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投稿日 2025/05/22

サントリーウエルネスが実践する 「全員がリサーチャー」 。定量調査と定性調査を効果的に組み合わせる方法

#マーケティング #マーケティングリサーチ #定性調査

お客さんは、なぜその商品を選んだのでしょうか?

販売データやアンケート調査の回答を分析すれば全体の動向は見えてきます。しかし、こうした定量調査はお客さんの行動の背後にある 「本音」 や 「心理」 まではなかなかわかりません。一方、相手のことを深く掘り下げるインタビューなどの定性調査はリアルな声を知る有効な手法ですが、時間やコストの壁が立ちはだかります。

では、定量調査と定性調査をどう組み合わせれば、効率的かつ的確にお客さんの心を捉えることができるのでしょうか?

今回は、定量調査と定性調査を巧みに活用し、顧客理解を深めているサントリーウエルネスの事例を取り上げます。定量調査と定性調査を効果的に組み合わせるヒントを探ります。

投稿日 2025/05/21

オーケー銀座店。市場への "思い込み" から脱却し、未充足ニーズを満たしての顧客創造

#マーケティング #顧客創造 #思い込みからの脱却

東京の銀座といえば、高級店が立ち並ぶ 「富裕層の街」 というイメージが強いことでしょう。

2023年10月にマロニエゲート (地下1階・2階) にオープンしたディスカウントスーパーの 「オーケー銀座店」 は、開店から1年を迎えたあとでも売上が前年比で2割以上伸び続けています (参考記事) 。

EDLP (Everyday Low Price) を掲げるオーケーが、なぜ 「高級エリア = 富裕層の街」 というイメージの銀座で成功しているのでしょうか?

その背景を探ると、マーケティングやビジネスのヒントが見えてきます。

投稿日 2025/05/20

アタック ZERO パーフェクトスティック。失敗を乗り越えた 「メンタルアベイラビリティ」 と 「フィジカルアベイラビリティ」 をつなぐマーケティング

#マーケティング #メンタルアベイラビリティ #フィジカルアベイラビリティ

マーケティングでは、テレビ CM や SNS を活用して認知度やブランド力を高める施策に力を入れていきます。しかし、そこで満足してしまうと、肝心の購入にはつながらないことがあります。

広告でお客さんに欲しいと思ってもらっても、実店舗や EC サイトなどのウェブ上で商品が見つからなければ、そのチャンスは失われてしまうのです。

今回は、花王 「アタック ZERO パーフェクトスティック」 の事例から、広告や SNS と、店頭施策をつなげることの重要性と、その成功の秘訣を掘り下げます。ぜひ一緒に学びを深めていきましょう。

投稿日 2025/05/19

ゲーム 「学園アイドルマスター」 に学ぶ、迷いを断ち切る "Must" と "Nice to have" の戦略的な取捨選択

#マーケティング #戦略 #取捨選択

新しい機能を追加すれば、もっと魅力的になるのはず――。

商品やサービスをより良くしようとする中でアイデアが浮かび、つい多くの要素を詰め込みたくなるかもしれません。しかし、多くのことを追加するあまり、本当に必要なものが埋もれてしまえば、お客さんにとっての魅力が薄れてしまう危険性があります。

今回ご紹介したいスマートフォン向けゲーム 「学園アイドルマスター (学マス) 」 は、"あったほうがいい" ではなく "これがないと成立しない" を徹底的に見極めた取捨選択を図りました。

学マスの事例から、商品開発やマーケティングに活かせる戦略的思考について、ぜひ一緒に学びを深めていきましょう。

投稿日 2025/05/18

金麦の Spotify 音声広告 「待ち麦物語」 。"状況ターゲティング" で選ばれる存在になる方法

#マーケティング #状況ターゲティング #想起

ターゲット顧客層に向けて広告を打っても、なかなか響かない...。そんな悩みを抱えている企業は少なくないのではないでしょうか?

