ラベル マーケティング の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル マーケティング の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
投稿日 2025/12/03

セブンティーンアイスの顧客起点のマーケティング 4P

#マーケティング #4P #顧客起点

時代の変化とともに、お客さんが持つ自社商品・サービスへのイメージと、商品の実態との間には、売り手が気づかぬうちに溝が生まれているものです。

このギャップはビジネスの機会損失になってしまいます。

江崎グリコの 「セブンティーンアイス」 は、この問題を乗り越え、40年以上の歴史がありながら過去最高の売上を更新しました。成功の裏には、お客さんを起点にしたマーケティング 4P を緻密に再構築した戦略にありました。

今回は、セブンティーンアイスの事例から 「顧客起点のマーケティング 4P」 を解説します。

投稿日 2025/12/02

デリ Oisix 。新しい事象が生み出す新しい問題。問題解決からの価値創出

#マーケティング #新しい問題 #価値創出

目の前の変化を、どうすればビジネスチャンスに変えられるでしょうか?

テクノロジーの進化や生活様式の変化は、これまでにない 「新しい問題」 を生み出します。その問題を見過ごせば脅威となりますが、いち早く解決策を提示できれば 「価値創出の機会」 になります。

今回は、世の中の変化からビジネスチャンスを見出すための方法を、4つのステップで紐解きます。

投稿日 2025/12/01

カレンダー予定共有アプリ TimeTree 。「そんな使い方あるんだ!」 を金脈に変える発想転換術

#マーケティング #顧客理解 #価値創出

お客さんの 「想定外の行動」 にこそ、まだ見ぬ成長のヒントや新しい価値創造のチャンスが眠っているかもしれません。

カレンダー予定共有アプリの TimeTree は、「ユーザーの推し活」 という意外な使われ方を発見し、事業成長へと変えました。今回は、TimeTree の事例から、売り手の想定外を顧客価値につなげる秘訣を探ります。

固定観念に縛られず、顧客の声なき声に耳を傾けることで、どのような新しい可能性が開けるのでしょうか?

投稿日 2025/11/30

調理プロセスを魅せる東急ストア。「作る過程」 を魅せて顧客価値を高める

#マーケティング #プロセスの可視化 #価値向上

お店に並ぶたくさんの商品の中で、お客さんの目を引き、思わず手に取ってもらうためには何が必要なのでしょうか?

商品そのものの魅力はもちろん大切ですが、実は 「見せ方」 ひとつで、お客さんが感じる価値は大きく変わります。

今回は、食品スーパーの東急ストアが三軒茶屋店で取り組んでいる総菜売り場の事例を取り上げます。商品を変えずに価値を高める 「見せ方の工夫」 と、マーケティングの本質について考えていきます。

投稿日 2025/11/29

マーケティングフレームワークの功罪。守破離の実践でマーケティングを成功に導く方法

#マーケティング #フレームワーク #本

3C 分析や SWOT 分析の各項目を埋めただけで満足してしまい、顧客獲得や売上への成果につながらない…。

問題は、そのフレームワーク自体にあるというよりも、使い方に原因が潜んでいるのかもしれません。

書籍 「マーケティングフレームワークの功罪 - 成果を生む戦略策定のための独自プロセス獲得法 (菅恭一) 」 は、フレームワークを 「借り物の型」 から 「自社独自の武器」 へと変える実践的な方法論を教えてくれます。


この本をもとに、フレームワークの本質的な価値と、フレームワークを日々のマーケティング活動に根づかせる方法を考えます。

投稿日 2025/11/28

検索は "知性の拡張" へ。Google が仕掛ける検索のリブランディングとパーセプションチェンジ

#マーケティング #ブランディング #パーセプションチェンジ

どれだけ改善を重ねても、消費者や顧客企業からの見られ方や認識そのものが良くなければ、本当の価値は伝わらないものです。

今、Google はこの課題に挑んでいます。Google は AI を駆使し、中核サービスである検索のイメージを根底から変える、壮大な挑戦を始めました。

この事例から、自社のブランド価値を再定義し、お客さんから選ばれ続けるためのヒントを考えます。

投稿日 2025/11/27

パナソニックの移動型無人販売ロボット PIMTO 。顧客の 「ジョブ」 を解決する最適な 「ワーカー」 になる方法

#マーケティング #状況とジョブ #ワーカー

今回は、空港で活躍が期待されるパナソニックの移動型の無人販売ロボットである 「PIMTO (ピムト) 」 の事例を取り上げます。

この事例からは、お客さんの 「片付けたい用事 (ジョブ) 」 を解決する 「ジョブ理論」 に学びがあります。

お客さんが本当に解決したいジョブとは何か、そしてビジネスにどう活かせるのか。その秘訣を紐解きます。

投稿日 2025/11/26

日高屋に学ぶ、差別化の罠を避け、多くの顧客に愛され続ける普通戦略

#マーケティング #差別化の罠 #普通という王道

競合の商品やサービスとの差別化を追い求めるあまり、かえってお客さんが離れてしまう…。そんな 「差別化の罠」 に、知らず知らずのうちに陥ってはいないでしょうか。

首都圏で400店舗以上を展開する中華チェーン 「日高屋」 は、業界の常識とは逆のアプローチで成功を収めています。創業者が掲げたのは 「普通でどこでも好かれる味」 という、一見地味に思える戦略でした。

今回は日高屋の事例から、過度な差別化がもたらす弊害と、万人受けを狙う王道戦略の威力について考えます。

投稿日 2025/11/25

梱包資材を 「コスト」 から 「ブランド体験」 に変える shizai 。顧客価値の再定義

#マーケティング #価値の再定義 #ブランド体験

自社のビジネスにおいて 「これは単なるコスト」 と割り切っているものはないでしょうか?

