
今回は、アイデア発想術と、働き方・キャリアへの応用です。
- アイデア術 「メラキアの法則」 とは?
- メラキア法則の本質
- 働き方やキャリアへの応用
こんな疑問に答える内容を書きました。
この記事でわかること
- アイデアを生む 「メラキアの法則」
- 弱みを強みにする方法
- 働き方やキャリアへの応用
記事の前半はメラキアの法則とは何かをご紹介し、後半は本質をキャリアへ横展開しています。
ぜひ記事を最後まで読んでいただき、お仕事やキャリアへの参考にしてみてください。
アイデア発想術 「メラキアの法則」
皆さんは、メラキアの法則をご存知でしょうか?
ヒントは、「メラキア」 を逆から読んでみてください (メラキア → あきらめ) 。
メラキアの法則とは、アイデアが生まれない制約条件をあえて、メリットと捉えて発想を変えて解決策やアイデアを生み出す方法です。「あきらめ」 をして、制約を逆さにするのです。
メラキアの法則の例
例えば、プロダクト開発で、製品を小さくするためのアイデアを考えているとします。
小型化の解決策がどうしても思いつかない場合、発想を転換します。大きいことをメリットと捉え、むしろ大きいほうがいいという見立てからアイデアを考えていくわけです。
具体例は、後付にはなりますがポストイットにメラキアの法則が当てはまります。
粘着力を強くするのではなく、弱いことをメリットと捉えなおし付箋という商品が生まれました。
メラキアの法則の本質
メラキアの法則の本質は何でしょうか?
私の一言は、弱みの強みへの転換です。
弱みを直接解決できないと判断し (受け入れてあきらめ) 、弱みを活かすためにはどうするかの発想転換をします。
どんなものにも、ものごとには二面性があります。事実は同じでも、見方や視点・切り口を変えることによって弱みが強みになるわけです。逆もあります。
では、メラキアの法則の本質は、何かに応用できないでしょうか?
ここからは、本質の横展開として、働き方やキャリアに当てはめてみます。
働き方への応用
それでは、働き方にはどのような応用ができるでしょうか?
自分の弱みを克服したり伸ばそうとするのではなく、その特徴を受け入れ強みに変えられないかという発想の転換です。
例えば、自分の意見を強く主張したり押し通すのが苦手だと思っているとします。苦手意識なので弱みと捉えています。
主張する力を伸ばそうとするのではなく、そういう自分のキャラクターを受け入れ、主張よりも相手の言うことを傾聴する、まずは理解することに徹する考え方に変えてみるとどうでしょうか。
リーダーになったとしても、皆を引っ張る強いリーダーシップではなく、目指す目的やビジョンとメンバーへの貢献をするサーバントリーダーシップを実践します。
では、弱みを強みに転換するためには、どうすればいいでしょうか?
弱みから強みへの転換方法
弱みを直接克服するのではなく、特徴を変えずに強みにする方法は、次のようにしていきます。
弱みから強みへの転換ステップ
- 自分の足りないものを認識する (客観視)
- 弱みではなく、1つの特徴だと捉え直す
- その特徴が強みとして活かすためにはどうすればいいかを考える
自分の何かを弱みだと思ってしまった時は、むしろチャンスだと捉えてみましょう。
心の中で 「ちょうど良かった」 と思うわけです。言葉を変えるだけで、その特徴を肯定的に捉えられるようになります。
まとめ
今回は、アイデア発想術の 「メラキアの法則」 と、法則の本質を働き方・キャリアに応用しました。
皆さんは、ご自身の中にどんな弱みを持っているでしょうか?弱みをコンプレックスのままにしておくのではなく、むしろ良いことだとメリットとして捉え直し、どんな強みに転換できるかをぜひ考えてみてください。
最後に今回の記事のまとめです。
1.
アイデア発想術 「メラキアの法則」 とは、アイデアが生まれない制約条件をあえてメリットと捉えて発想を変え、解決策やアイデアを生み出す方法。「あきらめ」 をして逆に考える (あきらめ → メラキア) 。
2.
メラキアの法則の本質は 「弱みの強みへの転換」 。弱みを直接解決できないと受け入れ、弱みを活かすためにはどうするかの発想転換。
3.
働き方やキャリアへの応用は、自分の弱みを克服したり伸ばそうとするのではなく、その特徴を受け入れ強みに変えられないかと考える。
4.
弱みから強みへの転換ステップ
- 自分の足りないものを認識する (客観視)
- 弱みではなく、1つの特徴だと捉え直す
- その特徴が強みとして活かすためには、どうすればいいかを考える
5.
自分の何かを弱みだと思ってしまった時は、むしろチャンス。心の中で 「ちょうど良かった」 と言葉を変え、その特徴を肯定的に捉えてみよう。