書籍 日本よ、世界の真ん中で咲き誇れ は、安倍晋三と百田尚樹の両氏の対談本です。
2012年と2013年の二回に渡る対談です。第2次安倍内閣は2012年12月末に誕生したので、発足前後でのタイミングです。
この本を読むと、安倍首相が二度目の総理大臣に就任するにあたって、当時どのように考えていたかがわかります。
今回のエントリーは、安倍首相のリーダー観、平和を実現し維持することの考え方、日本の安全保障への認識についてです。
リーダーの判断は国家の命運を握る
本書の 「はじめに」 で、安倍首相は次のように書いています。
百田さんの小説の大きなテーマのひとつは、「他者のために自らの人生を捧げること」 ではないかと思っている。私自身、若き日に政治家を志してから常にそういう気持ちを忘れずに政治に取り組んできた。
『永遠の0』でも『海賊とよばれた男』でも、百田さんはそういう日本人を描いている。