投稿日 2010/02/24

マーケティングで見る浅田真央とキム・ヨナ

バンクーバー五輪で女子フィギュアのショートプログラム(SP)が行われました。結果は浅田真央が73.78点で2位、キム・ヨナは78.50点で1位。報道結果でしか知りませんが、二人ともノーミスでの非常にハイレベルな演技だったようです。

この前の日曜だったかと思いますが、「NHKスペシャル 浅田真央 金メダルへの闘い」という番組が放送されました。浅田真央とそのライバルであるキム・ヨナの今シーズンに焦点を当てたもので、見ていて思ったのが、二人の取り組みの方向性が対照的だということです。

簡単に書くと、次のようなものでした。
投稿日 2010/02/20

書籍 「論点思考」

論点思考 という本をご紹介します。



エントリー内容です。

  • 本書の内容
  • 読んで印象的だったことを4つをご紹介
投稿日 2010/02/14

私的英語勉強法

まだまだ試行錯誤が続くと思いますが、ひとまず現時点の状況を整理してみました。今回ご紹介するのは、次の4つです。
1.オンライン英会話
2.Podcast
3.ネット記事
4.NHKラジオ (現在休止中)


■オンライン英会話

以前の記事(http://ameblo.jp/beat283/entry-10430697161.html)でご紹介したこともある、Skype(スカイプ)を使ったオンラインでの英会話レッスンです。今年になってから始めたのですが、平均すると週一くらいのペースで続けています。メリットはネットを駆使した運営による低コスト(1レッスン300~400円くらい)。比較的レッスン時間も幅があるのもいいところです。図では「読む」「話す」で△をつけていますが、これはスカイプのチャットを補足的に使うからです。

一方、もともと期待はしていなかったのですが、会話の質は友達との”おしゃぺり”感覚。個人的には、政治・経済・ニュースやマーケティングに関することが話せるようなレッスンであればなお良いです。最も、まずはそれが話せるぐらい自分の英語力を向上させることが先決かもしれませんが。以下のサイトに、いくつかのオンライン英会話が紹介されているので、興味のある方は参考にしてみてください。
※比較サイト http://eigokoryaku.com/school/school_50_philipteacher.html


■Podcast

iTunesにダウンロードして、iPodから聞くPodcast。感覚的には、英語のラジオ番組をiPodで持ち歩くイメージです。ダウンロードしているのは、主に次の3つです。
・ CNN News Update http://www.cnn.com/services/podcasting/?eref=newscast
・ BBC Radio Newspod http://www.bbc.co.uk/radio/
・ Wall Street Journal This Morning http://online.wsj.com/public/page/podcast.html

Podcastの使い方は2通りあります。1つは、普通にリスニングとして。もう一つは、聞くというよりも音楽のように英語をただ浴びることです。具体的な状況で言うと、通勤時間で新聞や本を読んでいる時に、イヤホンからは英語を流しっぱなしにしておきます。その時に集中しているのはむしろ本などの文字のほうで、耳から入る英語は”聞いていない”こともあります。

こんな聞き方が果たして有効かどうかは断言はできませんが、なんとなく経験上、ひたすら英語を耳に入れておくと英語のイントネーションに耳が慣れていくように感じます。余談ですが、よく一緒に仕事をする方で中国出身の方がいます。その方は日本に住んでもう長いのですが、日本語はほぼ違和感なく話されます。その方が以前に言っていたのは、「家にいる時にはテレビかラジオをつけっぱなしにしておきひたすら日本語を耳に入れることをした」と言っていました。この時に、リスニングを意識すると続かないので、音楽のようにただ流すだけだったそうです。

話を戻しますが、平日の通勤時間を使ってだいたい1.5時間くらいは耳に入れています。1年で200日出勤するとして、単純計算で年間で300時間です。


■ネット記事

無理矢理に毎日の日課にしているのですが、英語の記事を1日に1つ以上は読むというものです。よく使っているのは、アメリカのYahoo!のポータルページです(http://m.www.yahoo.com/)。日本と同じようにトピックスがあるので、そこから気になるものを1つ選び読むようにしています。たまに日本よりも早く情報が出ていることがあるので、情報収集としても有効です。ちなみに、最近で言うとホンダのエアバック絡みのリコールは、アメリカのYahoo!から知りました。

実はこの1日に1つ英語の記事を読むというのは、GW07さん(http://twitter.com/GW07)がブログかツイッターでご紹介されていた方法です。詳細まで読み取れないこともしばしばですが、自分の頭を鍛えるためにも今後も続けたい学習法です。


■NHKラジオ

以前にやっていた勉強法です。平日夜の22:35からのビジネス英語をよく聴いていましたが、最近はその時間までになかなか家に帰れないことが多いので、今はお休み中です。「実践ビジネス英会話」(http://www.nhk.or.jp/gogaku/english/business2/#listen)は話題自体もおもしろかったので、今後、仕事に余裕が出てくれば再開したいと思います。



