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2019/02/10

音声コンテンツ配信を開始。チャレンジ背景と始めてみた感想


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1153回目のブログ更新です。今回は、音声配信という新しいチャレンジについてです。

これまではブログなどの文章コンテンツで発信をしていましたが、加えて音声でのアウトプットを始めました。

このエントリーで読んでいただきたい内容は、以下です。

  • 音声配信チャレンジの背景
  • どう習慣化するか
  • 始めてみた感想

2018/12/02

雰囲気の固かった外部セミナー。コミュニティ視点で考えるユーザー体験価値


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今回は、あるセミナーに参加した際に感じたことを書いています。具体的には、終始会場の雰囲気が固く、なぜそうなったか、もしどうしていればそうならなかったかについてです。

エントリー内容です。

  • 最後まで雰囲気が固かったセミナー
  • ユーザー体験をいかに高めるか

2016/02/27

外資系勤務3年でも未だに慣れない、日本語と英語の数字の単位の違い




2016年2月現在、ある外資系の会社で働いています。2016年の今年は、転職して丸3年になる年です。

日本人ではない同僚、パートナー会社やクライアントとのコミュニケーションでは英語を使います。転職して今年で3年になるのですが、日本語と英語の違いで、未だに慣れていないことがあります。

2014/05/11

アメリカ版ドラえもんは何が変わるのかな?




ドラえもん (アニメ) が全米デビューをするようです。2014年の夏からアメリカで放送されるとのことです。

参考: 「ドラえもん」 全米デビュー!ディズニーとタッグでアメリカンテイストに|スポーツ報知 (2017年9月追記: リンク先が削除されていたため、こちらも削除しました。記事のアーカイブはこちら)


このニュースを見て思ったのは、

2014/01/11

親の自立のための親孝行




前回のエントリーでは教育勅語の12の徳目 (道徳) を取り上げました。

参考:大切にしたい教育勅語と日本の心


教育勅語の1つ目は親孝行


12の道徳の1つ目は親孝行がきています。原文では 「父母ニ孝ニ」 とあり、親に孝養を尽くしましょうと書かれています。

親孝行の意味は 「子として親を大切にすること」 です。ただ、この表現だとどうも抽象的に感じます。何をすれば親孝行になるのか、ならないのかです。


自分の親に良かれと思ってやったこと


少し前の話ですが、後から考えると 「これは本当は親孝行にならなかったのでは」 と思えることがありました。

2013/12/14

Davos Experience in Tokyo (vol.10: Big Data) に参加してきました

慶応の石倉洋子氏が主催しているDavos Experience in Tokyoに参加してきました(正式な参加ではなく、会場設営などのボランティアとしてお手伝い)。

Davos Experience in Tokyoは、「ダボス会議の経験を東京で」というコンセプトで、世界的な課題について英語で議論を交わし自身の洞察を深めることを目的とし、月1回開催されています。基本的に英語でのやりとり。

今回のテーマは「How to create Value from Big Data?」(ビッグデータから価値をどうつくるか)。

会場準備などのボランティアとして参加だったのですが、小グループでのディスカッションに参加させていただくことに。異業種のいろんな方と英語での議論ということで、色々と考えるきっかけをもらえました。

■そもそも Value とは何か?

How to create Value from Big Data? を議論するにあたりまず考えたのが、ここで言う「Value」とは何かということ。

自分の考えとしては、Valueとは課題解決をするもので、Valueの前に本来はIssueがあると思っています。Issueという課題設定があって、それを解決するValueに意味があるのか、価値があるのかどうかが初めて見えてきます。

データ分析においては、いきなり分析に入るのではなく、目の前のデータを使ってどんな課題を解くのか。得られそうな結果は、意思決定に使えたりビジネスに貢献できそうか。やみくもにデータ分析をするのではなく、問題をまずは見つけそれをイシューにする。そうして初めてデータ分析に入る。

■「How to create Value from Big Data?」をデータ分析のプロセス視点で考える

How to create Value from Big Data? を議論した時に、自分の頭にあったのは、Big data からValue までにはいくつかプロセスがあるということでした。ビッグデータさえあれば一足飛びにValue ができあがるのではなく、そこに至るために必要なステップがある。

