
今回は情報編集力、キュレーションについてです。
この記事でわかること
- ニュース記事やリリース情報のチェック方法
- キュレーション力を高める方法
- 情報共有に見返りを求めない (プレゼント)
この記事で書いているのは、情報への向き合い方です。
情報をどう編集するか、キュレーションをしてどうやって共有をしていけばいいかもご紹介しています。
ぜひ、記事を最後まで読んでいただき、参考になれば嬉しいです。
普段の情報チェック
皆さんは普段、どれぐらいニュースや、企業・サービスのリリースをチェックしていらっしゃるでしょうか?
私はニュース記事やリリース情報をチェックするのを毎朝の日課にしています。義務というよりも、ただ好きでやっている感じです。
なぜ好きでやれているかというと、情報のキュレーションプロセスに面白みを感じているからです。
情報の取捨選択の基準
もう1つ質問で、皆さんはその情報をしっかりと見るどうかを、どんな判断基準からやっているでしょうか?
私の場合は一言で言えば、「これが何を意味するのか」 です。もう少し分解すると、次の3つになります。
取捨選択の判断基準
- 自分の仕事にどう関係するか
- クライアント企業の事業やサービスに関係するか
- 世の中にどう影響するか
2つ以上で興味深いと思えば、その情報をしっかりと読み込みます。
3つの視点は、三方よしと同じです。
三方よし
- 売り手 (自分)
- 買い手 (顧客)
- 世間 (社会全体)
情報をキュレーションして共有する
皆さんはニュース記事などの情報を、職場の同僚や知人に共有することはあるでしょうか?
私は、これはと思った情報は、仕事の関係者や知人に共有するようにしています。
ツールは Slack のチャンネルに共有したり、Twitter のダイレクトメッセージや Facebook のメッセンジャーを使います。
他の人に共有する時のポイントは、ニュース記事などの情報を見ながら 「この情報は誰にとって有効なのか」 と 「その人に具体的にどう価値があるか」 のイメージです。
なぜわざわざシェアをするかの根拠が明確になった時に、共有するようにしています。
この 「誰に」 と 「提供価値」 は、マーケティングに通じます。
マーケティングとの共通点
マーケティングではターゲット顧客を設定して、その顧客にとって価値があるであろうものを提供します。
突き詰めればマーケティング活動とは、顧客に競合よりもより高い価値を提供できるかです。
話を情報キュレーションに戻します。情報を共有する時のポイントについて、もう少し掘り下げていきます。
見返りを求めない
これは情報共有に限らずですが、自分が誰かに何かを提供する時に、損得や見返りを考えないようにしています。
自分に返ってこなくても、相手にとって意味があると思うことをプレゼントのように贈与したいと捉えています。
ギブ & テイクではなく、純粋なギブだけです。
むしろ意識するのは、情報共有では相手に本当に意味があるかです。意味がないものをプレゼントしても押し付けになるだけです。
自分にとっての意味
あえて自分にとって何が得があるかと言えば、見返りのない情報共有であっても、自分の情報へのアンテナが磨かれます。
情報の取捨選択の基準に 「あの人に役に立つ情報か」 が加わるからです。掘り下げる情報と、そうではない情報を切り分けることができます。
一見すると直接関係なさそうなニュースやリリースでも、どう関連するかを考えながら読むので理解が深まり、情報の本質理解につながります。点と点がどう結びつくかを考えながら掘り下げていけます。
キュレーションや情報共有のプロセス自体が、自分のためにもなっているのです。
まとめ
今回は情報の編集力、キュレーションについてでした。
いかがだったでしょうか?
最後に、今回の記事のまとめです。
1.
情報の取捨選択の基準 (三方よしと同じ) 。2つ以上で興味深いと思えば、その情報をしっかりと読み込む。
- 自分の仕事にどう関係するか
- クライアント企業の事業やサービスに関係するか
- 世の中にどう影響するか
2.
他の人に共有する時のポイントは、ニュース記事などの情報を見ながら 「この情報は誰にとって有効なのか」 と 「その人に具体的にどう価値があるか」 のイメージ明確化。
この 「誰に」 と 「提供価値」 は、マーケティングに通じる。ターゲット顧客と提供価値 (ベネフィット) の明確化。
3.
情報共有には見返りを求めない。相手にとって意味があると思うことをプレゼントする感覚。意識するのは、相手に本当に意味があるか (単なる押し付けにならないよう注意) 。
4.
見返りのない情報共有であっても、自分の情報へのアンテナが磨かれる。一見すると直接関係なさそうなニュースやリリースでも、どう関連するかを考えながら読むので理解が深まり、情報の本質理解につながる。