
今回は7つの習慣からです。
この記事でわかること
- 第5の習慣 「理解してから理解される」
- 仕事での応用 (着想を広げた例)
- 共通点と本質から、大切にしたい姿勢
今回は 「7つの習慣」 から、第5の習慣を取り上げます。
ここから着想を広げ、仕事での応用例をいくつかご紹介します。そして、共通点と本質から考える大切にしたい姿勢を掘り下げています。
ぜひ記事を最後まで読んでいただき、お仕事やプライベートでも参考になれば嬉しいです。
第5の習慣
皆さんは、7つの習慣 という本を読んだことがあるでしょうか?
7つの習慣の第5の習慣は、「理解してから理解される」 です。もともとの英語での表現は、「Seek First To Understand, Then To Be Understood」 です。
この習慣の意味は、先に相手を理解すれば、それが自分を理解してもらうことにつながります。
自分が理解されないのを嘆くのではなく、まずは相手の理解に徹する、ここから始めようという習慣です。
では、第5の習慣から着想を広げ、ビジネスや仕事のシーンに応用してみます。
第5の習慣の応用例
具体的な横展開の例は、以下です。
第5の習慣の応用例
- 信用
- アウトプット
- 価値提供
- カスタマーサクセス
- 挨拶
1つ目の信用は、先に自分から相手を信用します。相手を信用するからこそ、相手から信用が得られると考えます。
2つ目のアウトプットは、まずは自分から、例えば議論のたたきとなるアウトプットをつくり提案します。目の前に具体的なアウトプットがあるので、相手からそれに沿ったフィートバックを具体的なレベルで得られます。
3つ目の価値提供への応用はどうなるでしょうか?
先に価値を提供し、収益は後からという考え方です。最初は赤字でも良いので、まずは相手に価値を提供します。時間軸を長くとって、後からマネタイズをします。
4つ目はカスタマーサクセスです。
まずは 「顧客の成功」 を定義します。そして、顧客と一緒になって相手の成功実現を目指します。その後に、それが巡り巡って自分の成功につながると捉えます。
最後、5つ目は挨拶です。
これは文字通りで、最初に自分から挨拶をします。例えばオフィスで会った時、リモート環境であってもリモート会議で参加しての 「おつかれさまです」 のような第一声は、自分からです。
ここまで、第5の習慣 「理解してから理解される」 の応用例を考えてきました。
共通点は何でしょうか?
「理解してから理解される」 の本質
5つの応用例から、共通点が見えてきます。
相手にとって嬉しいことを、自分が率先して行動する重要性です。
ポイントは行動にあります。そう思っているだけではなくて、良いと思ったことはすぐに実践する、悪い行ないはすぐに辞めます。
本質が見えてきたので、ここからもう少し掘り下げます。
大切にしたい姿勢
姿勢として持っておきたいのは、見返りを期待しない姿勢と行動です。
自分がやったことを、相手もしてくれるであろうという期待は持たないようにします。最初から見返りありきだと、それは贈与ではなく、単なる交換です。
あくまで目指したいのは自分が先に行動をすることで、ここに焦点を当てます。極論を言えば、相手が返してくれるかは関係がないわけです。
自分がやった分が相手から返ってこなくてもいいと考えるのには、理由があります。
返ってこなくてもいい理由
私が思う、自分が行動した分が相手から返ってこなくてもいいと思う理由は、以下です。
返ってこなくてもいい理由
- 自分の行動自体に自己効力感と自己肯定感が高まる
- 他者貢献感から自己幸福感につながる
- 俯瞰して見れば周りも自分もハッピーになれている
行動自体から自己効力感と自己肯定感が向上します。
自己効力感とは自分にはできるという自信、自己肯定感は自分という存在への自信です。自己効力感は Doing 、自己肯定感は Being です。
自分への肯定、他社への貢献感から、自分の幸福感につながります。
自分が行動したという結果、そして行動のプロセスに目を向けます。このアプローチは、7つの習慣の第1の習慣 「主体性を発揮する」 につながります。
自分がコントロールできる 「影響の輪」 に注力をするのです。
まとめ
今回は7つの習慣の中から、第5の習慣 「理解してから理解される」 から着想を広げ、応用例や本質は何かを考えてきました。
いかがだったでしょうか?
最後に、今回の記事のまとめです。
1.
7つの習慣の、第5の習慣は 「理解してから理解される」 。先に相手を理解すれば、自分を理解してもらうことにつながる。まずは相手の理解に徹することから始める。
2.
第5の習慣からの応用は以下。共通点は、相手にとって嬉しいことを自分が率先して行動する重要性。
- 先に相手を信頼をする
- アウトプットを提示する
- 顧客の成功を実現する (カスタマーサクセス)
- 先に価値を提供する
- 挨拶をする
3.
姿勢として持っておきたいのは、見返りを期待しない姿勢と行動。交換ではなく贈与と捉える。
返ってこなくてもいい理由は、
- 自分の行動自体に自己効力感と自己肯定感が高まる
- 他者貢献感から自己幸福感につながる
- 俯瞰して見れば周りも自分もハッピーになれている