2010/10/04

エジプト旅行記②

エジプト旅行記のつづきです。


ポンペイの柱(左)/ ホルス神(中央)/ ラムセスⅡ世(左)


■カイロ

成田からカイロまでの直行便で行ったので、日本を離れてまず足を踏み入れたのがカイロでした。カイロはエジプトの首都で人口約1600万人(2006年)でエジプト最大の都市。ただ、最も強く印象に残っているのは町のいたるところにあったゴミと絶え間なく鳴る自動車のクラクションです。ゴミはほんとに道路や家々のまわりのいたるところに捨ててある感じ。あまりに不思議だったので現地ガイドに聞いてみると、ごみ収集をしてもらうために捨ててあるとのことですが、それにしてもゴミだらけ。そして空気もたぶん相当悪い。カイロでは基本マスクをつけてました。

 
カイロ市内の様子


■交通事情  (特にカイロ)

前述のように、カイロでは車のクラクションが常に鳴っていました。始めはうるさくて仕方なかったものの、人間慣れるものですぐに気にならなくはなったのですが。となると、現地の人はクラクションにどれだけアラームを感じているのかちょっと不思議。なぜこれほどクラクションが鳴っているかと思って観察していると、理由はたぶん3つ。1つは交通マナー。比較対象が日本なので、どうしてもマナーが気になります。よく車がぶつからないなと思うほど。


■信号・横断歩道

2つ目の理由は、信号。そもそもカイロの道路には信号がほとんどなかったです。交差点には交通整理の警官が必ずいて、一日中交通整理をしているらしいです。すごい人件費かかってるなと思ったのですが、それがエジプトでは普通というから驚き。

3つ目の理由は歩行者。エジプト人は横断歩道がないところでも平気で道路を渡る。これもそもそもとして横断歩道をほとんど見かけないことが要因でしょう。しかしそれにしても堂々と渡る歩行者。よく車に引かれないなと見てるこっちが怖いほどでした。でも、よくよく見ると、歩行者もドライバーもある意味慣れているようで、あえて俯瞰してみると、車と歩行者が道路上で共存している感じ。


■バス

現地で最も多く利用したのが観光バスでした。一度、アスワン-アブ・シンベル間の約280kmの移動があったのですが、砂漠の中の高速道路(?)の道中は、テロ対策ということで車内に警官が乗り込みました。一方帰りは、観光バスが複数台まとまって移動するというコンボイで。これもテロ対策ので、エジプト政府からの要請のようです。

エジプトは観光産業は重要な収入源とのことで、テロには神経をとがらせている印象でした。帰国後調べてみると、世界旅行産業会議(WTTC)によれば、2007年のエジプトの観光収入は約214億ドル。エジプト経済全体における観光産業の影響力は、GDPの16%を占め、総雇用人口の14%が従事しているみたいです。


■列車・寝台列車

バス以外にも、飛行機や列車・寝台列車に乗る機会がありました。列車の乗り心地は思ったほど悪くはなかったものの、特に寝台列車の時間間隔は相当にゆるい感じでした。もともと、寝台列車のカイロ到着時間が朝の5:30と聞かされていたのですが、5:30を過ぎても到着する気配がなく、車掌さんに聞いてみると、6:00頃になりそうだとのこと。ちなみに別の車掌さんは6:30じゃないかと言ってました。で、結局到着時刻は6:15くらいで、二人とも正解(?)みたいなアバウトさ。これが日本なら、6:17とかにきっちり到着し、6:30になろうものなら、「到着が遅れ申し訳ありません」とかなる。色々と考えさせられる列車での旅でした。ちなみに、寝台列車は日本人は一等車を利用できたのですが、それでも二畳くらいのスペースしかなくこれはこれで貴重な経験でした。


■その他乗り物

個人の移動手段でエジプトで目立ったのは車でしたが、それ以外だとロバが多かったです。バイクとか自転車よりも多い印象。ロバは移動用だったり、荷物を運ばせたり、農業用だったり。かなりマルチな感じでした。


■イスラム教

イスラム圏の国に訪れたは今回が初めてだったのですが、キリスト圏とはまた異なる文化でした。もちろん観光をしてそこから表面的にしか見ていないので、それだけの感想しかないのですが。イスラム教の決まりでは、アルコールは飲むの禁止、婚前交渉禁止、女の人は家族以外には肌等の露出は極力禁止、など、やってはいけないことがあります。ただ、色々と話を聞いていると、決まりとはいえ守らないと罰せられるとかはないみたいで、人によってはお酒を飲む人もいるとのことで、(一部ですが)アバウトな感じもあり、もっと規律が厳しいと思っていたので意外でした。

イスラム教については、そういえば高校とかの世界史レベルでしか知識がなく、それよりもTVやネット等で報道される内容に影響され、本当のところを知らないことに気づきました。最低限のことは知っておいたほうがよさそうなので、少し勉強してみようと思います。


