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投稿日 2025/12/28

雪印メグミルク 「6P チーズ」 に学ぶ、顧客起点の価値創造マーケティング

#マーケティング #顧客理解 #価値とうれしさ

長年愛されてきた看板商品の 「価値」 は何かと問われた時、どう答えるでしょうか?

もし、その答えに少しでも迷いがあるなら要注意です。売上が伸び悩む要因として、お客さんが本当に求めている価値を見失っているからかもしれません。

70年以上愛され続けた雪印メグミルクの 「6P チーズ」 も、2019年には同じ壁にぶつかりました。しかし、お客さんのことを深く理解し、ブランド価値を再定義することにより、過去最高売上を達成したのです。

今回は 6P チーズの事例から、顧客起点で価値をつくりだすマーケティングを解説します。

投稿日 2025/12/27

無印良品がレトルトカレーのギフト需要開拓。「贈り物マーケティング」 の実践

#マーケティング #贈り物マーケティング #新規顧客

価格競争から抜け出し、広告に頼らず新しいファンを増やしたい。

企業が抱えるこの課題、実は商品の 「見せ方」 を少し変えるだけで解決できるかもしれません。

今回ご紹介するのは、無印良品がレトルトカレーで実践する 「贈り物マーケティング」 です。日常的に食べられる商品をちょっとした特別商品に変え、新しいお客さんを生み出すその仕組みを、具体的な事例から紐解きます。

投稿日 2025/12/26

エン・ジャパンに学ぶ KPI 設計。目的と KGI から KPI 、そしてアクションの KAI へ

#マーケティング #マネジメント #KPI

設定した KPI は、本当にビジネスの成果につながっているでしょうか?

マーケティングにおいて 「KPI 設計」 は、向き合うべき重要テーマのひとつです。

しかし、データが膨大に取得できる今、何を指標にすべきかの見極めはますます難しくなっています。いくつもの KPI を追いかけてリソースの分散を招いたり、部分最適に陥ったりするケースはめずらしくありません。

今回は、転職支援サービスを展開するエン・ジャパンの事例を取り上げます。

目的から KGI 、KPI 、そして具体的なアクションの指標となる KAI までを一貫したストーリーとして設計する方法を解説します。

投稿日 2025/12/25

ミツカン 「味ぽん」 がまさかの粉末スパイス化。マーケティング活動の全体像の6つステップで解説

#マーケティング #顧客理解 #価値創出

長年愛されてきた自社ブランド。その 「当たり前」 が、いつの間にか成長を妨げる壁になっていないでしょうか?

売り手の常識と、買い手の認識の間には、思わぬギャップが潜んでいるものです。そのズレにこそ、新たなヒットの起爆剤が隠されていたりします。

今回ご紹介するのは、60年間にわたって鍋の友だったミツカンの 「味ぽん」 です。お客さんの意外な本音を捉え、売上を伸ばしたマーケティングの王道プロセスを紐解きます。

投稿日 2025/12/24

ガムをお菓子からビジネスツールへ。ロッテと TOPPAN の挑戦に学ぶ、パーセプションチェンジと独自ブランド資産

#マーケティング #パーセプションチェンジ #独自ブランド資産

良い商品なのに、なぜか売れない…。

その原因は、商品の性能ではなく、お客さんの頭の中にある 「これはこういうモノだ」 という思い込みにあるのかもしれません。

ロッテと TOPPAN が進めているのは、お菓子のガムのイメージを変え、仕事のパフォーマンスを支えるビジネスツールへと再定義する挑戦です。

この事例から、消費者やお客さんの認識を書き換える 「パーセプションチェンジ」 へのマーケティングを紐解きます。

投稿日 2025/12/23

マーケティング組織の最適解とは? 「組織活性の循環動態論」 からの示唆

#マーケティング #組織開発 #組織活性の循環動態論

マーケティング組織の最適な形とは何か――。

この永遠の問いに、みなさんの会社でも頭を悩ませているのではないでしょうか?

