2013/03/23

父親になるということ

タイトルの通りですが、子どもが生まれることになりました(予定は9月なので「これから」です)。

子どもはずっと欲しいと思っていたので待望の第一子です。本当の父親としてのスタートは実際に生まれてからかもしれませんが、今の時点で思うことを少し書いてみます。

■親の立場になって初めて気づいた「親への思い」

「自分の子どもができた」と知った瞬間は忘れられません。その時から自分が親になるということを意識し始めました。

親の立場で見られるようになってあらためて思ったのは、自分自身の親に対する感謝でした。もちろんこれまでも、自分を産んでくれたこと、育ててくれたことへの感謝の気持ちは持っていたのですが、生まれる前のことはあまり考えていませんでした。自分の子どもができたとわかってから、まだ生まれていないその子どものことをすでに色々と考えるんですよね。どんなふうに育ってほしいとか、何を伝えたい、名前、どんなふうに考えてほしいとか、こんな生き方をしてほしい、などなど。

で、思ったのが自分の両親も自分に対しては同じように思っていたんだろうな、ということ。例えば、母親が自分を妊娠中に気をつけていたことや意識して食べていたもの・取るようにしていた栄養の話とか、父親が一所懸命に考えてつけてくれたであろう「翼」という名前、生まれる前から自分のことを色々と考えてくれた。ありがたいな、と。そんなことは今まで考えたことはなかったのですが、自分の子供ができるとわかってからは、生まれる前の段階も含めて自然に親への感謝の気持ちをあらためて持つようになりました。

親の立場を実感するようになって、「自分の親の自分に対する気持ち」を少しリアルに感じることができた。そこから生まれた感謝の思い。この気持ちはどこかで親に伝えたいです。ちょっと今さらなので恥ずかしいとも思うのですが、せっかくの機会だし、今度実家に帰った時にでもそれとなく伝えてみようかなと思っています。

■子どもが今の自分を見てかっこいいと思ってくれるか

親の自覚を持つようになって、生まれてくる子どもに対して何を伝えたいかを考えるようになりました。自分の考え方や生き方を子どもにもちゃんと知ってほしいなと思っています。そのためには自分自身のことをもう少し整理しておく必要があるんですよね。伝えたいことを明確にしておきたい。本当に伝えたいことは何か。

伝え方も2つあると思っていて、直接話すことと間接的に伝えるやり方。間接的というのは、親の背中を見て子どもはどう感じて何を受け取るのかというイメージです。話したことについて親が実際にその通りにやっているのがわかれば、正面から語ったことと背中で語ったことがリンクする。その分だけ伝わって、子供もそこから考えてくれる。そんな親子関係になれればなと。

背中で語るということは、ある意味で自分の生き方を直接の言葉以上に子どもに見せるようなもの。子どもの目って鋭く、大人のウソを簡単に見抜く力を持っていると思います。特に親を見る子どもの視線はなおさら。言っていることと実際にやっていることが違えばすぐに気づくはず。

だからこそ問われるのは、自分がやっていることを自分の子どもに嘘偽りなく見せられるか。自分の選択や行動を誇れるか。自分の子どもが今の自分を見てかっこいいと思ってくれるか。

これまで自分の中で大切にしたいと思っていたのが、自分の気持ちにウソはつかないことでした。自分の感情や気持ちを誤魔化さないようにすること。今年になって自分が父親になる意識が生まれてからは、子どもに「自分で自分にうそをついていない」とはっきり言えるかどうかも考えるようになりました。

★  ★  ★

子どもができると、自分の中で守りの気持ちが大きく出てきてしまうかもしれません。もちろん守りの意識も大切ですが、これまで以上にチャレンジする気持ちを持つようにしたいです。

生まれてくる子どもに、いつか、自分が選択したチャレンジを伝え、こういう生き方もある、リスクを取って挑戦することの大切さを伝えたいと思っています。チャレンジすることを子どもに強要することはしたくはないですが、少なくともそういう生き方があることを知ってほしいんですよね。単なる上辺だけの言葉ではなく、自分の体験談としてリアリティのある話、伝え方を子どもにしたい。

そのためにも、リスクを取って挑戦する気持ちは忘れないようにしたいと思っています。そして実際にそういう選択・行動を取る。


最新エントリー

多田 翼 (書いた人)