(本来は手に入れるところからですが)すでにビッグデータがあるという前提で考えると、
  1. 課題設定
  2. データ集計/分析
  3. その結果から何がわかったのか(インサイト)
  4. インサイトを何に使うのか(意思決定など)
  5. 課題解決に貢献(= Value)。
これが今回のテーマである「How to create Value from Big Data?」をデータ分析のプロセス視点で考えた時の流れです。このプロセスはビッグデータであろうがそうではないデータであろうが、共通だと思っています。

なんとなく受ける世の中のビッグデータに対する期待として、データがビッグデータになれば課題解決ができるような印象を私は持っています。もちろんビッグデータを活用することで、これまでのデータではわからなかったことが見えることもあります。結果としてこれまでにないValueが生まれる。

ただ、忘れないようにしたいのは、(ビッグ)データは道具にすぎず、何のためにその道具を使い、どう活用するのか、データから何の知識を得て、どんな価値を生み出すのかを行なうのは人間です。データそれ自体は使われるツールにすぎない。

「How to create Value from Big Data?」を議論したことで、あらためて考えたことです。


2013/08/25

オーディオブックを献本いただき、初めて聴いてみた所感

以前のエントリー記事で、「MAKERS―21世紀の産業革命が始まる」という本の書評を書いていました。
「MAKERS」書評:Web世界で起こった革命がモノづくりでも起こる未来は明るいのか?

「MAKERS」のオーディオブック版が8月23日より配信開始とのことで、このエントリー読んでいただいた株式会社オトバンク様からいただきました(いわゆる献本のような形です)。同社はオーディオブックなどの音声コンテンツを配信するFeBe(フィービー)を運営しています。

オーディオブックとは、本を耳から聴くものです。例えば、以下のサンプル音声を聞いてみるとイメージしやすいと思います。どちらも、クリックすると再生ページに飛び再生が自動で始まります。
  • 「もしドラ」のオーディオブックサンプルはこちら 
  • 今回いただいた「MAKERS」のサンプルはこちら 

■オーディオブックを聴いてみた

オーディオブックをちゃんと聞いたのは今回が初めてでした。まず思ったのは、同じ本でも文字を目で読むのと音で耳から入れるのでは、感覚として全く違うことでした。脳の異なる場所が刺激される感じで、新鮮な体験です。

記憶への残り方も目と耳では同じ内容でも違うように思いました。今回はMAKERSというビジネス書でオーディオブックを経験させていただきましたが、小説だともっと違った体験になるように思います。

その一方で、オーディオブックは自分には合わないなとも感じました。合わないというのは私自身が本に求めるニーズを満たしてくれないという意味です。簡単に書いておくと、
  • インプットの速さが耳と目では、目のほうが早い。速読と速聴では速読のほうが効率がよい(速聴のトレーニングをすれば変わるかもしれませんが)。オーディオブックにもFeBeには2倍速コンテンツが用意されていますが、それでも目で文字を読むほうが早い。本をパラパラとページをめくってざっと全体観をつかむのもオーディオブックではできない
  • メモが取りにくい。本であればメモを取る時にはただ次のページに進まず立ち止まれますが、オーディオブックの場合は気になったフェーズを聴いてメモを取るためにはデバイスを一時停止する必要があり、この作業が面倒に思いました
  • 付箋や電子書籍のハイライトができないので、後からオーディオブックを聞き返したい箇所にダイレクトに行くのが困難。よって、再読(再聴)で必要な箇所だけ聴くことや、読後のまとめがやりづらい。【8/26追記】FeBeのオーディオブック再生用アプリ“KikuPlayer”では付箋機能がある

思うに、紙や電子書籍の目で読む本と、オーディオブックでは読者層が異なってくるのではないかなと。目で読むのも音で聴くのも両方好む重なるユーザーは存在はすると思いますが、読書のヘビー層はオーディオブックとは相性があまりよくないのかもしれません(少なくとも私がそうでした)。

それよりも、あまり読書をしない人であったり、読みたくても読書をする時間が取れない人が、隙間時間や何かをしながら聴くというイメージがあります(家事とか)。通勤中に聴くのもありかもしれません。満員電車で本を手にできない状況でも再生ボタンさえ押せれば聴くことができそうです。

