2014/07/13

ウェアラブル端末 (Withings Pulse) の睡眠計測が期待はずれでした




ウェアラブル端末を購入


少し前に買ったのが Withings Pulse です。写真のようなウェアラブルデバイスで、4cm x 2cm の小さい端末です。




ウェアラブルによる睡眠計測


計測できるのは、歩数・移動距離・移動高低差 (階段など上った高さ)・消費カロリー・心拍数・血中酸素濃度・睡眠の質です。実際のイメージは以下のプロモーション動画がわかりやすいので、興味のある方はご覧ください。


The Withings Pulse - Video presentation (EN) - YouTube


この商品を買おうと思った理由の1つは、自分の睡眠が自動測定できることでした。

Withings Pulseから睡眠の質として測定できるのは、3段階の睡眠です。起きている状態・浅い睡眠・深い睡眠の3つです。

購入後1ヶ月で睡眠計測を使った感想は、事前の期待が大きかった分だけ満足度は高くないです。理由は2つあります。


不満足の理由 1: 計測の不正確さ


1つ目は、計測の正確さです。デバイスの測定方法は、Withings ヘルプによれば、三次元加速度測定によって計測されているようです。該当箇所の抜粋です。

The Pulse features a high precision 3-axis accelerometer. At night, this sensor precisely assesses your movements, so that the Pulse can run a sleep cycle analysis.

睡眠時はデバイスを専用のリストバンドに取り付けて、腕にまいた状態で睡眠状態を測定します。つまり、腕がどの程度動くかで睡眠を計測しています。

使っている感想は、腕の動きと自分の睡眠が必ずしも一致していないと感じる場合があることです。

例えば、ベッドで横になって、意識としては起きている状態でも、その間に腕が動いていなければ、デバイスは 「浅い睡眠」 と判定するようです。他には、夜中にトイレに行き、その後にすぐに寝る場合、起きていたのは時間にして数分程度ですが、データは起きている時間が20分のように記録されていたケースもありました。

測定結果がどこまで本当の自分の睡眠状態を表しているかは疑問が残ります。

とはいえ、本当の睡眠状態がわからないので、Withings Pulse からの測定値を比較しようがないのも事実です。正解がわからないので、Withing の計測結果を信じるしかありません。


不満足の理由 2: 計測結果が睡眠改善につながらない


2つ目は、計測値から得られることです。結局のところ、睡眠状態が自動計測できたとしても、そのデータ結果を活かせる余地が少ないのです。

例えば、体重であれば増加または減少傾向があり自分の望ましい方向でなければ、食事や運動を改善するという次のアクションに結び付けられます。歩数も少ない日であれば、意識的に歩こうというインセンティブが働きます。

一方、睡眠データは次のアクションが取りづらいです。計測データを見ても、結果がわかるだけで具体的な睡眠改善ができません。

どのようなパターンが良い睡眠で、どれが質の悪い睡眠なのかの判断が難しいです。実際の睡眠データのパターンも一定ではなく毎回変わり、かつ、起床時のよく寝れたかどうかの自分の感覚と計測結果も必ずしも一致しません。よく寝たと思ったら深い睡眠時間が意外に少なかったり、あまり寝られなかった感覚があるにも関わらず深い睡眠が長かったりです。

睡眠の質を上げられるための工夫を自分でしてみても、それがデータ結果に表れなく、体感としてもどれだけ効果があったかがわかりません。トライアル → 検証 → 改善がデータでできないところに、睡眠計測データの扱いの難しさがあります。


まとめ


今回のエントリーでは、睡眠計測について満足が得られなかった2つの理由を書きました。

Withings Pulse の箱には 「Track. Improve. 」 と書かれています。意味は、毎日の運動や睡眠を計測し (Track) 、 日常生活の水準を向上させよう (Improve) というものです。

睡眠に関しては、Track も Improve も両方とも期待していた満足度ではありませんでした。

重力加速度装置を使っての睡眠状態の測定は、安価に実現されているので悪くはないです。睡眠状態を測定するアプローチは、身体の動きではなく脳の意識をベースに計測する方法がより良いのではと感じます。


体重管理はクラウド体重計を利用


自分の体重管理に使っているのは Withings Smart Body Analyzer という体重計です (Withings はワイジングスと読みます) 。



特徴はクラウドで体重データを管理できることです。デザインも洗練されています。

クラウド管理とは、体重計から Wi-Fi で計測値データが送信され、専用スマホアプリやウェブでのマイページで管理できます。

関連エントリーは以下です。レビューに書いた通りで、自分の体重がトレンドでわかり、健康管理に役立っています。

Withings Body Scale:かっこいいクラウド体重計の3つの価値





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多田 翼 (書いた人)