今回は、2023年の振り返りです。
自分にとって2023年がどんな1年だったかの総括と、2024年に向けての抱負を書いています。
✓ この記事でわかること
- 2023年の総括
- 仕事の振り返り
- AI 活用
- アウトプットとインプット
- おすすめの読んだ本 17冊
- その他 (プライベートなど)
- 2024年の抱負
2023年の総括
仕事とプライベートの両方で、全体として充実した良い1年でした。
今年の自分のことを漢字一文字で表すと、「知」 です。
今年の漢字 「知」 は AI (人工知能) からと、AI を活用することで自分自身の知への関わり方も変わったと実感してのことです。
後ほど詳しく書きますが、AI が身近に使えるものになったことで、インプットからアウトプット、仕事の進め方が大きく変わりました。劇的な変化と言っていいくらいです。
AI で象徴的なのは ChatGPT ですが、AI を本格的に使い始める前と後でターニングポイントになったのが今年2023年です。
仕事の振り返り
売上の増大
2023年は、自分が会社の代表をやっている Aqxis (アクシス) の三期目にあたる年でした (2022年11月 ~ 2023年10月) 。
3年目は、これまでに比べて売上が拡大しました。おかげさまでクライアント数が増え、今までの継続していたお客さんに加え、新規でのお客さんともご縁がありました。ルーチン的な長く続いている案件に加え、スポット案件からの売上増です。
売上を客数と客単価に分けると、客数は既存顧客はそのままで新規顧客が増えました。単価は、中には少し上がったものもあり、客数と客単価の掛け算で両方ともで良い形です。
新規でのご相談や問い合わせを年間を通していただけ、Aqxis や自分自身が求められている、必要とされていることを実感できたことがうれしかったです。
案件の多様化
Aqxis ではコンサルティングをメインの事業にしていますが、今年はコンサルティングからのご支援の幅も広がりました。3つありますが、
- BtoC と BtoB の両方での業界や業種に拡大
- 案件の中身は、経営や事業戦略, 商品・サービス開発, マーケティングや営業, マーケティングリサーチまで多岐にわたる
- 一緒にお仕事をする方も、社長, 経営役員, 事業部長, 組織長, 現場メンバーと広がった
メインの仕事は戦略やマーケティングのコンサルティングでクライアントワークになりますが、コンサルティング業ではないコンテンツ提供からも仕事がつくれたのも2023年の Aqxis のハイライトです。
メディアや専門誌への記事寄稿、顧客社内専用のコンテンツ提供です。発展して来年2024年は非公開のセミナー講演も決まりました。
AI の活用
2023年の一番のハイライトは、AI の活用です。
ちなみに、去年2022年12月31の記事には、2023年に向けて次のように書いていました。
2023年にやりたいテーマが、AI の活用です。
今年2022年は、画像生成や文章作成で AI が民主化された年でした。色々なサービスが登場し、全部は追いきれないくらいでした。
AI を使うのは、近い将来に当たり前のようになるはずです。パソコンやスマホのような、AI は空気のような身近にあって当然の存在になると思います。
であれば、今のうちから AI に触っておき、AI をうまく利用できるようになりたいなと。本業にすぐには役に立たないかもしれませんが、始めはおもちゃやゲームで遊ぶ感覚みたいに色々と試してみます。
去年の2022年以前も、使っているサービスやデバイスの中に AI は組み込まれていたので、直接ではなく間接的に AI は使っていたわけですが、今年は2023年は ChatGPT をはじめ、さまざまな AI が組み込まれたツールやサービスを使い、大いに活用できた1年でした。
AI は仕事でもプライベートでも欠かせない存在です。
ChatGPT や、(ChatGPT が実装されている) Bing Chat 、Google Bard の利用用途は、
- 記事や資料の文章要約
- 文章作成や文章の推敲
- 画像生成
- ウェブ検索の代わり
- 仕事での壁打ち
- アイデアの磨き込み (戦略, 商品開発, マーケティング, 営業, マーケティングリサーチ)
- 専門家になってもらってのアドバイス (法務や税務など)
- 英訳・和訳の確認
ChatGPT 以外にも、音楽や動画、スライド資料の自動生成 AI など、おもしろそうだと思ったものはとりあえず使ってみました。
今年1年で、AI は相棒やビジネスパートナーのような存在になりました。
具体的には、クリエイター、壁打ち相手、コーチ、先生、専門家などの様々な役割を担ってくれている印象です。
AI の実務での利用が相当進んだという意味で、2023年は革命的な年でした。
アウトプットとインプット
情報発信
今年も情報発信はライフワークとして充実感を持ってできました。