■FeBeを見てみると

ここからはFeBeを見ての所感です。FeBeはオーディオブックなどの音声コンテンツを配信するサービスサイトです。

正直な感想として、もったいないと思いました。オーディオブックなどの音声コンテンツがあるのに、仕組みとして使いやすいようには思えなかったからです。
  • 購入(音声ファイルダウンロード)できるのがデスクトップPCのFeBeサイトのみ(?)。iPad/iPodやAndroidスマホでもやってみましたが、うまくダウンロードできませんでした
  • Mobileでのダウンロードページには「iPhoneやiPodをご利用の方は、ストリーミング再生となり、音声の保存はできません」。この方法は使いやすいとは言えない・・
  • iPhoneに音声ファイルを入れる場合は、デスクトップでダウンロード→iTunesへインポート→iPhoneと同期という流れ。厳しい言い方をすればこのやり方は5年くらい古い印象です。初期のiPodとiTunesを同期させて音楽を取り込んでいた時代のやり方。専用アプリで購入/ダウンロード、ファイル保存、再生、を全てMobile内で完結させる仕組みを用意すべきと思いました。聴くまでのハードルをなるべく下げないと。【8/26追記】FeBeのオーディオブック再生用アプリ“KikuPlayer”では、付箋機能やリピート再生、倍速再生などの利用が可能。スマホからのダウンロード再生もアプリより行うことができる
  • 理想を言えば、Amazonのページには同じ本が紙でもKindle版(電子書籍)のどちらも買えるので、そこにオーディオブックが買えるとよいと思いました。オーディオブックはKindleアプリから聞ける仕組みに

オーディオブックの価格設定も気になりました。基本的には紙の本と同じ値段です。日替わりの値下げや、有料会員になると安く購入できる仕組みもあるようですが、それを考慮しても割高感があります。例えば、今回のMAKERSオーディオ版は1995円。紙と同じというのは高い印象です。

価格に対する個人的な感覚としては、紙の本>電子書籍>オーディオブックの順番。この理由を考えてみると、コンテンツ内容は同じですが、目に見えるリアリティみたいなものがあるほど、価格の価値としては高く感じてしまうからだと思います。

紙の本に比べると電子書籍はモノとしてのリアリティは下がりますが、電子書籍デバイスの中に画面内で存在はしています。ぎりぎりモノとして認識できるレベル。

オーディオブックは電子ファイル化された音声なので、電子書籍に比べてさらに実態としての存在感が低く感じるんですよね。だから実態感が、紙の本>電子書籍>オーディオブックとなり、価格許容度もこの順番になってしまう。AmazonではKindle版が同じ紙の本より安いことが多いので、紙の本>電子書籍が普通になっている一方で、「オーディオブック=紙の本」がなおさら高いように感じてしまいます。

オーディオブックについては、まずは認知を広げ、ユーザーを増やせるかどうかだと思うので、潜在ニーズのある層でも価格がボトルネックとなってしまうのではないか。戦略的な値付けも大胆にやってみてもいいかもと思いました。

★  ★  ★

色々と書いてしまいましたが、オーディオブックはコンテンツとしては紙の本や電子書籍とはまた違って、故に紙/電子書籍では応えられなかったニーズを満たせる可能性があると思います。

詳細の数字は割愛しますが、海外に比べて日本でのオーディオブック市場は小さいようなので、これからの国内でのオーディオブック市場の拡大はどこまでいくのか。今回いただいたMAKERSを機に関心領域の1つとなりそうです。


2013/06/08

データ分析だけだとまだ五合目くらい

Facebookの広告配信サービスは関心があります。例えば、
  • Facebook Exchage:ユーザーのサイト閲覧履歴に基づいて広告を掲載するリターゲティング広告
  • Facebook Custom Audiences:広告主が事前に用意した顧客リストに基づき、自社のFacebook広告を顧客に配信する。購入頻度に応じて広告を配信したりできる
  • Facebook Lookalike Audiences:ターゲットにしたい顧客と似ているユーザーに広告を配信する
どれも、FB内のユーザーデータを活用するものです。ユーザーの関心や趣味/嗜好などをもとに、より適切なメッセージを適切な人に広告を出すことが期待できます。