もしかしたら、その 「当たり前」 が、お客さんを魅了するチャンスに変わるかもしれません。

今回は、ネット通販の配送に使われる 「梱包資材」 の事例を取り上げます。コスト削減の対象でしかなかった資材を、「お客さんへのブランド体験を伝えるツール」 へと昇華させた shizai という会社の取り組みです。

常識を疑い、新たな顧客価値を生み出すヒントを探ります。

投稿日 2025/11/24

ビニールハウスから甲子園へ。1年で潰れると言われた聖愛高校野球部に学ぶ、自ら考え自立する組織づくり

#マーケティング #マネジメント #本

予算も人材も限られた中で成果を出さなければならない。
上からの指示を忠実に実行することが評価される風土。
目先の数字に追われて、人の成長など考える余裕もない。

これらは少なくない企業が直面している現実かもしれません。

その突破口のヒントが、"1年で潰れる" と言われた弱小野球部を甲子園に導いた、ある監督の指導法にありました。


書籍 「1年で潰れると言われた野球部が北国のビニールハウスから甲子園に行った話 (原田一範) 」 は、組織づくりや人材育成への示唆を与えてくれます。

投稿日 2025/11/23

顧客の 「満足」 は 「飽き」 の始まり。セブン-イレブンが向き合う本当のライバルとは?

#マーケティング #顧客理解 #顧客満足

企業は競合他社の動向に目を向けがちですが、本当の競争相手は実は別のところにいます。それは 「変わり続けるお客さんのニーズそのもの」 です。

では、どうすれば常に変化する顧客心理を捉え、お客さんから飽きられることなく選ばれ続けることができるのでしょうか?

その答えのヒントが、セブン-イレブンの外国人観光客への取り組みにあります。セブン-イレブンから、本当の顧客理解とは何かを考えます。

投稿日 2025/11/22

なぜ映画 「鬼滅の刃」 は熱狂を生んだのか? "前座" と "本番" というマーケティング方程式

#マーケティング #コミュニケーション #前座と本番

今回は、劇場版 「鬼滅の刃」 無限城編の大ヒットを例に、消費者の心をつかむマーケティングの新しい方程式を紐解きます。

ヒットの裏側に隠された戦略と、私たちの心を揺さぶる感動の仕掛けについて、ぜひ一緒に探っていきましょう。

投稿日 2025/11/21

長引く夏の "憂鬱" を "楽しみ" に。味の素 「五季そうさまプロジェクト」 に学ぶ、変化に適応する問題設定からの価値実現

#マーケティング #問題設定 #価値実現

 「なんだか今年の夏は長かったな…」 
 「9 月も中旬なのに秋という感じがしない…」 

ここ数年、そんな風に感じることはないでしょうか? かつて日本では当たり前だった四季の感覚が、気候の変化によって少しずつズレてきているのかもしれません。

この誰もが感じている季節感のズレにビジネスチャンスを見出し、新たな一歩を踏み出した企業があります。それが、うま味調味料でおなじみの 「味の素」 です。

味の素は、主力商品 「ほんだし」 の売上減少という危機を乗り越えるためにプロジェクトを開始しました。新しい季節 「まだなつ」 を定義する、その名も 「五季そうさまプロジェクト」 です。

今回はこの事例を、「新しい事象 → 新しい問題 → 解決策 → 価値実現」 というフレームワークに沿って解説していきます。

投稿日 2025/11/20

まるで絵本な 「物語のあるヨーグルト」 。二階建ての価値構造でつくる選ばれる理由

#マーケティング #差異化 #二階建ての価値構造

今回は、古谷乳業の 「物語のあるヨーグルト」 を取り上げます。

この事例をケーススタディに、二階建ての価値構造で選ばれる理由をつくるマーケティングについて掘り下げます。

投稿日 2025/11/19

マッサージチェアあんま王。顧客の 「状況」 と 「状態」 を理解し、「モーメント」 を捉えるマーケティング

#マーケティング #モーメント #状況と状態

自社の商品やサービスに自信があるのに、なぜかお客さんに響かない…。そんなもどかしい経験をしたことはないでしょうか?

