
リーダーシップについてです。2つの古典から、リーダーとはどうあるべきかを書いています。
エントリー内容です。
- 根本を正すことが肝要
- リーダーこそ 「我が身を正せ」
- 「慎独」 から我が身を正しくする
戦略/ビジネスモデル, スタートアップ, マーケティング, プロダクトマネジメント, リーダーシップ, マーケティングリサーチ, データ分析, 書評, 人生/生き方 (Posted by 多田 翼)
Google X の統括者であり、同組織において “ムーンショット (アポロ計画の月面着陸に匹敵するほどの壮大な挑戦や課題) 号艦長” という肩書も持つテラー氏。
機械学習を用いた投資マネジメントや、ウェアラブルデバイスを利用した身体モニタリングを行なうビジネスなどを起業するなど、科学者や発明家、起業家などの側面に加えて、小説や脚本の執筆を行なうなど、多彩な活動を展開している。
もう1つ重要なこととして、「できるだけ現実の世界に出て行って試すこと」 を挙げた。
「学習して早く改善するには、実際に経験することです。オフィスの中で頭をかきながら『世の中はこうだろう』と想像するだけでは無理があります。Google X が行っている活動で言えば、5~6年前は、自動運転車や空飛ぶ風力発電機、スマートコンタクトレンズのベータテストなどは無理だと思われていました。ところが我々は、すでにこれらを世の中に出して試しています。そして大いに失敗することによって、そこから学べるわけです。学びを活かして、さらに改善する、これを繰り返していくことが大事です。」
テラー氏は、都市についても 「テストをして失敗し、そこからフィードバックを得る」 というサイクルを行なうべきだと語った。
「都市の将来を完全に予測できる人はいません。専門家がある程度の予測を行なうことはできますが、絶対とは言えない。それを考える唯一の方法は、試してみることです。失敗はできるだけ早期に起こったほうがコストがかからないので、『失敗してもいいのだ』という環境を作ることが大事です。また、テストを行ったときに、問題を早く見つけた人に報酬を与えることも必要です。」
テラー氏は 「実際に試して失敗すること」 の大切さについて言及した。
「失敗には、良い失敗と悪い失敗の2種類があります。かなりの金額を使ってから起こる失敗が悪い失敗です。創造性を持ち、予防策としてたくさんの“良い”失敗をできるだけ早く経験することが大事。」