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アメリカプロバスケットボールの NBA 、2017年のファイナルもいよいよ大詰めです。ゴールデンステイト・ウォリアーズ対クリーブランド・キャバリアーズの第4戦が行なわれました (現地時間2017年6月9日) 。
崖っぷちのキャブスが今シリーズ初勝利
ウォリアーズは、プレイオフ開幕からファイナル第3戦まで15連勝を飾っていました (NBA プレイオフ記録。2017年6月9日現在、以下同) 。キャブスはファイナルで3連敗しており、負ければ終わりの状況でしたが、第4戦はキャブズが 137 - 116 でシリーズ初勝利を収めました。
この試合のハイライトとして、プレイシーンのトップ5の動画がこちらです。
キャブスは、オフェンス (攻め) で最後まで主導権を握り続けたゲームでした。早い試合展開から積極的にシュートを打ち、自分たちが得意とするバスケットを信じ切って、チーム一丸で 「負けられない」 という強い意思を感じました。
4つのファイナル記録
この試合では、4つのファイナル記録が生まれました。
第1クォーターだけで49得点を上げ (単一クォーターの得点としては NBA ファイナル史上最多) 、前半終了までに86得点を取りました。前半での86点もファイナル史上最多記録です。
前半のキャブスのハイライト動画です。
試合全体で、キャブスは合計24本の3ポイントショットを成功させました。これもファイナル記録です。24本の全てのシュートシーンはこちらです。
個人記録では、キャブスのエースであるレブロン・ジェームズが、ファイナル史上最多となる通算9回目のトリプルダブルを達成しました。この日の第4戦の成績は、31得点、11アシスト、10リバウンドでした。
トリプルダブルとは、1試合で得点・アシスト・リバウンドなどの3つが2桁の記録をマークすることです。レブロンは、マジック・ジョンソンの通算8回を抜いて、ファイナルでのトリプルダブル回数で単独歴代一位になりました。
第4戦でのレブロンのハイライト動画と、もう1つは9回のトリプルダブルを達成した全9試合からのワンシーンハイライトです。
レブロンとアービングの活躍
キャブスのオフェンスの中心は、レブロン・ジェームスとカイリー・アービングの2人です。アービングは、両チーム最多の40得点で勝利に貢献しました。
カイリー・アービングの第4戦のハイライトシーンです。
ウォリアーズのハイライトシーン
ウォリアーズはこの試合は負けたとはいえ、随所に良いプレイがありました。ウォリアーズのゲームハイライト動画です。
依然として優位なウォリアーズ
キャブスは 137 - 116 と圧勝しました。ただし、対戦成績は1勝3敗と崖っぷちである状況には変わりません。第4戦はキャブスの根拠地であるクリーブランドでした。次の第5戦はウォリアーズのホームゲームで行われます。大局的に見れば、ウォリアーズが依然として優位な立場です。
次の第5戦もキャブスが勝てば、ファイナルはおもしろい展開になっていきます。果たしてどうなるでしょうか。