これまでの 「誰に」 という視点だけでは、効果的なマーケティングコミュニケーションは難しくなってきています。そこで注目したいのが 「状況ターゲティング」 という新しいアプローチです。

今回は、サントリーの金麦が実施した Spotify での音声広告キャンペーンから、状況ターゲティングの可能性と実践のヒントを探ってみましょう。

投稿日 2025/05/17

トヨタの 「医療的ケア児用バギー」 の開発は、デザイン思考の実践のお手本例

#マーケティング #新規事業 #デザイン思考

新商品を開発したのに、思うように売れない…。せっかくのサービスなのに、なぜかユーザーが離れていく…。

少なくないケースで陥っているのは、本当のユーザーニーズを見失っているからかもしれません。その解決策となるひとつが 「デザイン思考」 です。

今回は、トヨタの医療的ケア児に向けた開発事例から、ユーザー視点で価値を生み出すデザイン思考の実践方法を紐解きます。ぜひ一緒に学びを深めていきましょう。

投稿日 2025/05/16

怠惰は悪ではない。創造性と幸福感を生む 「何もしない時間」 のすすめ

#マーケティング #生き方 #本

最近、何もする気が起きない…。そんな時、自分を責めたりしていませんか?

タイパや効率性を重視する現代においては、怠けることは何か悪いことだとされ、常に生産性を求められる風潮があります。しかし、休みたい、怠けたいという感情は、実は心と体が発している大切なサインかもしれません。

今回は、書籍 「怠惰」 なんて存在しない - 終わりなき生産性競争から抜け出すための幸福論 (デヴォン・プライス, 佐々木寛子) を取り上げます。


 「何もしない時間」 があなたの創造性や幸福感を育むこともあります。怠惰に対する固定観念を捨て去り、自分らしいペースを取り戻す方法を一緒に探っていきましょう。

投稿日 2025/05/15

無印良品 「空気でできたソファ」 。使っていないときにも価値をつくる二段階の価値構造

#マーケティング #使っていないときの価値 #二段階の価値構造

自社の商品やサービス、お客さんが 「使っていない時」 のことまで考えられ、配慮されているでしょうか?

商品開発やマーケティングでは、使用時の機能や性能にばかり目が向きがちです。でも、商品を使わない時間のほうが長く、例えば設置や移動、収納、さらには処分までの商品のライフサイクル全体において、実は様々な不便や負担がお客さんの中に潜んでいるかもしれません。

無印良品の 「空気でできたソファ」 は、使っていない時の顧客体験にも光を当て人気となっています。背景には、商品開発における見過ごされていた価値定義の発想がありました。

ぜひ一緒にビジネスへの学びを紐解いていきましょう。

投稿日 2025/05/14

マーケティング戦略マップを手に、冒険に出かけよう

#マーケティング #戦略

 「マーケティングって、結局どこから始めればいいの?」 

そんな悩みを抱える方は多いのではないでしょうか。商品やサービスを市場に投入しても、なかなか成果が出ない。SNS や広告を打っても、思うように反応がない。そんな状況に直面していないでしょうか?

今回は、道しるべとなるような、マーケティングの全体像を6つのステップで整理し、お客さんと長期的な関係を構築するための 「マーケティング戦略マップ」 をご紹介します。

ぜひ一緒に学びを深めていきましょう。

投稿日 2025/05/13

チャンスに変えたプリングルズに学ぶ、ブランドらしさをつくる 「ブランド設計 (ブランドピラミッド) 」 とは?

#マーケティング #ブランドコア #広告

 「ブランドらしさ」 とは何でしょうか?

