今回は仕事の受け方についてです。
新しく入ってくる仕事を受けるかどうかの判断基準をご紹介します。
✓ 新しい仕事を受けるかの判断軸 (5つ)
- 1. 「なぜ自分がやるか」 に答えられるか
- 2. もし報酬がゼロでもやりたいか
- 3. それをやると世の中はどう良くなるか
- 4. 一緒に働く人との相性 (人間性)
- 5. 得られる資産
新規の相手から依頼があった仕事を引き受けるかどうかの判断軸を、上記の五つで掘り下げています。
ぜひ記事を最後まで読んでいただき、お仕事やキャリアでの参考にしてみてください。
この記事での前提
まず最初に前提となることを書いておきます。
以前に勤めていた会社を辞めてから、独立して働いています (2020年11月現在) 。
主な仕事は経営や事業の戦略、マーケティング、プロジェクトマネジメントなどの支援やコンサルティングです。ベンチャー企業から一部上場企業までと様々ですが、いずれも企業と直接契約をしています。
今回掘り下げる新しい仕事を受けるかというのは、相手企業からの依頼を自分の事業として新規で扱うかどうかです。
新しい仕事を受けるかの判断軸
今回ご紹介したい判断軸は、次の五つです。
✓ 新しい仕事を受ける判断軸
- 「なぜ自分がやるか」 に答えられるか
- もし報酬がゼロでもやりたいか
- それをやると世の中はどう良くなるか
- 一緒に働く人との相性 (人間性)
- 得られる資産
ではそれぞれについて順番にご説明します。
[判断軸 1] 「なぜ自分がやるか」 に答えられるか
一つ目の判断軸は、その仕事をなぜ自分がやるかに自分なりの答えが見出せるかどうかです。
他の人でも誰でもできそうなことは、積極的には受けないようにしています。心から自分が 「やりたい」 と思え、その理由をシンプルに言語化できることが判断軸です。
[判断軸 2] もし報酬がゼロでもやりたいか
二つ目の基準は、お金ではない意義を持てるかどうかです。
仮に全くお金が支払われず報酬がゼロだったとしても、それでもやりたいと思えることを大切にしています。報酬を取り除いた時にお金以外の具体的なモチベーションを掘り下げます。
もし報酬がゼロだったとして、その案件の魅力が色あせるなら仕事は受けないようにしています。
[判断軸 3] それをやると世の中はどう良くなるか
関わる仕事の商品やサービス、ビジネスを支援し貢献することによって、ユーザーや顧客、ひいては世の中にどのような影響が与えられるかです。
社会が良くなると自信を持って言える仕事になるのか、自分自身がそう信じられるものかを判断します。
三方よしの考え方で言う 「世間よし」 への視点です。
[判断軸 4] 一緒に働く人との相性 (人間性)
四つ目の判断基準です。
一緒に働くであろう人との相性や、その人の人間性を少しでも深く理解するようにします。
本格的に働く前の段階では限定的になりますが、直感的な印象からも相手に違和感を感じればその正体は何かを掘り下げます。
自分の経験や周りを見たり、知人の話からも、仕事にやりがいが見出だせなくなる、続かない要因に人間関係があります。
その人と心から一緒に長く働きたいと思えるかどうかは、大切にしたい判断軸です。
[判断軸 5] 得られる資産
五つ目の判断軸は、その仕事を通してどんな自分の資産が蓄積できるかです。ここで言う資産とは、経験、知見、専門スキルです。
これまでやってきたことを強化するのか、既存のことの応用か、それとも全く新しいチャレンジをすることによって、どんな自分の資産がストックとして築けるかを考えます。
まとめ
今回は、新しく入る仕事を受けるかどうかの判断基準をご紹介しました。
最後にまとめです。
新しい仕事を受けるかの判断軸
- 「なぜ自分がやるか」 に答えられるか
- もし報酬がゼロでもやりたいか
- それをやると世の中はどう良くなるか
- 一緒に働く人との相性 (人間性)
- 得られる資産