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投稿日 2025/10/29

[書評] 宙わたる教室 (伊与原新) 。科学がつなぐ再挑戦と学びの物語

#マーケティング #学び #本

学ぶことに遅すぎるなんてことはない——。

そう聞いて、あなたはどう感じますか?
年齢や環境、過去の失敗を理由に、新しい挑戦をあきらめていないでしょうか?

小説 「宙わたる教室 (伊与原新) 」 は、そんな私たちに問いかけてくれる物語です。


小説のストーリーでは、様々な困難を抱えた生徒たちが、定時制高校で出会い、科学を通じて自分の可能性に気づいていきます。主人公たちの姿は、学ぶ喜びや挑戦する勇気を思い出させてくれます。

ビジネスにも共通する大切な学びが詰まっています。

投稿日 2025/10/19

模倣から始まる創造の旅。自分の中に眠るクリエイティブを "取り戻す" 方法

#マーケティング #模倣と創造 #本

クリエイティブや創造力なんて、生まれ持った特別な才能がある天才的な人だけのものだと思っていませんか?

実は、創造性は特別な才能ではなく、誰もが身につけられるスキルなのです。

ご紹介したい書籍 「模倣と創造 - 13歳からのクリエイティブの教科書 (佐宗邦威) 」 は、創造力は "学んで身につけられる力" であり、誰にでも育てられるものだとやさしく教えてくれます。


本来、私たちは皆クリエイティブな存在。その感性を取り戻し、日常に創造性を取り入れる方法を、ぜひ一緒に見ていきましょう。

投稿日 2025/10/01

センスに頼らない。「出世魚」 モデルで捉えるインサイト

#マーケティング #インサイト #本

センスのある人は、特別な才能を持っている――。そんなふうに感じたことはないでしょうか?

企画やアイデアを考える場面で、どうしても自分の発想が平凡に思えてしまうかもしれませ。しかし実は、センスには "型" があるのです。


こちらの書籍、センスのよい考えには、「型」 がある (佐藤真木, 阿佐見綾香) では、感性だけに頼らずに再現性のある方法によって、「人を動かすアイデア」 を生み出す考え方と方法がわかりやすく解説されています。

センスに自信がない方こそ必読の一冊です。

今回は、誰でも実践できるアイデア創出やインサイト発掘の方法をご紹介します。

投稿日 2025/09/24

13歳からの経営の教科書 - ビジネスパーソンにも「ビジネス」 と 「人生を経営する力」 を学べる小説

#マーケティング #経営 #本

中学生がクラスメイトと 「株式会社」 を立ち上げ、ビジネスの楽しさと難しさを体感する。物語を読み進めるうちに、経営の基礎が自然と身についてしまう。

そんな一冊が、13歳からの経営の教科書 - 「ビジネス」 と 「生き抜く力」 を学べる青春物語 (岩尾俊兵) です。


今回は本書について、① あらすじ、② テーマ、③ ビジネスパーソンが学べること、④ 読んでの所感の4つに分けてご紹介します。

投稿日 2025/09/13

時代を超える営業の原理原則。書籍 「私はどうして販売外交に成功したか」 を読んで学んだ営業の本質

#マーケティング #営業 #本

営業において、どんなに時代が移り変わっても 「人を動かす本質」 はそう大きく変わりません。

今回は、1964年に出版されながら、今なお営業のバイブルと呼ばれる 「私はどうして販売外交に成功したか (F ベトガー, 土屋健, 猪谷千春) 」 という本をご紹介します。


著者の営業パーソンとしての失敗と成功のリアルな体験談から、営業という仕事の基本原則について、ぜひ一緒に学びを深めていきましょう。

投稿日 2025/09/05

消費者ニーズの解像度を高め、顧客理解から価値提案へ

#マーケティング #消費者ニーズ #本

消費者調査のアンケートの回答やヒアリング内容が、なんとなく表面的に感じられる…。
では、消費者やお客さんが本当に求めていることは、いったい何だろうか?

消費者自身すら気づいていない潜在的なニーズにどうすれば迫れるのか、そこからどう商品価値へと落とし込むのか――。そのヒントが詰まった一冊が 「消費者ニーズ」 の解像度を高める (犬飼江梨子) です。


今回は、こちらの本をもとに消費者ニーズの掘り下げ方から価値提案への展開、マーケティング力の鍛え方を掘り下げます。

投稿日 2025/08/22

2025年本屋大賞 「カフネ」 。愛と食で紡がれる心温まる再生の物語

#マーケティング #愛 #本

毎日を忙しく過ごす中で、本当に大切なものを見失っていないでしょうか?

