
今回は、書評です。
ご紹介する本は、岩田さん - 岩田聡はこんなことを話していた。 です。
- 何が書かれている本?
- ゲーミフィケーションの法則とは?
- 伝説のゲーム開発者のユーザー視点になる方法
こんな疑問に答える内容を書きました。
この記事でわかること
- 書籍 岩田さん - 岩田聡はこんなことを話していた。 の概要
- ゲーミフィケーション
- マーケティング (ユーザー視点になる方法)
この本は考えされられることが多かったです。
記事では、その中から特に興味深いと思ったものを3つに絞ってご紹介しています。
ぜひ記事を読んでいただき、お仕事やキャリアへの参考にしてみてください。
この本に書かれていること
この本を一言で言えば、岩田さんが語ったこと・書いたことのアルバムのような本です。
ほぼ日に記載された記事を集め、岩田さんのものの見方、考え方を知ることができます。
ゲーム開発者として、リーダーや経営者として、人として、岩田さんが何を大切にされていたのか、どんな振る舞いや言葉、行動をしてきたのかを興味深く読めます。
以下は、内容紹介からの引用です。
任天堂の元社長、岩田聡さんのことばをまとめた本です。
ほぼ日刊イトイ新聞に掲載されたたくさんのインタビューや対談、そして任天堂公式ページに掲載された 「社長が訊く」 シリーズから重要なことばを抜粋し、再構成して1冊にまとめました。
天才プログラマーとして多くの名作ゲームを生み出し、任天堂の社長としてニンテンドー DS や Wii など革新的なゲーム機をプロデュースした岩田聡さんの、クリエイティブに対する思いや経営理念、価値観、ポリシー、哲学などが凝縮された本です。
興味深かったこと (3つ)
特に考えさせられ、興味深いと思ったのは次の3つです。
読んで興味深かったこと
- ゲーミフィケーション
- 「宮本さんの肩越しの目線」
- 2つの差別化
以下、それぞれについて順番にご説明します。
[興味深かった 1] ゲーミフィケーション
皆さんは、ゲーミフィケーションという言葉はご存知でしょうか?
ゲームに熱中してハマっていくプロセスを一般化したものがゲーミフィケーションです。ゲームだけではなく、ビジネスなど汎用的に使えます。
今回ご紹介している本 岩田さん - 岩田聡はこんなことを話していた。 から、ゲーミフィケーションのフレームとして以下を学べました。
ゲーミフィケーションのサイクル
- 興味
- 行動
- 達成
- ご褒美
このサイクルがまわり続けるのは、つまりゲームにハマっていくのは、
行動の労力 < ご褒美
となる場合です。
ステージやストーリークリアという達成から、何かしらのプレイヤーへのご褒美が与えられ、ご褒美が苦労や労力を上回るものだと、次もまたこの快感を得たくなります。
次のサイクルに入る動機となり、ゲームにますますのめり込んでいくのです。
ゲーム開発者に求められるのは、どんな 「ご褒美設計」 をするかです。
こちらについて、詳しくは別の記事で書いています。よければ、ぜひご覧ください。
[興味深かった 2] 「宮本さんの肩越しの目線」
この本は、マーケティングの観点からも興味深く読めます。
中でも印象的だったのは、「宮本さんの肩越しの目線」 です。これは何かと言うと、ユーザー視点になる理に適った方法です。
任天堂の伝説のゲーム開発者・宮本さんのエピソードからです。
宮本さんは開発しているゲームを、そのゲームをよく知らない人を呼んできて、プレイ方法や開発状況などを特に説明せずにコントローラーを渡してプレイしてもらっていたそうです。
ゲームプレイの様子を、宮本さんはその人の真後ろから覗いていました。岩田さんはこのアプローチを 「肩越しの目線」 と表現されています。
この方法が理に適っていると思った理由は2つです。
宮本さんの肩越しの目線
- ユーザーと同じ視座と目線になれる
- 素直な目で観察できる (つくり手のバイアスを除ける)
観察から入って気づきやネクストアクションにつなげる方法です。このやり方は、意思決定と実行プロセスの OODA ループに通じます。
なお、「宮本さんの肩越しの目線」 については、別の記事でご紹介しています。ぜひこちらも読んでみてください。
[興味深かった 3] 2つの差別化
差別化についても、岩田さんの言葉から考えさせられました。
一般的には差別化と言えば、ビジネスであれば競合他社とどんな優位性を築くかです。これは 「他者との差別化」 です。
この本からの気づきは、もう1つの差別化です。それが 「自己との差別化」 です。
自己との差別化とは、今まで自分 (たち) がやってきたこととは違うことをやります。今までにやってこなかったことで、意図的に自己変容をするわけです。
他者との差別化から自分を変えていくとともに、過去の自分とも変えていくという2つの変化の仕方があるのです。
2つの差別化についても、別の記事で取り上げています。ぜひこちらもご覧ください。
まとめ
今回は、岩田さん - 岩田聡はこんなことを話していた。 という本をご紹介しました
最後に今回の記事のまとめです。
1.
この本の一言は、岩田さんが語ったこと・書いたことのアルバムのような本。
ゲーム開発者として、リーダーや経営者として、人として、岩田さんが何を大切にされていたのか、どんな振る舞いや言葉、行動をしてきたのか、ものの見方、考え方を興味深く読める。
2.
読んで興味深かったこと
- ゲーミフィケーション (人が熱中する法則)
- 「宮本さんの肩越しの目線」 。理に適ったユーザー視点になる方法
- 2つの差別化 (他者と自己)
岩田さん - 岩田聡はこんなことを話していた。 (ほぼ日刊イトイ新聞)