以上、4つをご紹介しました。これ以外にももっといい方法が出てくるかもしれませんので、新しいことも取り入れていきたいなと思います。思えば大学入試からの持論なのですが、英語は少しでも毎日触れたほうがいいと思っています。その意味で、これからも続けていきたいです。

投稿日 2010/02/13

ハッピーターンからマーケティングを考える

あまりの衝撃で思わず衝動買いをしてしまいました。「ハッピーパウダー200% ハッピーターン」です。(画像1)



ハッピーターンはあの粉があってこそのハッピーだと思っていますが、この商品はその粉が従来品よりも2倍になったらしいのです。セブンイレブンにて、50g入りで105円だったのですが、これ以上の量だとやや重いかもしれませんが、一個目に食べた時は確かに普通のものより「濃い」印象でした。



ところで、「経営戦略立案シナリオ」(佐藤義典 かんき出版)には市場について次のように書かれています(この本では、全体の話の流れから市場を「戦場」と表現しています)。
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(p55より引用)
実は、昔から競合は顧客が決めていた。ただ、同じ価値を提供するのは昔は同業者だけだったので、顧客のベネフィットを意識しなくても、”たまたま”同業者だけを意識していればよかった。 しかし、今は違う。 (中略) 顧客が「戦場」を決める。戦場が決まる基準は、業種・業態ではなく、「顧客にとっての価値」だ。
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これはどういうことかと言うと、競合というのは消費者の頭の中で選択肢として浮かんだものである、という考え方です。つまり、売り手が設定するのではなく、あくまで買い手(消費者)が決めるというもの。

例えば、本ではマクドナルドが例として挙げられていますが、彼らの競合は、ハンバーガー市場だけではなく、
・ 手早く安く済ませたい (競合例.浮かんだ選択肢は牛丼専門店)
・ 机で食べるためのテイクアウト (競合例.浮かんだ選択肢はコンビニ弁当)
・ 食後のコーヒーを飲みたい (競合例.浮かんだ選択肢はスターバックス)
・ 休日に家族で外食として (競合例.浮かんだ選択肢はファミレス)
・ ちょっとだけ店内で無線LANを使用したい (競合例.浮かんだ選択肢はネットカフェ)
といった感じです。



やや恐縮ですが、仮に何かお菓子を食べたいと思った時に、自分の頭に浮かんだ競合を整理してみました。
競合が多いか少ないか × 定番商品かどうか
のマトリクスで考えています(画像2)。



■定番・競合多い
ポテトチップやチョコレート、ガムなど
ポテトチップと言えばカルビーですが、多くのメーカーが販売しています。チョコやガムなどと同様、選ぶのに迷ってしまうほど、選択肢はたくさんあります。

■定番・競合少ない
ハッピーターン、カール、かっぱえびせん、カラムーチョ、うまい棒など
ここにハッピーターンは入ります。あの味は、ハッピーターン以外ではなかなかないのではと思います(単に知らないだけかもしれませんが)。それ以外にも、独特の商品が思い浮かびます。つまり差別化されたお菓子。

■一発屋・競合多い
ナタデココやベルギーワッフル
このセグメントはすぐに思いつかなかったのですが、一時大流行した時のナタデココやベルギーワッフルなどは、複数のメーカーが参入していたように記憶しています。

■一発屋・競合少ない
サイバー菓子(ねるねるねるね など)
一般用語になっているか定かではありませんが、ねるねるねるねなどに代表される「サイバー菓子」です。これは競合は(おそらく)少ないものの、短期の商品サイクルでたくさん出ていたんじゃないかと思います。当時のCMも印象的でした。



「経営戦略立案シナリオ」には、戦略要素として次の点を挙げています。
1.戦いやすい戦場で(市場で)
2.独自資源を活かし、差別化された商品を
3.ターゲットとなる顧客に対し
4.わかりやすく伝えること
そして何より重要なことは、この4点に対して「一貫性があること」である、としています。

今回買った「200%ハッピーターン」でこれらの点を考えた時に、
1.お菓子の中でも独特のポジションを築いている
2.粉をうまく接着させる技術(パウダーポケット)があり、他のお菓子にはない味を持つ(差別化)
4.「ハッピーパウダー200%」とわかりやすい商品名
の3つは一貫性がありそうです。そして、3.ターゲット顧客については予想の範囲でしかわからないですが、コンビニ先行販売という点ももしかしたら関係しているのかもしれません。



最後に
上記はあくまで個人的な「頭の中」での競合状況で、人によっては異なるかもしれません。あなたがお菓子を買った時、その時に思い浮かんだ他の選択肢は何でしたか?



