なぜ、あの会社は儲かるのか? - ビジネスモデル編 という本で取り上げられていたビジネスモデルの1つに、小松製作所の KOMTRAX (コムトラックス) がありました。
小松製作所
小松製作所は日本の世界に誇る建設機械・重機械メーカーです。 Wikipedia を見ると、建設機械の日本でのシェアは1位、世界で2位です。日本以外にも南北アメリカ、ヨーロッパ、CIS、中近東、アフリカ、東南アジア、オセアニア、中国にグループ企業を展開しています。TOPIX Core30 銘柄の一社に選ばれています。
紹介されていたコマツのビジネスモデルは、KOMTRAX という IT サービスを中心にしたものです。そこには、建機というモノの販売からもう一歩踏み込んだ秀逸なビジネスモデルがありました。
良いビジネスモデルの条件
ビジネスモデルが成り立つ条件として、以下の2つが重要です。
- エンドユーザーや顧客に既存のモデルよりもより高い価値または低いコストが提供される
- ビジネスモデルの関係プレイヤー (ステークホルダー) 全員に Win-Win が成立する
今回のエントリーでは、冒頭で書いたビジネスモデルが成立する2つの要素について、コムトラックスを例に考えます。