2017/06/01

書評: ソース - あなたの人生の源は、ワクワクすることにある。(マイク・マクマナス)


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ソース - あなたの人生の源は、ワクワクすることにある。 という本をご紹介します。



本書の特徴


自己啓発ジャンルの本です。

よくある自己実現の本は、自分のやりたいことがあり、仕事や人生のやりがいや目的・ゴールを目指すことを前提に、考え方や具体的なやり方が書かれています。

自己実現という視点で本書を見た時、ユニークなのはアプローチが逆であることです。自分の内側を深く見つめることに重きを置きます。一般的な他の自己実現の本は 「矢印の先」 を重視するのに対し、本書は 「矢印の根本」 を深く掘り下げようとします。


自分の中のワクワクを追求する


では、本書での矢印の根本とは何でしょうか?

この本で書かれていることはシンプルです。「自分の中にあるワクワクを見つけ、それを追求しよう」 です。一方で、ワクワクしないことや嫌なことはできるだけ減らしましょう、と著者は言います。

本書の考え方で印象的だったのは、自分が大好きなことを見つけ、それだけを追求することは 「人にとって最も責任のある生き方」 としている点です。以下は本書からの引用です。

人にとって最高の責任感とは、自分自身に正直になり、自分の心からの願いやニーズに忠実になることです。そうすることで、自分自身にとってもまわりの人間にとっても、ずっと魅力的な人間になれます。

そうした生き方をしている人は、バイタリティにあふれながらも、心がゆったりと落ち着いて集中力があります。気力や体力が不自然に失われることがありません。自分のニーズを満たしている人は、家族や社会のために、より多くの貢献をすることができるのです。

(中略)

こうした生き方をしている人からは喜びがにじみ出てくるので、家庭でも職場でもプライベートな面でもやりたいことがスムーズにすすみ、まわりの人間にもよい影響を与える結果になります。


ワクワクすることをやれば、世の中に貢献できる


自分が心の底から好きなこと・本当にワクワクすることだけを追求する、それ以外はやらなくてよいと聞くと、何か後ろめたい気持ちを抱きます。自分勝手に生き、他人のことは考えていないように見えるかもしれません。

この本を読んで興味深いと思ったのは、ワクワクすることをしていると、結果的に他の人や社会に貢献できる (貢献してしまう) という考え方でした。自分が何に対してワクワクする気持ちがあるかを見つける、実際にワクワクをやることは、自分のためだけではなく、まわりの人や世の中に貢献できるという捉え方です。

私のワクワク


本書を読み、あらためて私自身のわくわくすることは何かを考えてみました。

中学校ではバスケットボール部でした。ポジションはガードで、役割は監督の指示をチームに伝えたり、試合の流れを考えてゲームコントロールをし、味方にパスをしゴールをアシストすることでした。

自分のシュートで得点をすること以上に楽しいと感じていたのは、チームメートにパスをしゴールのアシストでした。アシストについては、バスケ以外の例えばサッカーでもゴールに結びつく華麗なバスシーンを見るのが好きです。

アシストとは、自分が他の人のゴールの役に立つことです。そこに楽しさを感じるということは、自分にしかできない何かによって人に貢献することに喜びを見出していることだと理解しました。

決して自分を犠牲にして役に立とうとするのではなく、自分が得意なこと (バスケットで言えばドリブルやパス) を通じて貢献することにワクワクを感じます。



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多田 翼 (書いた人)