2019/05/14

ビジネス現場でよく見聞きする 「0 → 1」 「1 → 10」 「10 → 100」 の違いを言語化




今回は、ゼロをイチにすることについてです。

  • 仕事で 「0 から 1」 や 「1 を 10 にする」 という表現をよく聞く
  • 自分でも使うが、実は区別があいまい
  • 「0 → 1」 「1 → 10」 「10 → 100」 は、どう違うの?

こんな疑問に答える内容でブログを書きました。


この記事でわかること


この記事でわかるのは、ゼロをイチにすることの意味、その後の 「1 から 10」 、「10 を 100」 が具体的にどんな状態になるかです。

色々な視点や、それぞれのフェーズがどういう状況かを解説しています。

普段の仕事で 「0 を 1 にする」 、「1 を 10 にする」 などの言葉を使う方も、あらためて参考になればと思い書きました。ぜひ最後まで読んでみてください。


よく見聞きする 「ゼロからイチ」 や 「イチをジュウにする」


私はフリーランスで、いくつかのベンチャー企業の経営や事業の支援をしています。

普段の仕事で、「0 から 1」 や 「1 を 10 にする」 という表現をよく聞きます。自分でも 「今はゼロをイチにする段階」、「そろそろ 1 を 10 にする状態に入っている」 などの考え方をします。

一緒に働いているメンバーと議論をしていると、人によって 「0 → 1」 や 「1 → 10」 の意味合いが微妙に違っていることに気づきます。

以下、あくまで私の定義にはなりますが、 「0 → 1」 「1 → 10」 「10 → 100」 の意味を言語化してみました。


 「0 → 1」 「1 → 10」 「10 → 100」 の違い


ざっと挙げると、3つは次のような違いになります。


一言で
  • 0 → 1: アイデアから事業の芽を創る
  • 1 → 10: 事業にするための 「型」 を作る
  • 10 → 100: 型で事業を拡大し、より効率化される


もう少し具体的に
  • 0 → 1: 各自がアイデアや自分のやり方で進め、どれが筋が良いかの検証や見極めをする
  • 1 → 10: 見極めたやり方を他の人にも再現できるようにする (型やマニュアル作成)
  • 10 → 100: マニュアル化されたやり方で、皆がよりうまくできるようになる


段階ごとのゴール
  • 0 → 1: 型をつくるかどうかの意思決定がされる
  • 1 → 10: 型ができあがる (再現性ができる)
  • 10 → 100: 型で拡大し、さらに効率化される (組織で自走する)


暗黙知か形式知か
  • 0 → 1: 暗黙知の強化
  • 1 → 10: 暗黙知から形式知への変換
  • 10 → 100: 形式知を強化

※ 形式知とは、言葉や図解・数式で説明ができる知識


誰が活躍するか
  • 0 → 1: 天才
  • 1 → 10: 秀才
  • 10 → 100: 凡人


誰が導くか
  • 0 → 1: 起業をする人
  • 1 → 10: 事業にする人
  • 10 → 100: 経営をする人


まとめ


今回は、「0 → 1」 「1 → 10」 「10 → 100」 の意味をあらためて言語化しました。

最後に今回の記事のまとめです。

  • 0 → 1
    どのアイデアの筋が良いかの検証や見極めをしながら、アイデアから事業の芽を創る。天才や起業家が活躍する。暗黙知を強化する段階。
    ゴールは、再現性のための 「型」 をつくるかどうかの意思決定

  • 1 → 10
    事業にするための型を作り、他の人にも再現できるようにする。秀才や事業家が活躍。暗黙知が形式知に変わる。
    ゴールは、型ができあがる (再現性ができる)

  • 10 → 100
    型で事業を拡大し、より効率化される。皆がよりうまくできるようになる。凡人が活躍し経営者が統率する。形式知の強化。
    ゴールは、型で拡大しさらに効率化される (組織で勝手にまわる)

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書いている人 (多田 翼)

複数のスタートアップ支援に従事。経営や事業戦略のコンサルティング・アドバイザー・メンター、プロダクトマネージャー、マーケター。前職は Google でシニアマーケティングリサーチマネージャー、現在は独立 (詳細は LinkedIn または Facebook をご覧ください) 。

1981年 (昭和56年) 生まれ。名古屋出身、学生時代は京都。現在は東京23区内に在住。気分転換は毎朝の1時間のランニング。note も更新しています。

内容は個人の見解です。