投稿日 2025/07/03

北海道ボールパーク F ビレッジ。"市場の外" にいる未顧客と文脈を狙っての新規顧客獲得

#マーケティング #未顧客 #顧客文脈

すでに自社商品を購入してくれている既存顧客を中心にマーケティングを展開することも大事ですが、本当の成長機会は 「未顧客」 というまだ開拓していない大海に眠っているのかもしれません。

事業を成長させるためには、まだ商品やサービスを知らない 「未顧客」 や、利用頻度が少ない 「ライトユーザー層」 にどうアプローチするかが重要になるからです。

北海道ボールパーク F ビレッジは、野球場への固定概念を覆し、年間418万人もの来場者を集める新しい複合施設へと生まれ変わりました。マーケティングの観点で興味深いのは、これまで球場に足を運ばなかった人々の 「未顧客文脈」 を捉え、新たな価値を提案したことです。

今回は、未顧客の捉え方と具体的なマーケティング手法を、F ビレッジの事例をもとに掘り下げます。

投稿日 2025/07/02

新規事業は 「インサイト」 で勝負を決める。新規事業を成功させる実践論

#マーケティング #新規事業 #本

新規事業において企業が陥る失敗は、机上の空論に終始したり、早すぎる売上目標の達成のために闇雲に大規模な投資を行ったりすることです。

では、成功している企業は、どのように新規事業を生み出しているのでしょうか?

本書 「インサイト中心の成長戦略 - 上場企業創業者から学ぶ事業創出の実践論 (中村陽二) 」 は、新しいビジネスを立ち上げる実践的な方法を示してくれます。


事業領域の選定から、成長の核となる 「インサイト」 の見つけ方、そして具体的な実行プロセスまで。現場で使える実践知を得るために、ぜひ一緒に学んでいきましょう。

投稿日 2025/07/01

資生堂 「ファンデ美容液」 。新しい市場をつくる秘訣は "じゃない方" に注目すること

#マーケティング #市場創造 #じゃない方

市場が成熟してくると、同じカテゴリーの競合同士が限られたパイを奪い合う構図になりがちです。競合が多く、需要が飽和状態に近づき、価格競争やポイント還元などの目先の施策を繰り返すだけでは大きな成長が見込めません。

ではそのような状況に陥ったとき、どうすれば新しい活路を見出せるのでしょうか?

この文脈で注目したいのが、"じゃない方" を見るという逆転の発想をするアプローチです。

自社が従来ターゲットとしてきた市場や注力顧客だけに目を向けるのではなく、使わない人や買っていない人、やっていない人といった、これまで想定していなかった層を観察し、未顧客の潜在ニーズを商品やサービスに転換していくという手法です。

今回は、資生堂の 「ファンデ美容液」 の事例から、どのように "じゃない方" を捉えるか、そして汎用的に得られる学びについて紐解きます。

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多田 翼 (運営者)

書いている人 (多田 翼)

Aqxis 代表 (会社 HP はこちら) 。マーケティングおよびマーケティングリサーチのプロフェッショナル。ベンチャーから一部上場企業の事業戦略やマーケティングのコンサルティングに従事。

前職の Google ではシニアマネージャーとしてユーザーインサイトや広告効果測定、リサーチ開発に注力し、複数のグローバルのプロジェクトに参画。Google 以前はマーケティングリサーチ会社にて、クライアントのマーケティング支援に取り組むとともに、新規事業の立ち上げや消費者パネルの刷新をリードした。独立後も培った経験と洞察力で、クライアントにソリューションを提供している。

ブログ以外にマーケティングレターを毎週1万字で配信中。音声配信は Podcast, Spotify, Amazon music, stand.fm からどうぞ。

名古屋出身、学生時代は京都。気分転換は朝のランニング。