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今回は、自己実現のための成長プロセスについてです。どのような段階を経て成長できるのかを書いています。
内容は以下です。
- 新卒入社後の、挫折と危機感の日々
- 挫折を経てプライドを捨てられると、学びの態勢ができる
- 学びを咀嚼する
新卒入社後の、挫折と危機感の日々
新卒で入った会社で、新人研修後の現場配属では、仕事がうまく進められませんでした。
当時のメンターに毎日のように怒られる日々でした (当時のことを書いたブログエントリーは以下です。あまり人には見せたくない内容ですが、もし興味があればご笑覧ください) 。
参考:新人の時に毎日のように怒られながら学んだ 「当たり前のことをやり続ける」 ことの大切さ
現場に配属された当初、それなりに自信やプライドを持っていました。
今思えば根拠は、就職活動前のインターン (別の会社) で評価されたこと、就活の最終面接で当時の社長からその場で内定をもらえたこと、入社直後の研修も問題なく取り組めたことでした。
しかし、実際の業務を進めていくうちに、いつしか自信とプライドは無くならざるを得ない状況になりました。
怒られだした当初は、自分はなぜこれほど仕事ができないかを考えていました。しかし、途中からはそれよりも、他部署への強制的な異動や、さらには会社をクビになるのではという危機感が強くなりました。
入社1年目は挫折と危機感の日々でした。
自分をリセットできた
1年目の終わり頃から2年目に入り、少しずつ仕事もうまくまわせるようになりました。
振り返ると、入社1年目のときに得られたことは、今でも自分の仕事に影響を与えています。例えば、先ほどの 参考エントリー のタイトルにあるような 「当たり前のことを当たり前のように続けることの重要性」 です。
自分のビジネスキャリアを長い目で見たときに、1年目の挫折と危機感の意味は、自分をリセットできたことです。ビジネスや実際の仕事を経験していない当時の自分が持っていたプライドや自信を、捨てることができました。
プライドを捨てられると、学びの態勢ができる
プライドを強制的に捨てられたこと、そして、自分はこの先、仕事をやっていけないのではという危機感によって、学ぶことへの態勢ができました。変なプライドが教えられることへの邪魔をすることがなくなりました。
怒られる中にも学びを見い出せるようになりました。直接の教えだけではなく、同僚や先輩社員・上司の仕事から間接的な学びも多くありました。
プライドを捨てられたことによって、素直な精神状態で受け入れるという土壌ができました。
学びを咀嚼する
日々の仕事の中で得られるものの中から、次第に自分に合った考え方・やり方と、必ずしも自分に適しているわけではないということの区別がつくようになりました。色々なものを受け入れる態勢になり、一度やってみると、徐々にわかってくるようになりました。
単純に真似をするのではなく自分なりに工夫をすれば、自分に合ったやり方にできることもあります。これは日本で古くから言われる 「守破離」 と同じプロセスです。
まとめ
最後に、今回のブログエントリー内容のまとめです。
- ビジネスキャリアの早い段階で、自分をリセットできるほどの失敗や挫折の経験は財産になる
- 危機感とリセットによって、今後の成長を阻害するプライドをなくすことができ、「学びの態勢」 が整う
- 学びの態勢があれば、素直な心で学び、吸収できる。単に人の言うことをそのまま真似するだけではなく、自分なりの工夫も少しずつ入れるとよい
3つ全体で思うのは、失敗や挫折から、最後は自分の力で立ち直れるか、再度ファイティングポーズを取り続けられるかです。これは、以下の別のエントリーで書いたことにも共通します。
参考:モテ男に学ぶ 「モテるための必要プロセス」 から、ビジネスキャリアへの応用を考えてみる