大切な人とのつながり、日々の食事といった当たり前のことの大事さは、つい忘れがちになります。

2025年の本屋大賞受賞作 「カフネ (阿部暁子) 」 は、喪失を抱えた二人の女性が 「食」 によって心を通わせ、再び生きる力を取り戻す 「愛」 の物語です。


この小説は 「食べることは生きること」 というメッセージを通して、私たちに本当に大切にすべきものを問いかけます。

投稿日 2025/08/15

13歳からのアート思考が大人のビジネスパーソンに教えてくれること。アート思考をビジネスに活かす創造的発想法

#マーケティング #アート思考 #本

私たちは気づかぬうちに 「正解」 にとらわれたり、常識の枠の中で物事を考えがちです。しかし、世の中に新しい価値を生み出す人たちは、今の枠組みで正解を探すのではなく、自分なりの問いを立て、探究し続けています。

ご紹介したい書籍 「自分だけの答え」 が見つかる 13歳からのアート思考 (末永幸歩) では、アートを通じて、そうした 「自分の視点で考える力」 を育む方法がわかりやすく語られています。


不確実な時代だからこそ、誰かの決めた答えではなく、自分だけの解を見つける思考法を身につけることが大事です。

アート思考とは何か、そして仕事やマーケティングの現場でどう活かせるのか――。アート思考を実践するための具体的な方法について、ぜひ一緒に学びを深めていきましょう。

投稿日 2025/08/08

ブランド・マーケティング。なぜみんなあのブランドが好きなのか?

#マーケティング #ブランディング #本

自社のブランドは、お客さんにどのようなイメージを持たれているでしょうか?

ロゴや広告だけでは、本当の意味でのブランドは築けません。企業が提供する商品やサービスはもちろん、そこに込められた想いや一貫した顧客体験こそが、お客さんの心に残るブランドです。

ブランドとは、企業からの 「約束」 であり、長期的な信頼の積み重ねによって生まれます。

今回は、書籍 ザ・ブランド・マーケティング - 「なぜみんなあのブランドが好きなのか」 をロジカルする (スコット・ベドベリ, スティーヴン・フェニケル, 土屋京子, 関野吉記) を取り上げます。


ナイキやスターバックスのブランド構築を手掛けた著者が明かす、ブランドマーケティングについて、ぜひ一緒に学びを深めていきましょう。

投稿日 2025/08/02

確率思考の戦略論。消費者の本能にぶっ刺さるマーケティングの秘訣とは?

#マーケティング #コンセプト #本

ご紹介したいのは 「確率思考の戦略論 - どうすれば売上は増えるのか (森岡毅, 今西聖貴) 」 という本です。


本書は、お客さんから選ばれる確率を最大化するためのノウハウを惜しみなく提示し、実際のマーケティング施策に落とし込む方法を解説しています。

お客さんがブランドを選ぶメカニズムや、無意識に動かされる消費者の本能を理解できれば、的確なブランドコンセプトとマーケティング戦略をつくれます。

ぜひ一緒に学びを深めていきましょう。

投稿日 2025/07/26

コンセプトのつくりかた。未知の良さを発見し、ビジョンとアイテムで新しい価値を実現する方法

#マーケティング #コンセプト #本

新しい企画やアイデアを考えるとき 「なにから手をつけたら良いのだろう?」 と迷うことはないでしょうか?

他には、「おもしろい発想を出そうとしても、結局はどこかで見たようなアイデアになってしまう……」 となった経験はありませんか?

ご紹介したいのは 「コンセプトのつくりかた (玉樹真一郎) 」 という本です。


こちらの本は 「コンセプトとは何か?」 から始まり、どのようにしてコンセプトをつくり出すか、具体的な手順が解説されています。

今回は、本書の概要と、ビジネスの現場で活かせる実践のためのポイントをまとめました。ぜひ一緒に学びを深めていきましょう。

投稿日 2025/07/18

田村淳さんの超コミュ力。「また話したい」 と思わせる、相手の心を開くコミュニケーション術

#マーケティング #コミュニケーション #本

コミュ力が高いと聞くと、どんなイメージが浮かぶでしょうか?