■自社データ+外部データの統合

上記3つのうち、特に興味深いのが2つ目のFacebook Custom Audiencesです。広告主側で持っている自社データ(顧客リスト等)と、広告主から見た外部データ(FBデータ)をつなぎ合わせる。自社+外部データの両方を使うことで、よりユーザーのことがわかり広告配信に活用していくというもの。

自社で保有する顧客リスト・購買データ・自社サイト閲覧行動などのデータをマーケティングに活用するのがこれまで主流であったものが、そこに外部データも紐付けていくのが今後の方向性だと思っています。

外部データというのは、例えば自社以外のサイトでの閲覧履歴、リアル店舗での購買情報などです。自社以外でのオンライン情報だけではなく、オフラインでの顧客情報を集約し紐付け、一元管理する。1つに統合したデータベースをマーケティングに活用する。もちろんマーケティングにとどまらず企業のあらゆる活動にも生かせます。

■データ分析の先

自社+外部データを統合してデータを見ていくというのがビッグデータ時代の潮流になると思っています。

データの活用の仕組みをつくるために気をつけたいと思っているのが、手段と目的を混合しないこと。自社+外部データの活用で言うと、データを統合して一元化するというのは手段です。統合されたデータを使って何をするのかという目的が大事。

本来データを使ってマーケなどに活かすというのは、始めに目的があり、そのためにどんなデータが必要なのか、そのデータはどうやって集めてくるか/保存するか、どう使えばよいのか(集計ツールなど)、という順番です。

それがビッグデータと言われるようなユーザーのアクセスログだったり、デバイスの利用ログが自然発生的に大量に集まってくると、データ使用目的を明確にする前に、すでに目の前にはデータが存在することになります。集まったデータの山を見て「何をしようか」と考える。

料理で例えると、膨大な食材が用意されているけど、それを使ってどんな料理/メニューをつくるかを考えるのはこれから、という状況。もっと言うと、大量データの中には使えないデータも多くあったりするので、食材の中には石・砂・葉っぱのような食べられないものも実は混ざっている、という感じ。

これからのビッグデータの時代で求められるのは、あらゆる食材をどう使うかを考えること、考えるだけではなく実際に料理をつくってみる、つくった料理を他のメニューとどう合わせるか、何よりその料理を実際に売れるものにすることです。食材を集めて終わりではなく、どう活用するかが問われる。

データの利用に話を戻すと、データを集計し分析だけで終わるのではなく、むしろ大事なのはその先。分析結果のSo whatは何なのか、それをどう活用するのか、そして、実際に施策として次の行動を起こす。ここまでやって初めてデータを分析する価値があるし、ここが難しくもありデータを扱う醍醐味でもあると思います。


※参考情報
FacebookのAPAC責任者が語るマーケ論~実名IDがもたらす古き良きバー体験 -INTERNET Watch


2013/06/01

Do を重視する PDCA サイクル。自分の気持ちを信じてさっと行動するために


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前々回のエントリーでは、転職して1ヶ月後の状況を振り返ってみました。思ったポイントは3つあって、

  • とにかく自分から行動
  • 比較優位を意識する
  • 自分のやりたいことは何か

参考:転職して1ヶ月を振り返る


今回のエントリーでは1つ目の「とにかく自分から行動」について、もう少し考えてみます。

2012/11/25

スペイン旅行での発見

この1週間ほど休みを取りスペインに行ってきました。毎年一回は海外に旅行をしたいなと思っていて、旅行とはいえ外国に少しでも滞在すると普段の日常から離れられ、その国その国の考え方や習慣に触れると新しい発見がいくつもある。旅の魅力だと思っています。




■新しい発見と常識

新しい発見をするために旅行をする、と言ってもいいかもしれません。その国でしかできないことを体験しに行く。これが自分にとっての旅行の目的。だから、現地での生活に近いことができるのがおもしろいと思っています。お土産専門店での買いものよりも、地元のスーパーでミネラルウォーターや食べ物を買う、露店に近いようなそのへんの店で新聞とかお菓子を買ってみたり。今回のスペインだと店の人には英語が通じないことも普通で、片言のスペイン語とかジェスチャーで言いたいことを伝える。現地の人とのコミュニケーションも含めて体験する。これがおもしろいんですよね。

旅先での新しい発見は、自分には当たり前な常識をあらためて考えさせられることでもあります。日本での常識は外国では非常識だったりする。自分の「当たり前」が一度壊される感じです。

