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投稿日 2025/06/14

美容機器 「リファ」 。利用シーンと体験の提供から、ブランド価値を高める購入プロセスのつくり方

#マーケティング #利用シーン #顧客価値

値段の高い高額な商品を買おうとするとき、どんなことが気になりますか?

本当に効果があるのか、自分に合っているのか——。そんなふうに不安を抱いた経験はないでしょうか?

例えばドライヤーやアイロンなどの美容機器は、実際に使ってみないと仕上がりや使い勝手がわかりにくいものです。とはいえ、買う前の時点ではネットでは試しに使うことはできず、また家電量販店などでも実際の使い勝手を確かめることは難しく、「ちょっと気になるけど、いきなり買うのは迷う」 と思ってしまうかもしれません。

このような消費者の状況に対し、美容機器ブランド 「ReFa (リファ) 」 が購入前に使うシチュエーションを意図的につくり、売上を伸ばしています。巧みなマーケティングについて、ぜひ一緒に学びを深めていきましょう。

投稿日 2025/06/13

chocoZAP 広告事業。「大きな計画的戦略 × 小さな創発的戦略」 の融合でつくる新規事業

#マーケティング #新規事業 #計画的戦略と創発的戦略

新しい事業の成功には計画が大事というイメージがありますが、新規事業においてすべてを計画通りに進められるケースはほぼないでしょう。むしろ、偶然の出来事や予期せぬ課題が、新たなビジネスチャンスへと発展することも少なくありません。

では、どのようにして計画的に進めつつも、創発的な機会を活かせるのでしょうか?

RIZAP の chocoZAP が実践する 「計画的戦略と創発的戦略の融合」 は、その答えへのヒントを示しています。chocoZAP の事例から、ビジネスで持続的な成長を続けるための戦略について考察します。

投稿日 2025/06/12

箱根の屈辱から4年後のアシックスの逆襲。コア領域を見極めての戦略と価値創出

#マーケティング #戦略 #顧客価値

アシックスはスポーツシューズ業界で長い歴史を持ちながらも、一時は競争力を失いかけていました。特に、2021年の箱根駅伝で 「アシックスのシューズ着用率ゼロ」 というショッキングな事態に陥ったことは、駅伝ファンにはまだ記憶にも新しい出来事でしょう。

しかし、この経験をバネにアシックスは巻き返しました。

いまや海外売上高が全体の8割を超えるグローバル企業へと変貌を遂げています。アシックスの 「スポーツスタイル」 や高級ブランド 「オニツカタイガー」 でも海外顧客を増やし、グローバルでの売上を伸ばしています。

アシックスの復活劇には 「自社のコア領域を定めること」 「体験価値を提供すること」 「やること・やらないことを明確にすること」 という、いわば戦略の本質を突いた要素が詰まっています。

今回は、アシックスが具体的にどのような取り組みを行ってきたのか紐解き、学べることを掘り下げます。

投稿日 2025/06/10

テスラの光と影。"Fake it till you make it" で築く独自ブランド資産の危うさ

#マーケティング #ブランド #錯覚資産

電気自動車メーカーのテスラとイーロン・マスクが辿ってきた軌跡は、ブランディングにおける重要な問いを投げかけます。

大げさな 「誇大戦略 (ハイプ) 」 と言われるような手法で自動車業界を席巻してきたテスラですが、今、大きな転換期を迎えています。

テスラの事例から学ぶ、ブランドの成功と表裏一体の危険性とは何か?ぜひ一緒に学びを深めていきましょう。

投稿日 2025/06/09

サイクルベースあさひの 「COOSA」 。顧客のジョブを完了させる一番のワーカーになる戦略

#マーケティング #ジョブ理論

顧客ニーズを捉えることの重要性はよく見聞きすると思いますが、では具体的にどうすればいいのでしょうか?

ヒントは 「ジョブ理論」 にあります。お客さんが商品やサービスに求めているのは 「ジョブ」 であって、モノそのものではないのです。ジョブという視点を持つだけで、顧客理解への見方が大きく変わります。

今回は、サイクルベースあさひの自転車ブランド 「COOSA (コーサ) 」 の事例から、ジョブ理論の活用方法を紐解きます。

投稿日 2025/06/08

ふくや 「缶明太子 油漬け」 。顧客価値を再定義をしての贈り物マーケティング

#マーケティング #使い方 #贈り物マーケティング

商品の形や使い方を見直すことで、お客さんにとってこれまで以上の商品の魅力を高められる可能性があります。

ご紹介したい老舗会社のふくやの 「缶明太子 油漬け」 は、常温で長期保存できる新しい工夫により、明太子に贈り物としての存在感を打ち出しました。

今回は、この事例の背景から見ていき、「顧客価値の再定義」 をキーワードに掘り下げます。ぜひ一緒に学びを深めていきましょう。

投稿日 2025/06/07

ヤマトの宅急便に学ぶ、新規事業を成功に導く 「顧客インサイト」 と 「先行者インサイト」 の見つけ方

#マーケティング #顧客インサイトと先行者インサイト #新規事業

新規事業を成功させるのは、なぜこんなにも難しいのでしょうか?