実は、組織に 「完璧な形」 なんて存在しないんです。むしろ、あえて不安定な状態をつくり出すことで、組織は驚くほど活性化します。

今回は、マーケティング組織の形について、ちょっと変わった理論 「組織活性の循環動態論」 を使って考えてみましょう。きっと、目からウロコの発見があるはずです。

投稿日 2025/12/22

新しい経営学とは? 「ビジネスモデルの4要素」 と 「重要思考」 で経営の全体像をつかむ

#マーケティング #経営 #本

経営学と聞くと、どこか難しくて、専門家だけが学ぶものというイメージを持っていないでしょうか。あるいは、MBA で学ぶような知識は、自分の日々の仕事とは少し距離があると感じているかもしれません。

もしそう感じているなら、今回ご紹介する書籍 「新しい経営学 (三谷宏治) 」 は、良い意味でそのイメージを覆してくれます。


本書は、経営学の知識をビジネスの現場で今日から使える実践的な知見へと再構築してくれます。

今回は、書籍 「新しい経営学」 が提示する内容がどのように私たちのビジネスの見方を変えるのかを、具体的な事例を交えながら解説していきます。

投稿日 2025/12/21

ローソンストア 100 。広告と店頭をシームレスにつなぐメディア戦略

#マーケティング #リテールメディア #フィジカルアベイラビリティとメンタルアベイラビリティ

テレビ CM や SNS 広告で話題になっても、売上が思うように伸びない…。

なぜ、消費者は買ってくれないのでしょうか。その原因は、広告で高めた商品・サービスへの興味を、お店で買う 「最後のひと押し」 につなげられていないからかもしれません。

その解決策のヒントが 「店舗は最強のメディア」 と捉えるローソンストア 100 にあります。

広告と店頭をシームレスにつなぎ、消費者を購買まで導く 「売れる仕組み」 とは何か。認知から購買まで一気通貫で消費者を導く仕組みづくりについて見ていきます。

投稿日 2025/12/20

リカちゃんを KATE でメイクアップ。異業種コラボによる未来の顧客を育てるブランド戦略

#マーケティング #ブランディング #コラボ

ブランドはどうすれば心に残る存在になれるのでしょうか?

ヒントを与えてくれるのが、玩具と化粧品という異業種が手を組んだコラボ商品 「KATE LICCA (ケイト リカ) 」 です。

子どもの記憶に残る原体験としてブランドを刻み込むこのコラボ商品には、強いブランドをつくるための示唆が詰まっています。いかに未来の顧客づくりにやっていくか、詳しく見ていきましょう。

投稿日 2025/12/19

花王 「Kao コレモ!」 。無名の便利グッズ状態から脱却し、指名されるブランドをつくる仕掛け

#マーケティング #ブランディング #顧客体験

商品は愛用されているのに、ブランド名が認識されない。リピートされているのに、いつ他社製品に乗り換えられるかわからない。

そんな不安定な状況を、花王はある画期的なアイデアで打破しました。

プロモーション費用ゼロ、たった3人のチームで開発。それなのにわずか4日で新規受付を停止するほどの大反響。「Kao コレモ!」 が仕掛けた事例から、マーケティングに学べることを紐解きます。

投稿日 2025/12/18

最新シリーズ 「たまごっちパラダイス」 に学ぶブランド構築。ブランドコンセプトを体験してもらう一貫した戦略

#マーケティング #ブランディング #ブランドコンセプト

なぜ、そのブランドは世代を超えて愛され続けるのでしょうか?

多くの商品が生まれては消えていく中で、何十年にもわたってファンの心を掴み続けるブランドには、明確な理由が存在します。

今回は、バンダイの 「たまごっち」 を事例に、顧客の心に深く根付くブランドをいかに構築するかを紐解いていきます。そこには、商品開発からコミュニケーションまで、すべてを貫く一本の 「軸」 がありました。

投稿日 2025/12/17

Anker Store & Cafe 。あえてターゲット顧客を広げる戦略

#マーケティング #顧客設定 #新規顧客

マーケティングでは 「ターゲット顧客は絞るべき」 と言われますが、本当にそれだけが正解でしょうか?