例えば、水。海外に行った時の飲み水の確保は普段以上に神経を使います。日本では当たり前のようにレストランや飲食店では水はお冷として無料で提供されます。外国ではこのサービスはなく、ソフトドリンクやアルコールなどと同じように、水は買うもの。スペインでも同様で、水の値段は普通のレストランでは2.5-3ユーロくらいで、ジュースやビールとかワインなどと同じだったりします。

考えてみると、水道水をそのまま飲める日本のような国は世界的にはレアです。確か、蛇口から直接水が飲める国は日本も含めて世界で11か国と本で読んだ記憶があります。私たちの水に対する感覚と、スペインでの水に対する感覚はあきらかに違う。水に対する日本の常識と外国での常識。この違いはそれだけ日本の水道水は品質が良く、水自体が日本には豊富にあるという再発見でもあるのです。


アルハンブラ宮殿。貴重な水だからこそ宮殿内で贅沢に使用することで、権力や富を誇示していた様子がわかる


バルセロナ近郊のタラゴナにある「ラスファレラス水道橋」。古代ローマ人により建てられたもの

外国に旅行して新しい発見をする、そこから自分にとって当たり前なこと・常識に気づく、自分や日本のことを客観視でき、相対化できる。外を知ることで内を知ることにつながる。自分の知識や常識はあくまでone of themでしかなく、世の中にはいろんな考え方・見方があり、どれが正しいとかでもない。多様性に触れることができるのが旅行の醍醐味だと思っています。


サグラダ・ファミリア。ガウディが残した傑作の1つ。右はサグラダ・ファミリアの中。外観も内観も圧倒されました

■旅と歴史

もう1つ、旅行の魅力はその国の歴史をよりリアルに感じられるところ。今回の旅行ではいくつかのキリスト教のカテドラル(大聖堂)に訪れましたが、スペインの大聖堂の特徴はキリスト教とイスラム教が共存しているところ。

これは歴史に大きく関係していて、スペインがあるイベリア半島は8世紀にアフリカからイスラム教徒の侵略が起こりました。スペインのほぼ全土まで広がります。その後、キリスト教によるレコンキスタという国土回復運動が起こり、1492年にイスラム最後の都市グラナダを奪還。今でもキリスト教にイスラム教の文化が残るのはこうした背景がありました。

レコンキスタ後、スペインは国内の動乱時代を終え大航海時代を迎えます。1492年というのは歴史に残る年で、コロンブスがアメリカ大陸を発見した年でもあります。レコンキスタを完了したことでようやく世界に目を向けることができた。当時のスペイン女王イサベルがコロンブスの計画を承認できたのも、国内を統一できたから。アメリカ大陸を発見し、スペインはその後、南米大陸へも進出していきます。インカ帝国などを滅ぼし、金銀などの貿易から莫大な資産を手に入れスペインは全盛時代を築きます。

今回のスペイン旅行で、このあたりの歴史に触れておもしろかったのは、去年行ったペルーとつながったことです。ペルーではマチュピチュなどのインカ文明遺産をいくつか見ましたが、インカ帝国を滅ぼしたスペインに今年行って、点と点がつながりました。歴史を大きな流れで捉えられることと、それを現地で当時の遺跡を直接歩きながら実感できるのも旅の魅力です。

去年行ったマチュピチュにて


2010/10/04

エジプト旅行記②

エジプト旅行記のつづきです。


ポンペイの柱(左)/ ホルス神(中央)/ ラムセスⅡ世(左)


■カイロ

成田からカイロまでの直行便で行ったので、日本を離れてまず足を踏み入れたのがカイロでした。カイロはエジプトの首都で人口約1600万人(2006年)でエジプト最大の都市。ただ、最も強く印象に残っているのは町のいたるところにあったゴミと絶え間なく鳴る自動車のクラクションです。ゴミはほんとに道路や家々のまわりのいたるところに捨ててある感じ。あまりに不思議だったので現地ガイドに聞いてみると、ごみ収集をしてもらうために捨ててあるとのことですが、それにしてもゴミだらけ。そして空気もたぶん相当悪い。カイロでは基本マスクをつけてました。

 
カイロ市内の様子


■交通事情  (特にカイロ)