笑わせてくれ話がおもしろい人、会話を盛り上げるのが得意な人、自信を持って話している人――。そんな人たちを思い浮かべるかもしれません。

しかし、本当にコミュ力が高い人は、聞く力に優れています。相手が自然と話せ、気持ちよく会話できる環境をつくることによって、結果的にコミュニケーションがうまくいくのです。

では、どうすればコミュ力を高め、相手との距離を縮められるのでしょうか?

そのヒントを、芸能人の田村淳さんの書籍である 「超コミュ力 (田村淳) 」 から紐解きます。


こちらの本から誰でもすぐに実践できる、シンプルで効果抜群のコミュニケーション術について、ぜひ一緒に学びを深めていきましょう。

投稿日 2025/07/15

SNS で衝動買いを意図的につくる。SEAMS からの偶発購買デザイン

#マーケティング #偶発購買 #本

これまでのマーケティングでは、「お客さんが何かを探して検索したり調べ、最終的に購入する」 という計画購買の流れが前提とされてきました。

しかし、SNS を眺めていてふと投稿や広告に目が留まり、「買うつもりはなかったのに、気づけばポチっていた」 といった経験はないでしょうか?

こうした衝動買い (偶発購買) は従来のマーケティングで常識としていた計画購買による行動とは異なるものですが、いまや私たちの身近な場面でよく起こっています。

今回は、偶発購買デザイン - 「SNS で衝動買い」 は設計できる (宮前政志, 松岡康, 関智一) という本を取り上げます。


従来のマーケティングのモデルとは異なる 「偶発購買」 について、ぜひ一緒に学びを深めていきましょう。

投稿日 2025/07/07

[書評] ビジネスパーソン必読! 「ビジネスと地政学・経済安全保障」 に学ぶ、経済安全保障の実践ガイド

#地政学と経済安全保障 #戦略と実践 #本

最近よくニュースなどで見聞きする 「地政学リスク」 や 「経済安全保障」 。なんだか難しそう… と感じていませんか?

でも実は、グローバルに事業を展開していなくても、今やビジネスにおいても避けては通れない重要なテーマなのです。

今回は、そんな地政学や経済安全保障とビジネスとの関係を、単なる知識・教養で終わらせず、実践的な 「戦略思考」 へと高められる一冊をご紹介します。

本のタイトルは、ビジネスと地政学・経済安全保障 - 「教養」 から実践で使える 「戦略思考」 へ (羽生田慶介) です。


アメリカと中国の米中対立やサプライチェーンの混乱など、世界は今、大きなうねりの中にあります。もはや他人事ではなく、地政学や経済安全保障の観点から、企業は経営戦略・事業戦略の前提を見直す 「パラダイムシフト」 が求められています。

では、経営企画から営業・調達まで、どう全社でリスクに向き合い、ピンチをチャンスに変える 「戦略思考」 を実践すれば良いのでしょうか?

ぜひ一緒に学びを深めていきましょう。

投稿日 2025/07/02

新規事業は 「インサイト」 で勝負を決める。新規事業を成功させる実践論

#マーケティング #新規事業 #本

新規事業において企業が陥る失敗は、机上の空論に終始したり、早すぎる売上目標の達成のために闇雲に大規模な投資を行ったりすることです。

では、成功している企業は、どのように新規事業を生み出しているのでしょうか?

本書 「インサイト中心の成長戦略 - 上場企業創業者から学ぶ事業創出の実践論 (中村陽二) 」 は、新しいビジネスを立ち上げる実践的な方法を示してくれます。


事業領域の選定から、成長の核となる 「インサイト」 の見つけ方、そして具体的な実行プロセスまで。現場で使える実践知を得るために、ぜひ一緒に学んでいきましょう。

投稿日 2025/06/24

非合理な選択の裏側にある真実。刑務所入りを切望する76歳女性から読み解く顧客インサイト

#マーケティング #顧客理解 #本

他人やお客さんのことを、「まさかそんなことをするなんて」 と思ったことはありませんか?