もちろん、限られた資源で効率的に成果を出すには有効な考え方です。しかし、その前提が逆に、まだ見ぬお客さんとの出会いを遠ざけているかもしれません。

今回は、充電器ブランドのアンカーがあえてターゲットを広げたことによって、どのように新しい顧客との接点を生み出したのかを紐解きます。

この事例には、注力顧客をあえて広げることで新たな市場をつくり出す、マーケティングのヒントがあります。

投稿日 2025/12/16

老舗鉄鋼メーカー大和鋼管工業のデジタルマーケティング。目指したい営業とマーケティングの相乗効果を生む組織連携

#マーケティング #情報発信 #営業とマーケティング

BtoB (法人向けビジネス) 企業でマーケティング部門が立ち上がっても、営業との連携がうまくいかず、せっかくの施策が頓挫してしまうケースは少なくありません。

 「営業は目先の売上しか見ていない」 「マーケは現場を知らない」 。そんな対立構造に陥っていないでしょうか?

老舗鉄鋼メーカーの大和鋼管工業 (だいわこうかんこうぎょう) は違いました。最初は営業部門からの反発を受けながらも、5年間愚直に情報発信を続けた結果、月間アクセス数を20倍に増やし、年間4500万円の商談をつくりだすことに成功しました。

今回は、大和鋼管工業の事例から、営業とマーケティングが本当の意味で協力し合い、全社一丸となって成果を生み出すためのヒントを探ります。

投稿日 2025/12/15

小説 「新人 OL 、社長になって会社を立て直す」 に学ぶ、一貫性のあるマーケティングと戦い方

#マーケティング #戦略 #本

日々の業務で打ち出す施策が、どうも場当たり的になっている。
戦略を立てたはずなのに、成果に結びつかない。

そんな悩みを抱えるビジネスパーソンは少なくないでしょう。その原因は、戦略に 「一貫性」 が欠けているからかもしれません。

今回ご紹介する書籍 「新人 OL 、社長になって会社を立て直す (佐藤義典) 」 は、マーケティングの本質を物語形式で楽しく学べる本です。


マーケティング理論を学びたいけれど、専門書は難しくて挫折してしまう。そんな人にぴったりの一冊です。

投稿日 2025/12/14

価値は誰に届ける?トヨタ GR に学ぶ、顧客文脈を捉え、選ばれる "鍵" をつくるマーケティング

#マーケティング #顧客定義 #鍵穴と鍵

優れたマーケティングは、お客さんが持つ 「本当に求めていること」 を見つけ出し、それにぴったり合う 「価値 (選ばれる理由) 」 を届けます。

今回は、トヨタのスポーツカーブランド 「GR」 を取り上げます。

トヨタ GR は、既存ファン、潜在層、そして販売店という3つの "顧客" を定め、それぞれの顧客文脈にぴったり合う価値を届け続けています。トヨタ GR をケーススタディにして、マーケティングの本質に迫ります。

投稿日 2025/12/13

高級自動車 「ベントレー」 に学ぶブランディング。顧客体験と好ましい感情からブランドをつくる方法

#マーケティング #ブランディング

多くの商品が並ぶ中で、なぜあるブランドだけが熱狂的に愛されるのでしょうか?

強いブランドをつくるには 「好ましい感情」 と 「気持ちいい記憶」 がカギとなります。

今回は、超高級車 「ベントレー」 を例に、お客さんから 「これがいい」 と指名で選ばれ続けるブランドの本質を紐解きます。

投稿日 2025/12/12

ドンキ 「ディスプレイの鉄人」 に学ぶ、SECI モデルから組織ノウハウ構築と実践

#マーケティング #組織開発 #SECIモデル

あなたの会社では、現場の優秀なスタッフが持つ 「コツ」 や 「技術」 が、その人だけの知識になってしまっていませんか?