経営資源を投じ、市場を調査し、戦略を練っても、思うような成果が出ないことは少なくありません。その理由のひとつが、事業戦略の中核となる 「インサイト」 の見極めにあります。

インサイトを的確に捉えられるかどうかが、事業を成功を分けるカギを握ります。今回は、ヤマト運輸のかつての宅急便事業への新規参入を例に、インサイトについて紐解きます。

投稿日 2025/06/06

100年人生ゲームがお金より幸せを重視へ。世の中の価値観の変化に適応する重要性

#マーケティング #市場の変化 #顧客理解

今回は、従来の人生ゲームの常識を覆す 「100年人生ゲーム」 を取り上げます。

人生ゲームから、時代に合った新しいマーケティングのヒントを探ります。

投稿日 2025/06/05

高級ハイヤーサービス 「TOKYO CHAUFFEUR SERVICE(トウキョウ ショーファー サービス)」 。ジョブ理論から読み解く

#マーケティング #ジョブ理論 #市場創造

お客さんは、商品やサービスをどのように選んでいるのでしょうか?なぜ、ある商品を買い、別の商品を買うのをやめるのでしょうか?

これはマーケティングにおいて本質的な問いです。

今回は、富裕層向けの高級ハイヤーサービスを事例に、マーケティングの 「ジョブ理論」 の視点で先ほどの問いを掘り下げます。

投稿日 2025/06/04

離反顧客を減らす。サイレントカスタマーをつなぎとめるリテンションマーケティング

#マーケティング #離反顧客 #本

せっかくお客さんになってくれたのに、いつの間にか離れていってしまう…。そんな悩みを抱えた経験はないでしょうか?

新規顧客の獲得に力を入れる一方で、既存顧客がなぜ離れるのかに目を向けることができていない企業は少なくありません。見過ごされがちな要因が積み重なり、対処しないままでは気づけばお客さんは競合へと流れてしまいます。

今回は、 「こうして顧客は去っていく - サイレントカスタマーをつなぎとめるリテンションマーケティング (宮下雄治) 」 という本を取り上げます。


この本から離反顧客をテーマに、どうすればお客さんを維持できるかを掘り下げます。

顧客離反のメカニズムや顧客満足を高めるための方法など、ぜひ一緒にお客さんの継続利用を促すヒントを学んでいきましょう。

投稿日 2025/06/03

食品スーパー 「ロピア」 。マーケティング 4P からの注力顧客の自然選択

#マーケティング #顧客設定 #4P

ビジネスの基本は 「顧客は誰か」 を定めることです。

注力顧客を絞ることは、最初からお客さんを減らすように感じてしまうかもしれません。しかし、本当に大切にするお客さんを見極め、顧客ニーズに徹底的に応えることで、競争が激しい市場でも独自のポジションを築くことができます。

神奈川県を拠点にする食品スーパー 「ロピア」 は、キャッシュレス決済が普及する中、現金オンリーにこだわっています。その選択の裏には、注力顧客を自然と明確にできる巧みな戦略が隠されていました。

ぜひ一緒に学びを深めていきましょう。

投稿日 2025/06/02

資生堂の 「研究開発 × マーケティング」 の協業で生まれる、発想の転換と新しい価値

#マーケティング #組織開発 #バイアス

研究開発とマーケティング――。企業活動においてはどちらも欠かすことのできない機能です。

それでありながら、日々携わる領域や使う“言語”が異なるため、なかなか本質的なところで交わりにくいという課題を感じている方も多いのではないでしょうか。

簡単ではないからこそ、もし研究開発とマーケティングが相互に補完し合い、共に価値を創出する協業に成功すれば、単独の組織ではたどり着けない新たなアイデアを生み出せるはずです。

今回は、資生堂が 「ファンデ美容液 (エッセンス スキングロウ ファンデーション) 」 をヒットさせた事例から、研究開発とマーケティングが力を合わせるための秘訣やポイントを考えます。

投稿日 2025/06/01

キリンビールのクラフトビール事業の推進は、"八段階の変革プロセス" の実践例

#マーケティング #組織開発 #八段階の変革プロセス

日本のビール市場全体のうち、クラフトビールが占める割合はまだわずか 2% 弱です。しかし、その背後には約1800万人もの 「飲んだことはないけど興味がある」 というクラフトビール潜在層が存在しています。

この可能性を前に、大手ビールメーカーのキリンビールがどのようなアプローチから、新しいビール文化をつくろうとしているのか――。

挑戦を、ジョン P コッターの 「八段階の変革プロセス」 に当てはめて紐解きます。

投稿日 2025/05/31

文具市場の新しいトレンド。機能だけではなく、デザインとストーリーからの差異化

#マーケティング #差異化 #デザインとストーリー

ペンや手帳などの文具は、手頃な価格と便利さを兼ね備えているのが魅力的です。最近は、高価格帯の文房具も注目を集め、一部の商品は抽選販売になるほどの人気ぶりです。この現象の背景には、何があるのでしょうか?