たとえば、マーケティングの文脈では消費者の行動で、わざわざ遠くの店で買い物をする人や、便利なサービスを使わずに手間のかかる方法を選ぶ人。普通なら避けるはずの選択肢を進むのには、本人なりの理由があるものです。

そんな 「理解できない」 と思える消費者や顧客の選択にこそ、ビジネスへの本質的なヒントが隠されています。

今回は、76歳の女性が 「刑務所に入りたい」 と願う小説の 「一橋桐子 (76) の犯罪日記 (原田ひ香) 」 から、人間心理の本音を読み解き、ビジネスへの示唆を考えていきます。


ぜひ一緒に学びを深めていきましょう。

投稿日 2025/06/17

コンセプトが企画を変える! 「コンセプト・センス」 に学ぶ新しい提案のつくり方

#マーケティング #コンセプト #本

なんとなく今の仕事や企画の中身に満足できない…。
新しいアイデアを出したいけれど、いつも似たような内容になってしまう…。

そんなモヤモヤを感じたことはありませんか?

実はその違和感こそが、新しい方向性を見つけるきっかけになります。そこで大切なのが 「コンセプト」 という概念です。


こちらの書籍、 「コンセプト・センス - 正解のない時代の答えのつくりかた (吉田将英 (まさひで) ) 」 は、コンセプトとは何か、どうやってつくればいいか、コンセプトによって理想の未来へとつなげる独自の方法を解説しています。

ぜひ一緒にコンセプトのつくり方を学んでいきませんか?

投稿日 2025/06/11

ドラゴン桜は 「7つの習慣」 を受験勉強で実践した物語だった

#戦略 #7つの習慣 #本

実は、あの人気漫画 「ドラゴン桜」 には、受験生だけではなくビジネスパーソンにとっても示唆に富む戦略的思考が詰まっています。

東大合格を目指す高校生たちの奮闘物語の中に、私たちの仕事を変えるカギが隠されているのです。


ドラゴン桜から、ビジネスにおける戦略立案や目標達成の秘訣、ぜひ一緒に学んでいきましょう。

投稿日 2025/06/04

離反顧客を減らす。サイレントカスタマーをつなぎとめるリテンションマーケティング

#マーケティング #離反顧客 #本

せっかくお客さんになってくれたのに、いつの間にか離れていってしまう…。そんな悩みを抱えた経験はないでしょうか?

新規顧客の獲得に力を入れる一方で、既存顧客がなぜ離れるのかに目を向けることができていない企業は少なくありません。見過ごされがちな要因が積み重なり、対処しないままでは気づけばお客さんは競合へと流れてしまいます。

今回は、 「こうして顧客は去っていく - サイレントカスタマーをつなぎとめるリテンションマーケティング (宮下雄治) 」 という本を取り上げます。


この本から離反顧客をテーマに、どうすればお客さんを維持できるかを掘り下げます。

顧客離反のメカニズムや顧客満足を高めるための方法など、ぜひ一緒にお客さんの継続利用を促すヒントを学んでいきましょう。

投稿日 2025/05/28

事業の本質は 「顧客」 で決まる。ドラッカーの経営哲学に学ぶマーケティングの本質

#マーケティング #経営 #本

 「自社の事業は何か?」 と聞かれたとき、すぐに即答できるでしょうか?

P. F. ドラッカーは 「事業を決めるのは企業や生産者ではない」 と喝破しました。ドラッカーが指摘するのは、事業を決めるのは顧客であり、お客さんが価値を感じるものこそが事業の本質だということです。

では、顧客への価値をつくり続けるために企業は何をすべきなのでしょうか?

今回は、ドラッカーの著書 「現代の経営 [上] (P F ドラッカー, 上田惇生) 」 をもとに、企業の目的と責任、そしてマーケティングの本質や役割に迫ります。

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多田 翼 (運営者)

書いている人 (多田 翼)

Aqxis 代表 (会社 HP はこちら) 。マーケティングおよびマーケティングリサーチのプロフェッショナル。ベンチャーから一部上場企業の事業戦略やマーケティングのコンサルティングに従事。

前職の Google ではシニアマネージャーとしてユーザーインサイトや広告効果測定、リサーチ開発に注力し、複数のグローバルのプロジェクトに参画。Google 以前はマーケティングリサーチ会社にて、クライアントのマーケティング支援に取り組むとともに、新規事業の立ち上げや消費者パネルの刷新をリードした。独立後も培った経験と洞察力で、クライアントにソリューションを提供している。

ブログ以外にマーケティングレターを毎週1万字で配信中。音声配信は Podcast, Spotify, Amazon music, stand.fm からどうぞ。

名古屋出身、学生時代は京都。気分転換は朝のランニング。