
先日、通勤定期を更新しました。定期は6ヵ月を使っています。
通勤経路が変わった、すなわち転職して6ヵ月が経ちました。半年という区切りなので、環境を変えることについて考えてみます。
転職というのは、仕事の環境が大きく変わります。
それによって、自分の中での考え方や価値観も少なからず変わるものです。否応なく、新しい環境への適応が必要になります。
転職の意義はそれを通じて自分がどう変われるかだと思います。受け身で「変わる」というよりも、自らの意志で「変われるか」です。
転職をしたから見えてきたことに、同じ組織に長くいると「ものさし」が固定化してしまうことがわかりました。ものさしというのは、自分自身への評価であったり、自分の仕事の立場/役割、業界への見方、などです。
例えば、自分の強みだと思っていたことが、新しい環境になることでもっとすごい人が普通にいたりだとか、逆に意識していなかった自分の考え方・やり方が転職後には重宝されます。
こうした自分を客観視する「ものさし」が場を変えることで変わったり、新しく増えます。
今の会社には評価制度に上司だけではなく、一緒に仕事をしたメンバーの評価もあります。クロスファンクションと言って、異なる組織や国で仕事をすることも多く、色々なプロジェクトでいろんなメンバーと仕事をし、そのメンバーに評価してもらう制度です。
最新の評価が返ってきました。
新しい発見だった1つに「No と言えること」という評価点がありました。
具体的な評価は、データや事実に基いて中立的・客観的な視点や意見を言える、チームが進めた方針/ストーリーであっても、データからそれは言えないと反対したことでした。
一方、様々な立場の人を巻き込んで行ったり、リーダーシップについては、評価としては自分は満足できるものではありませんでした。今後の自分の課題です。これも転職をして初めて見えてきたことです。
新しい環境は、自分を磨くチャンスです。その一方で、より難しいチャレンジが伴う場合は失敗や挫折も経験するので、「前の環境のほうがよかった」と後ろ向きになることもあるでしょう。転職にはプラスとマイナスの幅の大きさが、転職をせずに残るよりも大きく、それだけリスクがあります。
リスクをどう捉えるかです。もし、自分の中で少しでも「やってみようかな」と思えるのであれば、挑戦したほうがよいと考えます。転職をして半年ほど経った今はそう言えます。
仕事がマンネリ化していたり、以前ほど考えたり試行錯誤がなくても目の前の仕事がこなせるようになってきたら、新しい環境に移るタイミングです。