このブログ以外にも、いくつかの情報発信をしているのですが、情報発信での主なハイライトは、
✓ ブログ
- 今年も毎日更新ができ365本の記事を配信 (2018年5月から1日も欠かすことなく更新ができている)
- ChatGPT を補助的に使うことで、文章の創造活動が俄然おもしろくなった
- 毎日1つはブログ記事のネタと考察の切り口が思いつく仕組みができている
✓ マーケティングレター
- 毎週配信を続け、1週も休むことなく継続中
- こちらも ChatGPT のおかげでブログ同様に執筆のおもしろさが一段階レベルが上がった。何よりもレターを書いていて楽しい
- レターの登録者数が1500人に (レターはこちら)
✓ 音声配信
- Podcast からは視聴者の方々のご縁で、新しくビジネスが始まるきっかけにもなっている。普段から聞いていただけている方なので、こちらのことを理解してもらえた状態からビジネスのスタートができ良好な関係が築ける
- Podcast は日本のマーケティングカテゴリーでトップ 5 に安定的に入っている
- スタエフ (Stand.fm) では配信回数が2000回に。フォロワー数も今年は年間を通して大きく伸び 10,000 人に (2022年末のフォロワー数は 2,245)
アウトプットでやめたこと
今年のちょっとしたハイライトとして、これまでのアウトプット習慣が変わりました。
今までは毎日、紙のノートでの 「思考の整理」 を欠かさずやっていました。時間にしておよそ30分から40分くらいかけ、その日に考えたことの中から最も掘り下げたいテーマを選び、紙ノートに書き出し言語化していくという習慣です。かれこれ5年以上は続いていました。
しかし、今年の途中で ChatGPT を使って思考の壁打ちをするようになり、思考整理の方法が置き換わりました。
紙のノートは今でも使いますが、毎日の習慣として決まった時間に言語化をノートに書き出すというものが、紙から AI 相手になったのは今年2023年を象徴する変化です。
おすすめの読んだ本 17冊
再読も含めて、今年2023年に読んだ本の中でおすすめのものをご紹介します。
仕事に関係するものから17冊ですが、大きく3つのグループに分類します。
✓ おすすめの本の分類
- マーケティング
- マーケ以外のビジネス本 (戦略, 起業・事業開発, 営業など)
- ビジネス向けではないが、本質を横展開するとマーケ等に学びがあった本
では順番にご紹介しますね。
✓ マーケティング (6冊)
- 女子大生、オナホを売る。(リコピン)
- 顧客の 「買いたい」 をつくる KPI マーケティング (佐藤義典)
- マーケターのように生きろ - 「あなたが必要だ」 と言われ続ける人の思考と行動 (井上大輔)
- "未" 顧客理解 - なぜ、「買ってくれる人 = 顧客」 しか見ないのか? (芹澤連)
- 顧客体験マーケティング - 顧客の変化を読み解いて 「売れる」 を再現する (村山幹朗, 芹澤連)
- 「専門家」 以外の人のためのリサーチ & データ活用の教科書 - 問題解決マーケティングの秘訣は、これだ! (米田恵美子)
✓ マーケ以外のビジネス本 (5冊)
- ストーリーとしての競争戦略 (楠木建)
- 解像度を上げる - 曖昧な思考を明晰にする 「深さ・広さ・構造・時間」 の4視点と行動法 (馬田隆明)
- 超入門 ストーリーでわかる 「起業の科学」 (田所雅之)
- 成果に直結する 「仮説提案営業」 実践講座 (城野えん)
- 超一流の会話力 (渡部建)
✓ ビジネス向けではないが、本質を横展開すると学びがあった本 (6冊)
- スリムの成功法則 (九条圭, 佐藤佳穂) → 「体型管理ピラミッド」 とマーケティングとの共通点
- いま、拠って立つべき "日本の精神" 武士道 (新渡戸稲造 (著) , 岬龍一郎 (翻訳) ) → 武士道の7つの徳から目指すべきマーケター像
- あきない世傳 金と銀 (高田郁) → 江戸時代の商人に学ぶビジネスパーソンへの姿勢
- エルマーのぼうけん (ルース・スタイルス・ガネット) → エルマーに学ぶマーケティングで大切なこと
- 面白くて眠れなくなる進化論 (長谷川英祐) → 生物に学ぶビジネスでの生存戦略
- 自分の 「怒り」 タイプを知ってコントロールする はじめての 「アンガーマネジメント」 実践ブック (安藤俊介) → 怒りのプロセスから顧客理解への示唆
インプット情報源
今年2023年のインプットで主に使った情報源は、次のようなところです。
✓ ウェブメディア
- 日経クロストレンド (有料)
- 日経 MJ (有料)
- その他のビジネスメディア (MarkeZine, ITmedia, Marketing Native, AdverTimes, 日経, etc. )
✓ 動画
- YouTube (有料)
- TVer
- オンライン勉強会動画 (有料)
✓ 音声
- Podcast
- Voicy (一部有料)
その他のハイライト
子どもとのかかわり