※パウダー200%ハッピーターン
http://www.kamedaseika.co.jp/item/itemDetail.html?itemId=446

※ハッピーターンのサイト
http://www.happyturn.com/

※ねるねるねるね
http://www.kracie.co.jp/products/neruneru/index.html

※ねるねるねるね Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%AD%E3%82%8B%E3%81%AD%E3%82%8B%E3%81%AD%E3%82%8B%E3%81%AD

※経営戦略立案シナリオ
http://www.amazon.co.jp/%E7%B5%8C%E5%96%B6%E6%88%A6%E7%95%A5%E7%AB%8B%E6%A1%88%E3%82%B7%E3%83%8A%E3%83%AA%E3%82%AA-%E3%81%8B%E3%82%93%E3%81%8D%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%8D%E3%82%B9%E9%81%93%E5%A0%B4-%E4%BD%90%E8%97%A4-%E7%BE%A9%E5%85%B8/dp/4761264284

http://www.amazon.co.jp/経営戦略立案シナリオ-かんきビジネス道場-佐藤-義典/dp/4761264284


投稿日 2010/02/11

twitterをやっていて思うこと

少し古い話題ですが、去年の「日経MJ 2009年ヒット商品番付」において、西の小結に選ばれたのがtwitter(ツイッター)でした。今回はこのツイッターについてです。

アカウント自体は割と前に取得していたのですが、当時は一度もつぶやかずに取得しただけでした。今年になり、鳩山首相(http://twitter.com/hatoyamayukio)が始めたりだとか、メディアにもよく登場するようになったように感じたので、そういえばと自分が取得したアカウントを思い出したのです。



再開(?)の目的は、「インプット」「アウトプット」としての2つです。


■インプットとして

文字通り、情報収集ツールとしての活用です。普段の(メディアからの)情報収集は、本、新聞、ネットのニュース記事、ブログなどですが、これにツイッターも加えてみようと思ったからです。色々と調べて見ると、ツイッター上には気になる人が色々とつぶやいています。また、よく読んでいるブロガーのつぶやきもおもしろかったりします。わずか140文字以内の「つぶやき」にすぎませんが、なるほどを思ったり、URLのリンクもあるので、自分の知らなかった情報が得られるところがいいです。

これ以外にも、気になるキーワードからどんなつぶやきがされているのかという使い方もあります。マーケティングなどの自分の仕事に関するもの、トヨタやiPad、政治、経済などのニュースに関するキーワードです。もちろん、その全てが自分にとって有用ではないのですが、(これまでの)ネット検索とはまた違う情報収集だと思います。


■アウトプットとして

これは、自分が考えたことだったりちょっとした気になることだったりをつぶやくことで、頭の中を整理できたりします。例えば、ブログに書くほどではない内容を気軽に表現したりできる点。ブログにアップさせるためには、それなりの文章構造になっていなければならないと考えているのですが、140文字以内ということで、気にしなく勝手につぶやくことができます。

また、おもしろいと思った記事についてだったり、本を読んでいて気になった言葉をつぶやくこともあります。最近思うのですが、読んでいる本の気になった箇所についてつぶやくことで、よりその内容を理解できるように感じます。



このように、インプット・アウトプットとして活用しようと思っていますが、一方でまだまだツイッターを十分に使いきれていないと思っています。というのも、ツイッター関連のツールでまだまだ知らないものも多く、今現在使っているものでも十分に使いきれていないのではと思うからです。ちなみに現在よく使っているのは、「HootSuite(http://hootsuite.com/)」と「bit.ly(http://bit.ly/)」の2つです。

HootSuiteはいろんな人のつぶやきをタブや表示機能で整理できるところ、bit.lyはURLを短縮することができ140文字以内に収めることができるところが使っている理由です。



一方で、twitterに時間を使いすぎてはいけないなとも思います。ちょっとした空き時間で使うなど効率よく使っていきたいものです。自分がフォローしている全てのつぶやきに目を通すのはほぼ不可能ですし、その中で自分にとってどれだけ有用な情報を得られるかを意識して利用したいと思います。


投稿日 2010/02/05

書籍 「ユニ・チャーム SAPS 経営の原点」


Free Image on Pixabay


ユニ・チャーム SAPS 経営の原点 という本をご紹介します。




SAPS とは


SAPS は、S:Schedule、A:Action、P:Performance、S:Schedule の頭文字です。それぞれの表す意味は次の通りです。

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書いている人 (多田 翼)

Aqxis 代表 (会社 HP はこちら) 。Google でシニアマーケティングリサーチマネージャーを経て独立し現職。ベンチャーから一部上場企業の事業戦略やマーケティングのコンサルティングに従事。

ブログ以外にマーケティングレターを毎週1万字で配信しています。音声配信は Podcast, Spotify, Amazon music, stand.fm からどうぞ。

名古屋出身、学生時代は京都。気分転換は朝のランニング。