- やっていることの言語化とストーリー可視化 (時間軸の流れ)
- 成功状態の明確化
- 成功要因の把握
3.
グロースモデルを使うメリットに、ボトルネックの把握と解消がある。
ボトルネックの把握と解消の例は、
- 価値提供が足りない (事象)
- 相手へのアウトプットが少なくなってきている
- 自分の手を動かしていなく、実践の数が足りていない
- 現状把握や問題設定に時間を使えていない