その原因は、お客さんのニーズを表面的な 「点」 でしか見ていないからかもしれません。

顧客ニーズを捉えるためには、消費者やお客さんが置かれた 「状況」 や心理的な 「状態」 を深く理解し、商品が本当に必要とされる 「モーメント (瞬間) 」 を見つけ出すことが大事です。

今回は、業務用マッサージチェア 「あんま王」 の V 字回復の事例から、お客さんの 「状況」 と 「状態」 、そして 「モーメント」 に着目したマーケティングを紐解きます。

投稿日 2025/11/18

UMAMI COLA (うまみコーラ) 。常識をひっくり返すバイアスブレイクからの価値創造

#マーケティング #価値創造 #バイアスブレイク

うちの商品は、どうすればもっと売れるんだろう…。

もしかしたら、業界の 「当たり前」 や消費者の 「思い込み」 の裏に、新たな成長のヒントが隠されているかもしれません。

今回取り上げるのは、一見、矛盾しているようなコンセプトで、発売から約1年で出荷本数を10倍に伸ばした 「UMAMI COLA (うまみコーラ) 」 です。成功の裏には、従来の常識を疑い、逆転の発想で新たな価値を生み出す 「バイアスブレイク」 という思考法がありました。

UMAMI COLA がいかにして清涼飲料業界の固定観念を打ち破り、消費者の心をつかんだのかを紐解きます。

投稿日 2025/11/17

あなたの脳は簡単にだまされる - ブラックマーケティングの正体と対策法

#マーケティング #人間心理 #本

なぜ人は 「限定セール」 や 「送料無料」 という言葉を見ると、つい商品をカートに入れてしまうのでしょうか?

実は、私たちの脳は想像以上に簡単に操られています。どんなに理性的で賢い人でも、巧妙に仕組まれた手法の前では、知らず知らずのうちに 「欲しい」 と思わされ、無意識のうちに財布の紐が緩んでしまうのです。

今回はある書籍から、そのカラクリを脳科学の視点から解き明かし、賢い消費者、そして誠実なマーケターになるためのヒントを探ります。

本のタイトルは 「ブラックマーケティング - 賢い人でも、脳は簡単にだまされる (中野信子, 鳥山正博) 」 です。


賢い人も簡単に騙されてしまうメカニズムと、その防御法をマーケティングの観点から掘り下げます。

投稿日 2025/11/16

宝酒造みりん。価値の可視化でブランドコンセプトを強化する

#マーケティング #ブランドコンセプト #価値の可視化

実際には優れた機能や便益があるのに、その魅力が伝わらずに 「買う理由が見つからない」 と思われてしまう…。少なくない企業が抱える解決したい問題ではないでしょうか?

ご紹介したいのは、宝酒造 (たからしゅぞう) の事例です。

みりんという身近な調味料において、目に見えない価値を可視化することにより、お客さんの心を動かし、確信を持った購入につなげるという取り組みです。

事例から、顧客価値を効果的に伝える 「価値の可視化」 の意義と実践のポイントを紐解きます。

投稿日 2025/11/15

Cook Do オイスターソース 限界麺。カテゴリーエントリーポイント (CEP) とブランドエントリーポイント (BEP) を制するマーケティング

#マーケティング #カテゴリーエントリーポイント #ブランドエントリーポイント

今回は、味の素の 「Cook Do オイスターソース 限界麺」 というユニークな施策を取り上げます。その裏には、消費者の購買心理をつかむ戦略的な仕掛けがありました。

この事例から、お客さんに選ばれ続けるブランドになるための秘訣を考えます。

投稿日 2025/11/14

クレディセゾンのブラックカード。顧客理解からの発見、価値の再定義、顧客価値の提案

#マーケティング #顧客理解 #価値の再定義

自社の商品やサービス、自信を持って提供しているはずなのに、なぜかお客さんの反応が薄い…。そう感じたことはありませんか?

もしかすると、売り手側の 「当たり前」 が、お客さんの 「本当に求めていること」 とズレているのかもしれません。

商品やサービスの改善を続けていても、売り手側の常識や過去の成功体験にとらわれていては、お客さんの心には届きません。重要なのは、顧客とのリアルな接点で得られる小さな気づきを見逃さず、そこから顧客の価値観や文脈を読み解くことです。

今回は、クレディセゾンのブラックカード事業の事例を取り上げます。お客さんとの接点での顧客理解をもとに顧客価値を再定義し、お客さんの顧客文脈に合わせて訴求する重要性を考えます。

最新記事

Podcast

多田 翼 (運営者)

書いている人 (多田 翼)

Aqxis 代表 (会社 HP はこちら) 。マーケティングおよびマーケティングリサーチのプロフェッショナル。ベンチャーから一部上場企業の事業戦略やマーケティングのコンサルティングに従事。

前職の Google ではシニアマネージャーとしてユーザーインサイトや広告効果測定、リサーチ開発に注力し、複数のグローバルのプロジェクトに参画。Google 以前はマーケティングリサーチ会社にて、クライアントのマーケティング支援に取り組むとともに、新規事業の立ち上げや消費者パネルの刷新をリードした。独立後も培った経験と洞察力で、クライアントにソリューションを提供している。

ブログ以外にマーケティングレターを毎週1万字で配信中。音声配信は Podcast, Spotify, Amazon music, stand.fm からどうぞ。

名古屋出身、学生時代は京都。気分転換は朝のランニング。