2015/12/16

おもちゃ病院の提供価値




自宅の近所に、「おもちゃ病院」があります。

これは日本おもちゃ病院協会というボランティア団体が運用している、壊れたおもちゃを修理してくれる病院です。

おもちゃを修理してくれる先生 (ドクター) は、主に中高年のシニア男性。彼らはボランティアで活動をしています。以下は日本おもちゃ病院協会のウェブページからの引用です。

おもちゃドクターの会員は、長年の経験や専門技術を活かすことで誇りを持って地域おもちゃ病院でボランティア活動を行っています。

お子さん達からの「おじさん!ありがとう!」の声が嬉しいのです。笑顔がこぼれます。

こわれたおもちゃを直すことによって、資源の消耗を少しでも減らすことは、大切なリサイクルであり、消費者の使い捨ての意識の改善にも役立ちます。

ともすれば家庭に引きこもり傾向にあるシニアのみなさん。どんどん外に出ておもちゃ病院活動に参加してください。おもちゃ病院活動に参加するシニアの皆さんは生き生きと元気に活動されています。

修理は、ドクターが直接行ないます。接着剤や、ハンダつけ、回路テスターやラジコン検波器製を使って、壊れてしまったおもちゃを直すそうです。

修理できるおもちゃは、電池などで動くラジコンやロボットや電車、人形などです (おそらくですが、ゲーム機などのおもちゃは対象外なのではと思います)。

今回利用したのは、2才の娘のおもちゃを修理するためでした。

犬の人形で、スイッチを入れると両手足が動き、可愛らしく前に進むおもちゃです。ある時からスイッチをオンにしても動かなくなり、ダメもとで「おもちゃ病院」に行ったのが前回でした。

修理できたとの連絡を受け、娘と受け取りに行ってきました。

修理された犬のお人形を見て、娘はうれしそうでした。修理費として、前足内の稼動パーツ交換費のみがかかりました。200円です。

その場には、他にも5組ほどが、家族で修理の依頼、もしくは修理されたおもちゃを受け取っていました。修理されたおもちゃを受け取って喜んでいたのは、子どもだけではなく親もうれしそうにしていたのが印象的でした。特にお父さんが、です。

おもちゃ病院が提供している価値は、壊れたおもちゃをもう一度遊べるようにしてくれることです。あらためて思ったのは、単におもちゃが直るだけではなく、おもちゃの修理を通して「おもちゃへの思い出や記憶も蘇らしてくれること」が価値なのではということです。

修理したいおもちゃを説明するお父さんが、壊れる前の状態をすごく細かく説明していました。「こういうふうに動き、その時にはこんな音が出る。」

そのおもちゃは、予想するに自分が小さい時に遊んだもので、子どもに譲ったものなのでしょう。もしかしたら、直して欲しいと願っているのは子どもよりも、お父さんのほうかもしれません。


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