プリングルズは、パッケージをコンパクトに変えた際に、中身の内容量が減ったという誤った情報が消費者の間で広がってしまいました。しかしプリングルズは、ユニークな対応により、ポジティブな状況に変えました。

今回は、危機をチャンスに変えたプリングルズの事例から、ブランドのあり方やブランディングについて考えます。ぜひ一緒に学びを深めていきましょう。

投稿日 2025/05/12

赤字から V 字回復。パリミキに学ぶ NPS を活用した CX 改革

#マーケティング #顧客体験 #NPS

 「あなたは、この商品またはサービスを親しい友人や家族にどの程度すすめたいと思いますか?」 

これは、NPS (ネットプロモータースコア) をアンケートで訊くための質問です。

多くの場合、NPS はスコアを算出しても、「改善の仕方がわからない」 「ビジネスでの成果と結びつかない」 といった声が挙がりがちです。そんな中、メガネチェーン大手のパリミキは、NPS を全社的に導入し見事に V 字回復を果たしました。

今回は、パリミキの事例から NPS を活用した顧客体験を向上させるヒントを探ります。ぜひ一緒に学びを深めていきましょう。

投稿日 2025/05/11

花王 「冷タオル」 に学ぶ、"観察" と "再解釈" からの新しいアイデアのつくり方

#マーケティング #アイデア創出 #顧客価値

普段の生活で目にする光景やちょっとした行動が、実は人々の困りごとや潜在的なニーズを映し出していることがあります。

身のまわりを注意深く観察することによって、新たな価値を生むきっかけが見えてくるかもしれません。

今回は、花王の 「冷タオル」 という商品を例に、観察からアイデアが生まれるまでのプロセスを探ります。ぜひ一緒に学びを深めていきましょう。

投稿日 2025/05/10

クラシコムのインサイトの掘り下げ。「本質直観」 が拓く新しい顧客価値

#マーケティング #顧客理解 #本質直観

膨大なデータを集め、入念な市場調査を実施し、それでもなお 「本当にお客様が求めているものは何か」 という壁の前で立ち止まってしまう…。

その答えを求めるあまり、外部のデータばかりに目を向け、自分自身の内なる声に耳を傾けることを忘れてはいないでしょうか?

今回ご紹介する味の素とクラシコムな協業事例は、「本質直観」 によってビジネスの常識を "ひっくり返す" 可能性を秘めています。ぜひ一緒に学びを深めていきましょう。

投稿日 2025/05/09

競争から協創へ。アサヒビールが挑む、フレネミーとつくるファンダムなマーケティング

#マーケティング #ファンダム #フレネミー

マーケティングにおいて、競合とは常に 「戦わなければならない相手」 なのでしょうか?

もしかしたらライバルと思える存在こそが、新たな価値を生み出すパートナーになるかもしれません。

アサヒビールは、競争と協力の両方の関係性を持つ 「フレネミー」 に目を向け、マーケティングを展開しています。アサヒビールの事例から、競争を超えたマーケティングの可能性について紐解きます。

投稿日 2025/05/08

シャウエッセン 夜味。新しい利用シーンを打ち出し、新規顧客の獲得と既存顧客の利用頻度向上へ

#マーケティング #新しい利用シーン #カテゴリーエントリーポイント

長年愛されているロングセラーの商品やサービスには、思わぬ落とし穴が潜んでいます。

それは、成功がもたらした制約です。

朝食の定番のソーセージ 「シャウエッセン」 は、40年以上にわたり、多くの家庭で愛されてきました。しかし、朝食のソーセージとして確固たる地位を築いたことで、新たな顧客層の開拓が難しくなっていました。

そんな 「成功のジレンマ」 から抜け出すために、シャウエッセンはどんなマーケティングを展開したのでしょうか?

投稿日 2025/05/07

ミステリー小説 「六人の嘘つきな大学生」 に学ぶ、お客さんの "建前" と "本音" を読み解く方法

#マーケティング #顧客理解 #本

 「お客様の声を聞いています」 と胸を張る企業は多いものの、本当にお客さんの心の奥底にある本音まで理解できているでしょうか?

