パソコンの Mac を新しくしました。MacBook Air の13インチです (新旧で変わらずです) 。
古いほうは3年超使っていて、バッテリーの持ちが悪くなりました。電源に接続しない状態だと、1-2時間くらいでバッテリーがなくなる状態でした。バッテリー以外の機能は特に問題なかったのですが、不便を感じるようになり新しくすることにしました。
今回のエントリーでは、MacBook Air 13” を新しくした時の、古い Mac からの設定の引き継ぎと、いくつかの Mac 必須ツールをご紹介します。
設定の変更
トラックパッドの操作変更
カーソル移動は最速で設定しています。デフォルト設定では遅いので、トラックパッド (キーボードの下にあるカーソル移動やクリックできるところ) の設定を変更します。
✓ トラックパッドの操作変更
- カーソルの移動 (軌跡の速さ) を最速にする
- クリックをトラックパッドのタップでできるようにする (デフォルトではタップは OFF になっている)
✓ 設定方法
- システム環境設定
- トラックパッド
- ポイントとクリック
他にもトラックパッドのコントロールは自分が使い勝手のよいように変えられますが、私がデフォルトから変更するのはこの2つです。
アンチウイルスソフトを設定
ウェブに接続する前にアンチウイルスソフトを引き継いでおきます。
ブラウザの同期
メインで使っている Chrome と Brave 、サブの Firefox の情報を同期させます。
Chrome では Google アカウントでサインインをし、Firefox も Firefox アカウントでサインインをします。Brave は一次発行されるパスワードから同期します。拡張機能やブックマーク等の情報が新しい Mac にも同期されます。古い Mac でのブラウザ体験がそのまま引き継がれます。
あと、これは毎回引っかかる落とし穴ですが、Zoom とかのリモート会議で Chrome 画面を共有しようとすると、デフォルトの設定が画面共有 NG 設定になってしまっています。
Mac のギアマークのアイコンの 「システム環境 (System Preferences) 」 のプライバシー設定から Screen Recording を選び、必要なアプリ (例: Chrome) を共有 OK にしておくといいです。+ のボタンから Applications フォルダ内のアプリを選択します。リモート会議でいざ画面共有をする時にできなくて焦ることもなくなります。
テキストエディタの設定変更 (リッチテキストではなく標準テキストに)
手元のメモには Mac のデフォルトアプリ 「テキストエディタ」 を使っています。他にもデフォルトでは 「メモ」 が入っていますが、フローとしてのメモ用途ではテキストエディタがシンプルで使いやすいです。
テキストエディタはデフォルトでは文字表示がリッチテキストになっています。これを 「標準テキスト」 に変えます。
✓ 変更方法
- ディスプレイ右上でテキストエディタ
- 環境設定
- フォーマットで標準テキストを選択
リッチテキストではなく標準テキストを使うのは、例えば受信メールを引用したい時、ウェブページの文章を引用して使いたい時に、リッチテキストの状態で貼り付けると、フォント情報がそのまま残ります (文字種類、色、サイズ) 。
文字の見た目がいつもと変わってほしくないので、標準テキストにして常に変わらない文字フォントでテキストエディタを使っています。
プリンタ設定
印刷をする機会は少ないですが、プリンタの設定をします。
✓ 設定方法
- システム環境設定
- プリンタとスキャナ
- プリンタを追加
アプリの引き継ぎ
Mac のウィンドウ切り替えアプリ 「HyperSwitch」 をインストール
以前に Windows から Mac に変えた後に、Mac の操作で最も不便に感じたのはウィンドウ切り替えでした。
Windows だとショートカットキー Alt + Tab でウィンドウ単位の切り替えができます。Mac では同じことができません。アプリ単位であれば Command + Tab で切り替えができますが、アプリ単位なので、例えば Excel を複数開いている場合は、切り替えで選ばれるのは Excel 全体で、Excel ファイル別 (ウィンドウ別) ではありません。
Excel 以外には、フォルダは常に複数開いているので、ウィンドウ単位の切り替えをショートカットキーだけでできないことは、作業効率が悪くなります。
これを解決してくれるのが HyperSwitch という Mac アプリです (リンク先からダウンロードできます) 。Mac で Windows のような操作でウィンドウ切り替えができます。Mac 自体にデフォルトでウィンドウ切り替え機能を入らない限りは、HyperSwitch は私にとって必須ツールです。
Google 日本語入力を同期
日本語入力は Google 日本語入力 を使っています (リンク先からダウンロードできます) 。
ユーザー辞書に、いくつか登録をしているので、その情報を新しい Mac にも同期させます。ユーザー辞書の登録例は、 「あり」 → 「ありがとうございます。」 、 「よろ」 → 「よろしくお願いいたします。」 などです。よく使うフェーズを最後まで入力しなくてもパッと出るようにしています。
Google 日本語入力のユーザー辞書の同期方法は、
✓ 引き継ぎ元の Mac
- ディスプレイ右上の Google 日本語入力アイコン
- 辞書ツール
- エクスポートしたい辞書を右クリック (トラックパッドを2本指でタップ)
- この辞書をエクスポート
- ファイルをダウンロード
✓ 引き継ぎ先の Mac
- (上記 「辞書ツール」 までは同じ)
- この辞書にインポート
- 先ほどの辞書ツール情報ファイルを選択しインポート
親指シフト Lacaille
キーボードからの入力は 「親指シフト」 なので、アプリをインストールします。
Google ドライブをインストールし、データファイルを同期する
写真や動画、音楽などのデータ容量が大きいもの以外のデータファイルは、Google ドライブに保存しています。
Google ドライブにあるファイルは全てクラウド上にありますが、一部はパソコンの中のローカル上にも置いています。クラウドとローカルの同期は、Google ドライブをダウンロードすれば自動でやってくれる環境にできます。
同期設定をすれば、自動でファイルがローカルの Google ドライブフォルダにダウンロードされ、クラウドのフォルダと同じ構成で同期ができます。
同期は、ドライブ上にある全てのファイルにするか、設定からフォルダ単位で同期する/しないを選ぶことができます。
私の使い方は、すぐに必要がないファイルは1つの大きなフォルダにまとめておき、そのフォルダはローカルとは同期を切っています (クラウド上のみに保存) 。使用頻度が低いファイルまでローカルに保存されている必要性は感じないからで、Mac の使用データ容量をなるべく小さくしておきたいためです。
Excel, PowerPoint などの Microsoft Office をインストール
Word, Excel, PowerPoint での用途のほとんどはそれぞれ、Google docs, Spreadsheet, Slides でやっています。
理想は Microsoft Office なしで完結することなのですが、一部に Excel や PowerPoint でしかできないこと、あるいは送ってもらったり共有されたファイルは Office なので、自分の Mac にも入れておく必要が残ります。