2013/11/04

「人間としての信頼」と「選手(仕事)としての信頼」

サッカー日本代表で、ドイツのブンデスリーガで活躍する内田篤人選手。内田選手の著書である「僕は自分が見たことしか信じない」に、とても共感することが書かれていました。

サッカーに限らずチームスポーツにおいて、最も大事なことは周りから信頼を得ることだと思う。そのために僕が心がけていることは、練習をまじめにやる。文句や愚痴を言わない。普段からありのままの自分でいること。これは意識してやるようにしている。

でも、プロの世界ではこれだけじゃ足りないんだ。人間としては信頼を得られるかもしれないけれど、選手としては信頼を得るためには、やはり試合で結果を出して、実力を認めさせなければいけない。どこの国でも、どこのチームでも、そうしなければ本当の意味で信頼を得ることはできない。

引用:書籍「僕は自分が見たことしか信じない」

内田選手の場合、ドイツに来てシャルケ04に入団した5ヶ月後のバイエルン・ミュンヘン戦が契機になったと言います。相手選手をほぼ完璧に抑えたことで、内田選手を見る周りの目がガラッと変わったそうです。その試合を堺にみんなから信頼を得られていると感じ、ドイツで戦っていける手ごたえをつかめた試合だった、と。

信頼を「人間としての信頼」と「選手(仕事)としての信頼」に分けて考え(もちろん厳密に分けるのは難しいですが)、選手としての成果を出して初めてチームメイトからの信頼を得られるという捉え方です。

内田選手はサッカーや他のチームスポーツにおいてと書いていますが、ビジネスパーソンにもそのまま当てはまると思っています。

自分自身の場合は、今年転職をして6ヵ月ほど経ちましたが、新しい組織/チームの一員になれたと実感できるのは、仕事において「これをやった」という成果があってだと思っています。

新しい同僚との人としての信頼関係を築くことはもちろんですが、それだけでは何か足りない。自他ともに認める結果や成果が伴って初めて「チームメイト」になれる。成果が問われるような会社はなおさらではないかなと。

正直なことを書くと、転職して半年、まだ自分なりの成果は出せていないと思っています。新しい環境になり、結果を出しているのはゼロではないですが、自分の中で「これ」という自信を持って成し遂げたことがまだ持てていない状況です。苦しいと言えば苦しいし、一方で、そういうチャレンジを求めて来たわけで、挑戦できる環境にはあるのはありがたいことでもあります。

一足飛びに何かすごい成果が出るとは思わないので、当たり前のことをきっちりやる、目の前の仕事に集中して全力を出すこと。謙虚さを失わず、失敗も含めて現状を受け入れること。最後に2013年の今年一年を振り返った時に、仕事でも充実した年だったと自分にウソはつかず自信を持って言えるかどうか。今年のあと残り2ヵ月弱をどう過ごすかが問われていると思っています。




最新エントリー

多田 翼 (書いた人)


外資系 IT 会社にて 「シニア マーケティングリサーチ マネージャー」 (LinkedIn) 。

1981年 (昭和56年) 生まれ。名古屋出身。学生時代は京都。家族4人で東京23区内に在住、2人の子どもの父親。気分転換は毎朝1時間のランニング。

書いている内容は、所属組織や会社の正式見解ではなく個人の見解です。