投稿日 2019/04/17

書評: ブチ抜く力 (与沢翼) 。ストイックなまでに本質を追求し、結果を出すまでやり抜く




今回ご紹介したい本は、ブチ抜く力 (与沢翼) です。





  • どんなことが書かれている本?
  • 「ブチ抜く力」 とは?
  • どうすれば圧倒的な成果が出せる?

こんな疑問に答えるブログ記事を書きました。

この本は、与沢翼氏が自らの成功法則を書いたものです。何を考え、どんな行動をしたかが熱量高く書かれています。

内容にとても共感しました。興味のある方はぜひ読んでみてください。


本書の内容


以下は、本書の内容紹介からの引用です。

あの "秒速の男" が地獄の底からカムバック。与沢翼、集大成の1冊が完成!

月収1億円超、4年で個人純資産は70億円、2か月で22kgの減量…

なぜ与沢翼は 「最短・最速」 でブチ抜いた結果を残せるのか?与沢流 「成功法則」 のすべてを明かす!

書かれている内容を一言で言うと、与沢翼氏がなぜブチ抜いた存在になれたかの成功法則です。

ご自身の考え方と行動の仕方が、ビジネス、投資、ダイエットを例に紹介されています。


最重要キーワードは 「センターピン」


キーワードは 「センターピン」 です。

センターピンとはボーリングのピンの先頭にあるピンからのたとえです。先頭のピンを倒せば、後ろのピンが倒れていくように、センターピンとは、ものごとの本質です。最も解決しなければならない、根本的で本質的な問題です。

与沢氏が本書で何度も言っているのは、センターピンというたった一つの本質に全力を注ぎ、結果を出すまでやめないことです。

表現で印象的だったのは、「たった一つの結果のために、魂を売る」 です。そう言い切れるくらい、センターピンという一つのことをやり抜くのです。


ブチ抜く方法


ブチ抜くためのポイントを3つにまとめると、

  • 自分の頭でセンターピンを見極める
  • これだと思ったら、センターピンを徹底的にやり抜く
  • センターピンが変わらない限り、結果を出すまでやめない

この3つは、覚えておいて損はない成功法則です。


センターピンの見つけ方


では、センターピンをどうやって見つけるのでしょうか?

私が思うポイントは、次の4つです。


センターピンの見つけ方
  • 自分の頭で考え決める
  • 小さく始めて、アクセルを踏む
  • 仮説と検証をする
  • 3週間は続ける


それぞれについての補足です。


[方法 1] 自分の頭で考え決める


  • センターピンは自分で見つける。何が本質かを自分で考える
  • たとえ他人から教えられたりヒントをもらったとしても、最後は自分自身で決める


[方法 2] 小さく始めて、アクセルを踏む


  • センターピンを見極めるまでは、小さくやってみる。トライ & エラーを繰り返す
  • これがセンターピンだという確信を持てたら、全力でアクセルを踏む
  • ただし、センターピンだと思っても、やってみて間違っている可能性があることは想定しておく


[方法 3] 仮説と検証をする


  • 「これがセンターピンでは」 と思ったら、すぐに試してみる
  • 間違っていれば、想定と違う結果になったり、反証データが出てくる
  • もう一度センターピンを探すところに戻る


[方法 4] 3週間は続ける


  • センターピンに全力を注ぐのは、最低でも3週間は続ける
  • 3週間は、ひたすらストイックにやり続ける


なお、ストイックとは、与沢氏は本書では 「24時間いつでもそのことだけを考えること」 と書いています。


読んで考えさせられたこと


この本を読んで思ったことです。3つあります。


[思ったこと 1] ひたすら愚直に本質を追求する姿勢


本書では、本質はセンターピンと表現されます。

センターピンを見極めることの大切さ、一度これだと思えばストイックにやり抜きます。全力を注ぎ、最短・最速で結果を出すことにこだわります。


[思ったこと 2] 自分で考えること、自分と向き合うことの大切さ


与沢氏は、ご自身で納得しなければ、誰が何と言おうと自分のセンターピンにはしません。自分で徹底的に調べ、考え、納得がいくまでセンターピンを見極めます。

そのために大切にしているのが自分と向き合う時間です。一人になる時間です。


[思ったこと 3] やること・やらないことが明確なこと


センターピンという1つをストイックにやり抜くということは、それ以外はやらないということです。

自分で決めた、やること・やらないことが明確になっていることも強く印象に残りました。

これは、センターピンを見極めるプロセスを大事にしているからできることです。

小さく始め最初は試行錯誤を繰り返しながら本質を見極めます。一度、これがセンターピンだと決めれば、徹底的に全力をかけて結果を出すまでやり切ります。


まとめ


今回は、ブチ抜く力 という本をご紹介しました。

最後に今回の記事のまとめです。

  • 書かれている内容は、与沢翼氏がなぜブチ抜いた存在になれたかの成功法則。
    ご自身の考え方と行動の仕方が、ビジネス、投資、ダイエットを例に紹介されている。とても興味深く読み、共感する内容が多かった

  • 最重要キーワードは 「センターピン」 。センターピンとは、ものごとの本質。最も解決しなければならない、根本的で本質的な問題。
    ブチ抜くためのポイントを3つ。
    ① 自分の頭でセンターピンを見極める
    ② これだと思ったら、センターピンを徹底的にやり抜く
    ③ センターピンが変わらない限り、結果を出すまでやめない

  • センターピンの見つけ方は、
    ① 自分の頭で考え決める
    ② 小さく始めて試行錯誤で見極め、一度これだと思えば全力でアクセルを踏む
    ③ センターピンは仮説なので間違っていればセンターピンを探すところに戻る
    ④ ストイックに続ける (目安は3週間)

  • 読んで考えさせられたことは、
    ① ひたすら愚直に本質を追求する姿勢
    ② 自分で考えること、自分と向き合うことの大切さ
    ③ やること・やらないことが明確なこと




ブチ抜く力 (与沢翼)

最新記事

Podcast

書いている人 (多田 翼)

Aqxis 代表 (会社 HP はこちら) 。Google でシニアマーケティングリサーチマネージャーを経て独立し現職。ベンチャーから一部上場企業の事業戦略やマーケティングのコンサルティングに従事。

ブログ以外にマーケティングレターを毎週1万字で配信しています。音声配信は Podcast, Spotify, Amazon music, stand.fm からどうぞ。

名古屋出身、学生時代は京都。気分転換は朝のランニング。