
今回は、競争についてです。特にビジネスでの競争を書いています。
- 競争とは何?
- 勝って、さらに勝ち続けるために必要なことは?
こんな疑問に答える内容でブログを書きました。
この記事でわかること
この記事でわかるのは、競争とは何か、勝つための条件についてです。
どうすれば勝てるか、そして、勝ち続けることができるかを書いています。
ビジネスの世界では、互いの競争により市場が発展していきます。競争とは何か、どうすれば勝てるかを理解しておくことは、自分たちのビジネスを有利に進めることにつながります。
ぜひ記事を最後まで読んでいただき、仕事での参考にしてみてください。
競争とは
いきなりですが、競争とは何でしょうか?
競争には、本質的には3つの要素があります。
競争の要素
- 戦う場
- 競争相手
- 自分
競争とは突き詰めると、その戦場において、競争相手に自分が勝つことができるかどうかです。
競争に勝つための要件
では、競争に勝つためには、どうすればよいのでしょうか?
自分たちが勝つために、先ほどの3つの要素に加えて、次の5つを明確にし、実行していきます。
競争に勝つための要件
- 戦う場
- 競争相手と自分 (比較優位と比較劣位)
- 勝ちパターンの実践
- 負けパターンの想定
- 次の布石
以下、それぞれについて順番に解説します。
[要件 1] 戦う場
競争で最初に考えることは、戦場はどこなのかです。
スポーツにたとえると、戦う場所は自分たちのホームグラウンドなのか、アウェイゲームなのかです。戦場がどれだけ自分に有利な環境なのかを見極めます。
ビジネスであれば、市場はどこかです。市場規模、成長性 (プロダクトライフサイクル) 、参入プレイヤーの寡占状況などです。
その市場は、どういう構造になっているのか、参入して儲かるのか、自分たちは勝てるのか、意思として参入したいかの市場の魅力を見極めます。
[要件 2] 競争相手と自分 (比較優位と比較劣位)
競争とは、戦う相手が存在するからこそ競争になります。言葉にすると当たり前ですが、重要な前提です。
競争とは相対的なものです。先ほどの戦う場に加えて、誰と競争しているかです。ビジネスなら競合する企業や商品・サービスです。
孫子は、「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」 という言葉を残しました。
競争相手と自分たちを比較することによって、自分たちの強みと弱みが見えてきます。相対的に比べることによって、比較優位と比較劣位を見定めるのです。
繰り返しになりますが、競争とはあくまで相対的なものであり、比較論です。
[要件 3] 勝ちパターンの実践
戦場で、戦略を実行し勝ちにいきます。
自分たちのリソースを効果的に使い、強みを活かします。または、相手の弱みをついて競争状況を自分たちが有利になるようにします。
大事なのは、何が勝ち筋かを見極めること、そして、意図的に勝ちパターンを戦場で再現することです。
中には、意図しない偶然の要素で勝てることもあります。その時にもなぜ勝てたのかを理解し、再現性を高めにいくことが重要です。
[要件 4] 負けパターンの想定
勝ち筋を見極めると同時に、どうなったら自分たちは負けてしまうかのシナリオを持っておきます。
どういう条件で負けるのかの What if と、もしそうなったらどうするか If then です。戦略では、事前に負けパターンと現実的に起こった場合の対応方針と実行策を用意します。
勝つシナリオと、撤退シナリオの両方があることが大事です。
自分たちの勝利を信じる一方で、勝利への戦略を冷静に疑いながら負けるシナリオも描いておきます。
[要件 5] 次の布石
一度競争に勝ったからといって、今後も勝ち続けるとは限りません。
なぜなら変化が起こるからです。
2つあり、
- 戦う場 (市場環境)
- 競争相手 (競合)
戦場と相手が変わっていくにもかかわらず、自分たちが変わらなければ、これからも勝てる保証はないのです。
次の競争への布石を早めに打ちます。
今の競争をしながら、今後のために種をまき続けるのです。常に新しいことに取り組み、既存の勝負を展開しながら自ら積極的に変化をしていきます。
この両方をやることが、勝ち続けることにつながります。
まとめ
今回は、競争についてでした。競争とは何か、勝つために何をしなければよいかを解説しました。
最後に今回の記事のまとめです。
- 競争には、突き詰めると3つの要素があり、① 戦う場、② 競争相手、③ 自分。
競争とは、その戦場において、競争相手に自分が勝つことができるかどうか
- 競争に勝つための要件は、
- 戦う場
- 競争相手と自分 (比較優位と比較劣位)
- 勝ちパターンの実践
- 負けパターンの想定
- 次の布石