今回は、文房具市場の最新トレンドを見ていき、マーケティングに活かせるヒントを探っていきます。

投稿日 2025/05/30

サッポロビールの黒ラベルに学ぶブランディングの秘訣

#マーケティング #ブランディング #顧客体験

サッポロビールの 「黒ラベル」 は、若者のビール離れが言われる中で、売上を伸ばしているブランドです。

背景には、従来の 「ビール = 安さや量」 を軸とする訴求とは異なる、黒ラベルの独自の価値観と体験を重視した長期的なブランディング戦略があります。

今回は、ブランディングをテーマに、サッポロビールの黒ラベルがいかにして消費者の心をつかむブランドになったのか、その過程を紐解き、マーケティングへの学びを見ていきましょう。

投稿日 2025/05/29

カシオのサウナ専用腕時計 「サ時計」 。誰が・いつ・どこで・何のためにを絞ってのマーケティングのお手本例

#マーケティング #顧客文脈 #価値創出

お客さんが本当に求めているものを、把握できているでしょうか?

商品やサービスを企画するとき、つい 「こうすれば売れるはず」 と売り手である自分たちの仮説を優先してしまいがちです。もし、お客さんが実際に何を必要としているのかを見誤ると、期待した結果を得られません。

今回は、カシオが開発したサウナ専用腕時計 「サ時計」 の事例から、顧客目線に立った製品開発とマーケティングの秘訣を紐解きます。ぜひ一緒に学びを深めていきましょう。

投稿日 2025/05/28

事業の本質は 「顧客」 で決まる。ドラッカーの経営哲学に学ぶマーケティングの本質

#マーケティング #経営 #本

 「自社の事業は何か?」 と聞かれたとき、すぐに即答できるでしょうか?

P. F. ドラッカーは 「事業を決めるのは企業や生産者ではない」 と喝破しました。ドラッカーが指摘するのは、事業を決めるのは顧客であり、お客さんが価値を感じるものこそが事業の本質だということです。

では、顧客への価値をつくり続けるために企業は何をすべきなのでしょうか?

今回は、ドラッカーの著書 「現代の経営 [上] (P F ドラッカー, 上田惇生) 」 をもとに、企業の目的と責任、そしてマーケティングの本質や役割に迫ります。

投稿日 2025/05/27

飲むコーヒー 「YOINED (ヨインド) 」 。常識を疑い、新しい価値を創る商品開発

#マーケティング #新商品開発 #顧客価値

新しい商品を開発する際、今まで当たり前だと思っていた常識を疑い、これまでにはない価値を見出すことによって、新たなビジネスが生まれる可能性を秘めています。

今回は、飲むことが当たり前だったコーヒーに対して、UCC 上島珈琲が 「食べるコーヒー」 という発想の転換によって誕生させた 「YOINED (ヨインド) 」 を取り上げます。

ヨインドの事例から、新しい顧客体験を創出する新商品開発をテーマに、得られる示唆を考えます。ぜひ一緒に学びを深めていきましょう。

投稿日 2025/05/26

三菱鉛筆 「ジェットストリーム ライトタッチインク」 。観察と解釈の OODA ループからの新しい価値のつくり方

#マーケティング #商品開発 #OODAループ

社会や人々の生活環境は常に変動し、その変化が顕在化する前に予兆としてあらわれることがあります。

では、どうすれば世の中の変化を読み解き、そこから新たな顧客価値を生み出せるのでしょうか?

三菱鉛筆の 「ジェットストリーム ライトタッチインク」 は、世の中の予兆をとらえた開発でした。今回はライトタッチインクの開発の背景を追いながら、社会の変化を先取りし、新たなトレンドを創り出すための方法を紐解きます。

投稿日 2025/05/25

ゴミうんち展。魅力の再解釈から新しい価値を見つける方法

#マーケティング #価値の再定義 #価値創出

商品に新しい視点が見出され、隠された可能性を発見できるとしたら、ビジネス機会は生まれないでしょうか?

商品やサービスが変わらなくても、視点を変えるだけで新しい価値を生み出せることがあります。

今回は、東京で開催されたユニークな展示会 「ゴミうんち展」 を取り上げ、商品価値の再定義について考えます。ぜひ一緒に学びを深めていきましょう。

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多田 翼 (運営者)

書いている人 (多田 翼)

Aqxis 代表 (会社 HP はこちら) 。マーケティングおよびマーケティングリサーチのプロフェッショナル。ベンチャーから一部上場企業の事業戦略やマーケティングのコンサルティングに従事。

前職の Google ではシニアマネージャーとしてユーザーインサイトや広告効果測定、リサーチ開発に注力し、複数のグローバルのプロジェクトに参画。Google 以前はマーケティングリサーチ会社にて、クライアントのマーケティング支援に取り組むとともに、新規事業の立ち上げや消費者パネルの刷新をリードした。独立後も培った経験と洞察力で、クライアントにソリューションを提供している。

ブログ以外にマーケティングレターを毎週1万字で配信中。音声配信は Podcast, Spotify, Amazon music, stand.fm からどうぞ。

名古屋出身、学生時代は京都。気分転換は朝のランニング。