 「見て学べ」 「背中を盗め」 と言うだけでは、貴重なノウハウは組織に根付かず、個人の頑張りに依存したままです。

企業が抱える課題のひとつが、個人の暗黙知を組織全体で活用できる形式知に変換し、継続的に事業能力を向上させる仕組みづくりです。属人的なノウハウが蓄積されても、組織の競争力向上につながらなければ、せっかくの知識が埋もれてしまいます。

ご紹介したいドン・キホーテの社内コンテスト 「ディスプレイの鉄人」 は、この課題を解決する興味深い取り組みです。従業員同士で競い合うイベントを通じて、個人の経験や感覚を組織全体の知識として昇華させています。

ドンキの事例を知識創造の 「SECI モデル」 に当てはめると、組織学習の理想的な循環が見えてきます。

投稿日 2025/12/11

フリマアプリ 「スニーカーダンク (スニダン) 」 。ジョブ理論で紐解く人気の理由

#マーケティング #ジョブ #価値実現

高額な商品をフリマアプリで買うとき、「本当に本物だろうか?」 と不安になったことはないでしょうか?

実際、「新品のはずが中身がすり替えられていた」 といったトラブルは後を絶ちません。偽物の品質も向上し、素人目では判断がつかないケースもあるようです。

ご紹介したいスニーカー特化型フリマ 「スニーカーダンク」 は、この問題を解決しようとしています。今回は、事例を通して、マーケティングのジョブ理論から急成長を遂げるフリマアプリの人気の要因を紐解きます。

投稿日 2025/12/10

花王メリット 55年目の転換。ブランディングとパーセプションチェンジからの V 字回復

#マーケティング #ブランディング #パーセプションチェンジ

どんなに愛されているブランドでも、時代とともにお客さんとの関係性は変化しています。

55年の歴史を持つ花王のシャンプーブランド 「メリット」 も例外ではありませんでした。「家族みんなで使える」 というイメージが10年間で 70% から 40% へ大きく減少。売上は毎年前年比 90% 台という状況が続いていました。

しかし、たった一文字の違いによるブランドコンセプトの再定義によって、メリットは再び成長軌道に乗りました。リブランディング後わずか1ヶ月で前年比 19% 増を達成したのです。

メリットの挑戦から、ブランドを蘇らせるヒントを紐解きます。

投稿日 2025/12/09

映画 「鬼滅の刃 無限城編」 。ガラパゴス化を突き抜け、独自の 「審美眼」 で価値をつくっての世界的な大ヒット

#マーケティング #違い #審美眼

鬼滅の刃の映画が、世界で大ヒットした要因のひとつが 「圧倒的な美しい映像」 です。

その背景には、日本独自の審美眼を貫き、他と違うことを恐れずに突き詰めた勇気がありました。

ここから鬼滅に学べる価値創出へのヒントを考えます。

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多田 翼 (運営者)

書いている人 (多田 翼)

Aqxis 代表 (会社 HP はこちら) 。マーケティングおよびマーケティングリサーチのプロフェッショナル。ベンチャーから一部上場企業の事業戦略やマーケティングのコンサルティングに従事。

前職の Google ではシニアマネージャーとしてユーザーインサイトや広告効果測定、リサーチ開発に注力し、複数のグローバルのプロジェクトに参画。Google 以前はマーケティングリサーチ会社にて、クライアントのマーケティング支援に取り組むとともに、新規事業の立ち上げや消費者パネルの刷新をリードした。独立後も培った経験と洞察力で、クライアントにソリューションを提供している。

ブログ以外にマーケティングレターを毎週1万字で配信中。音声配信は Podcast, Spotify, Amazon music, stand.fm からどうぞ。

名古屋出身、学生時代は京都。気分転換は朝のランニング。