人は状況や心理によって表と裏の顔を使い分けるものですが、実は少なくない場合で、私たちは表面的なお客さんの 「建前」 の声しか拾えていないかもしれません。

ミステリー小説 「六人の嘘つきな大学生 (浅倉秋成) 」 は、人間の表と裏の顔、そして状況によって変化する心理を鮮やかに描き出しています。


この物語から得られるマーケティングへの示唆は、お客さんの本音に寄り添うためのヒントに満ちています。

建前と本音が揺れ動く中で、どう顧客に寄り添うべきか――。ぜひ一緒に学びを深めていきましょう。

投稿日 2025/05/06

かっこよく飲めるウォーターサーバー 「WATER BASE」 。マズローの五段階欲求説から捉える高次の顧客ニーズ

#マーケティング #顧客ニーズ #マズローの五段階欲求

今回取り上げるのは、アサヒ飲料が提供する 「WATER BASE」 です。水を飲むという基本的な行動を、価値ある体験へと変えようとするウォーターサーバーです。

マズローの五段階欲求説から、学べることを紐解いていきます。ぜひ一緒に学びを深めていきましょう。

投稿日 2025/05/05

社会インフラ課題を解決する稼げるインフラゲーム 「ピクトレ」 。"当たり前" を "特別" に変える挑戦

#マーケティング #ブランディング #ゲーミフィケーション

指定された範囲で電柱を撮影するだけでお金が稼げるゲーム。東京電力グループが仕掛けた 「電柱撮影ゲーム」 が、新しいマーケティングの可能性を示しています。

背景にあるアプローチを掘り下げると、他の業界にも応用できるビジネスのヒントが見えてきます。

ゲーミフィケーションを取り入れ、社会貢献と地域活性化までをも実現した取り組みから、ぜひ一緒に学びを深めていきましょう。

投稿日 2025/05/04

手書きの 「紙の手帳」 がいまだ人気の理由とは?ジョブ理論から解説

#マーケティング #顧客インサイト #ジョブ理論

スマートフォンで手軽にスケジュールの管理ができる時代に、手書きの手帳が人気を集めています。

アナログの紙の手帳へのニーズを 「ジョブ理論」 から紐解き、マーケティングへの汎用的な示唆を掘り下げます。ぜひ一緒に学びを深めていきましょう。

投稿日 2025/05/03

二段階のベネフィット訴求。お客さんの心に響く "一次便益" と "二次便益" とは?

#マーケティング #ベネフィット訴求 #顧客理解

自社の商品やサービスをアピールするとき、どこに光を当てているでしょうか?
商品・サービスの機能面の説明だけで、本当にお客さんの心は動くでしょうか?

多くの場合、私たちは商品の一次的な価値を伝えることに留まり、その先にある 「お客さんの生活やビジネスがどう変わるのか」 という本質的な価値には触れていないかもしれません。

今回は、お客さんの心に響くための 「二段階のベネフィット訴求」 について、具体例を交えながら解説していきます。ぜひ一緒に学びを深めていきましょう。

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多田 翼 (運営者)

書いている人 (多田 翼)

Aqxis 代表 (会社 HP はこちら) 。マーケティングおよびマーケティングリサーチのプロフェッショナル。ベンチャーから一部上場企業の事業戦略やマーケティングのコンサルティングに従事。

前職の Google ではシニアマネージャーとしてユーザーインサイトや広告効果測定、リサーチ開発に注力し、複数のグローバルのプロジェクトに参画。Google 以前はマーケティングリサーチ会社にて、クライアントのマーケティング支援に取り組むとともに、新規事業の立ち上げや消費者パネルの刷新をリードした。独立後も培った経験と洞察力で、クライアントにソリューションを提供している。

ブログ以外にマーケティングレターを毎週1万字で配信中。音声配信は Podcast, Spotify, Amazon music, stand.fm からどうぞ。

名古屋出身、学生時代は京都。気分転換は朝のランニング。