子どもとの時間を意識してとることは、ここ数年で大事にしています。
たとえば、平日でも午後からは一緒にゲームをして遊んだり、みんなで外を少し散歩したり、近くの公園に行くこともあります。縄跳びの練習をしたり、公園に子どものクラスの友だちがいれば勝手に遊ぶのを見届けたりです。
子どもの勉強を見る時間も意識して増やし、他には習いごとに付き添う時間もとっています。
子どもと一緒にいるだけで気分転換になりリフレッシュできます。仕事から少し距離が取れることで、頭が整理されたり新しいアイデアが思いつくこともあります。
健康
1年を通して一度も体調を崩すことなく、心身ともに良い状態で過ごせ、健康管理は今年もうまくできた1年でした。
運動
体重は 50kg 前後とほぼ一定で安定し、今は 50.5kg とかそれくらいです。
毎朝のランニングやエクササイズ、筋トレ、ストレッチも欠かすことなくできています。1日の歩数は 9,000 ~ 12,000 歩くらいです。
睡眠
睡眠は、最近は8時間とってます。今までは7時間くらいでしたが、8時間に増やしたことで日中に仮眠をとらなくてもよくなりました。
ウェアラブルデバイスで睡眠状態を計測していますが、まくらを変えた効果もあってかスコアは安定して90点前後をとれ、上位 10% のようです。
睡眠の質が良くなると、毎朝の起床ですっきりと目覚めます。今年は365日で朝起きるときに二度寝することは一度もなく、決まった時刻に起きられました。起きてすぐに白湯を1杯飲み、起床後10分でブログの原稿を書くという流れです。
睡眠が充実すると身体の調子が違うので、これからも睡眠は大切にしたいです。
食事
食事は1日に1食のままで、毎朝に次のものを食べています (外食はたまに行く程度です) 。
- 完全栄養食 (Comp)
- きな粉
- 黒ごま
- アーモンドミルク
- 納豆
- ニンニク
- 生姜
- キャベツ (醤油, オリーブオイル, 胡椒で味付け)
- フラクトオリゴ糖 (粉末)
- 水溶性食物繊維 (難消化性デキストリン)
補助として摂っているサプリはこちらです。
- ビタミン C
- ビタミン D
- 亜鉛
2024年に向けて
2024年の漢字一文字
来年に向けて抱負を漢字一文字で表すと、「起」 です。起承転結の 「起」 からで、何かを起こすという字です。
起という一文字に込めた意味は、新しいこと、興味を持ったことをまずはやってみる姿勢を大事にし、取り組むことでの見返りやメリットはあまり考えず、自分のワクワクへの感覚や直感を信じて起こしてみたいと思っています。
大切にしたい価値観と行動指針
そのために大切にしたい考え方があります。人生全体での価値観のようなもので、毎日の生活や仕事の中で、自分がそのように行動できればと思っていることです。
- かっこよく生きる
- 我が身を正しくする (慎独)
- 自分が正しいと思うことをする
- 失敗を恐れずリスクを取り行動しチャレンジする
- ギブファーストで価値を提供
かっこよく生きる
自分から見て 「かっこよく生きているか」 です。他人から 「かっこいい」 と言われたいというよりも、自分自身が自分のことに納得のいく生き方ができているかです。
かっこよく生きているかどうかの判断基準は、自分自身が子どもだった時から見た視点です。
自分が小学生だった時の立場で、今の自分がどう映るかです。小学校2年生の自分をイメージしているのですが、小2の自分から見て、今の自分のような大人になりたいと素直に思えるかどうかです。
なぜ小学2年生かは、「純粋な目」 と 「ある程度の良し悪しの判断ができる」 という2つで一番バランスがよく、イメージしやすいからです。小学生の自分が 「かっこいい」 と思える振る舞いを、今の自分ができているかどうかです。現在の自分が、あの頃の自分から見てそう映り、尊敬される生き方でありたいという考え方です。
我が身を正しくする慎独
かっこよく生きるためには、我が身を正すことを大切にしたいです。
慎独 (しんどく) とは、古典の 「大学」 に書かれている 「君子必慎其独也 (君子は必ず其の独りを慎むなり) 」 から来た言葉です。慎独の意味は、自分1人の時も行ないを慎み、道を外れないようにすることです。
何か後ろめたいことであっても、人が見ていないところではついやってしまうことは人は誰しも起こり得ることでしょう。慎独はその状況でこそ、自分を律することができるかを問います。
自分の行ないや自分自身を律することができるかの判断基準は、誰か他の人が見ているかどうかではなく、あくまで自分自身の中の問題として捉えたいです。
行動指針
行動指針として3つを意識したいです。
- 自分が正しいと思うことをする
- 失敗を恐れずリスクを取り行動しチャレンジする
- ギブファーストで先に価値を提供
* * *
今回は2023年の振り返りと、2024年の抱負でした。
今年もこのブログを読んでいただき、あらためてありがとうございました。
良い新年をお迎えください。