※参考情報

エジプト基本情報 (統計資料) エジプト大使館
http://www.egypt.or.jp/basic/statiscs.html

2010/10/03

エジプト旅行記①

先月、一週間の休みをとりエジプトに行ってきました。

 
スフィンクス(左) / カフラー王のピラミッド(右)

日本とは、文化・歴史・習慣・人種・気候など全くの異世界でした。現地で思ったことや感じたこと、考えたことを備忘録として記しておきます。


■エジプトの人々

あくまで旅行中に出会った・見かけた人たちだけですが、彼らの特徴はとても人懐っこいこと。目が合うだけで笑顔を向けてくれるだけではなく、手を振ったり、「Welcome to Egypt」などと声をかけてくる。また、「Japanese?」と聞かれ、そうだと答えると「コンニチハ」とあいさつをしてくる。子供たちも同様で、とても愛くるしい笑顔をくれる。ちなみに、向こうがよく使ってきた日本語は、コンニチハ・サヨナラ・センエン(1000円)・ヤスイ・ヤマモトヤマが多かったです。

一方で、バスの窓から見ていて印象に残ったのは、カフェや町中で座っているエジプト人。彼らはタバコを吸っているくらいで、特に話をするわけではなくただ座っているだけの人たちが多かった。現地ガイドに聞いてみたところ、仕事の休憩としてカフェなどに来ているとのことだったけど、それにしてもただ座っているだけの人が多いなという印象だった。


■物売り

どこの遺跡に行っても必ずと言っていいほど出入口やバスの駐車場にいた物売り。売っているのは観光客相手の土産物で、見かけたものだけでも、ツタンカーメンとかファラオやピラミッドなどの置物、アクセサリー、キーホルダー、Tシャツ、スカーフ、帽子、カレンダー、パピルスの絵やしおり、ラクダのぬいぐるみ、定規(?)、マグネット、ガラス細工などなど。売り方の特徴はおもしろくて、一番多かったのは「1dollar」と連呼してくる物売り。あまりに「1ダラー」ばかり言ってくるので、途中からはワンダラワンダラ・・という呪文にしか聞こえなかったり。それ以外には、ヤスイヨ・Noタカイ・センエンがよく使われている印象。

こちらが買う気がないとすぐに次の観光客に移るけど、ちょっとでも興味を示すとそのしつこさはすごかったです。狙った獲物は決して離さないというか、買わないとそのまま観光客のバスまで乗り込んでくるんじゃないかと思ったほど。ガイドさん曰く、ほとんどが偽物とのことだったので一個も買わなかったけど、どんなものを実際に売っているのかちょっと手に取ってみたかったのが今更ながらの心残り。


■買い物での値段交渉

特に観光客相手のお土産は、あまり定価という概念がないように感じました。というのも、交渉次第で価格は全然違ったりするから。例えば、始めは1個1000円と声をかけられます。で、こちらが「高い」と言うと、2個1000円 ⇒ 1個1000円のハンブンなどと下がっていき、最後には1ドルと破格の値段を提示してきたりします。もっとも、現地のガイドさんに聞いてみると、さすがに1ドルは安いようですが、2,3ドルくらいでも利益は出るようです。

上記は露店でのやりとり例ですが、わりとちゃんとしたお土産屋でも定価の10%オフは基本で、現地の雰囲気に慣れてくるとそこからどれだけ下げるかを、まるでゲーム感覚でやりとりするのがとてもおもしろかったりする。最終的には下がるのは数百円の世界だけど、現地の人とのコミュニケーションが旅行の楽しさの1つだと思っています。最後はお互いおもしろかったということで握手で終わるので、買ったモノより買うプロセスが楽しい。


つづく


2010/10/02

サウスウエスト航空の戦略と日本への LCC


Free Image on Pixabay


アジア最大級の LCC (ローコストキャリア) であるエアアジア X が、今年の12月9日より羽田-クアランプールを結ぶ直行便の就航を発表しました。

さらに同社は就航記念キャンペーンとして、同区間を片道5000円で提供するとあり話題を呼んでいます。通常は最低でも1万5千円程度ですので、3分の1の価格です。

ちなみにローコストキャリア (格安航空会社) には明確な定義はないようですが、Wikipedia には効率化の向上によって低い運航費用を実現し、低価格かつサービスが簡素化された航空輸送サービスを提供する航空会社と書かれています。


サウスウエスト航空の競争戦略


LCC と聞くと思い浮かぶのは、アメリカのサウスウエスト航空、とりわけ同社のとった競争戦略についてです。このあたりについては、ストーリーとしての競争戦略 - 優れた戦略の条件 に詳しく紹介されています。

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書いている人 (多田 翼)

Aqxis 合同会社の代表 (会社概要はこちら) 。Google でシニアマーケティングリサーチマネージャーを経て独立し現職。ベンチャーから一部上場企業の事業戦略やマーケティングのコンサルティングに従事。

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1981年 (昭和56年) 生まれ。名古屋出身、学生時代は京都。現在は東京23区内に在住。気分転換は毎朝の1時間のランニング。