前述のように、カイロでは車のクラクションが常に鳴っていました。始めはうるさくて仕方なかったものの、人間慣れるものですぐに気にならなくはなったのですが。となると、現地の人はクラクションにどれだけアラームを感じているのかちょっと不思議。なぜこれほどクラクションが鳴っているかと思って観察していると、理由はたぶん3つ。1つは交通マナー。比較対象が日本なので、どうしてもマナーが気になります。よく車がぶつからないなと思うほど。


■信号・横断歩道

2つ目の理由は、信号。そもそもカイロの道路には信号がほとんどなかったです。交差点には交通整理の警官が必ずいて、一日中交通整理をしているらしいです。すごい人件費かかってるなと思ったのですが、それがエジプトでは普通というから驚き。

3つ目の理由は歩行者。エジプト人は横断歩道がないところでも平気で道路を渡る。これもそもそもとして横断歩道をほとんど見かけないことが要因でしょう。しかしそれにしても堂々と渡る歩行者。よく車に引かれないなと見てるこっちが怖いほどでした。でも、よくよく見ると、歩行者もドライバーもある意味慣れているようで、あえて俯瞰してみると、車と歩行者が道路上で共存している感じ。


■バス

現地で最も多く利用したのが観光バスでした。一度、アスワン-アブ・シンベル間の約280kmの移動があったのですが、砂漠の中の高速道路(?)の道中は、テロ対策ということで車内に警官が乗り込みました。一方帰りは、観光バスが複数台まとまって移動するというコンボイで。これもテロ対策ので、エジプト政府からの要請のようです。

エジプトは観光産業は重要な収入源とのことで、テロには神経をとがらせている印象でした。帰国後調べてみると、世界旅行産業会議(WTTC)によれば、2007年のエジプトの観光収入は約214億ドル。エジプト経済全体における観光産業の影響力は、GDPの16%を占め、総雇用人口の14%が従事しているみたいです。


■列車・寝台列車

バス以外にも、飛行機や列車・寝台列車に乗る機会がありました。列車の乗り心地は思ったほど悪くはなかったものの、特に寝台列車の時間間隔は相当にゆるい感じでした。もともと、寝台列車のカイロ到着時間が朝の5:30と聞かされていたのですが、5:30を過ぎても到着する気配がなく、車掌さんに聞いてみると、6:00頃になりそうだとのこと。ちなみに別の車掌さんは6:30じゃないかと言ってました。で、結局到着時刻は6:15くらいで、二人とも正解(?)みたいなアバウトさ。これが日本なら、6:17とかにきっちり到着し、6:30になろうものなら、「到着が遅れ申し訳ありません」とかなる。色々と考えさせられる列車での旅でした。ちなみに、寝台列車は日本人は一等車を利用できたのですが、それでも二畳くらいのスペースしかなくこれはこれで貴重な経験でした。


■その他乗り物

個人の移動手段でエジプトで目立ったのは車でしたが、それ以外だとロバが多かったです。バイクとか自転車よりも多い印象。ロバは移動用だったり、荷物を運ばせたり、農業用だったり。かなりマルチな感じでした。


■イスラム教

イスラム圏の国に訪れたは今回が初めてだったのですが、キリスト圏とはまた異なる文化でした。もちろん観光をしてそこから表面的にしか見ていないので、それだけの感想しかないのですが。イスラム教の決まりでは、アルコールは飲むの禁止、婚前交渉禁止、女の人は家族以外には肌等の露出は極力禁止、など、やってはいけないことがあります。ただ、色々と話を聞いていると、決まりとはいえ守らないと罰せられるとかはないみたいで、人によってはお酒を飲む人もいるとのことで、(一部ですが)アバウトな感じもあり、もっと規律が厳しいと思っていたので意外でした。

イスラム教については、そういえば高校とかの世界史レベルでしか知識がなく、それよりもTVやネット等で報道される内容に影響され、本当のところを知らないことに気づきました。最低限のことは知っておいたほうがよさそうなので、少し勉強してみようと思います。


※参考情報

エジプト基本情報 (統計資料) エジプト大使館
http://www.egypt.or.jp/basic/statiscs.html

2010/10/03

エジプト旅行記①

先月、一週間の休みをとりエジプトに行ってきました。

 
スフィンクス(左) / カフラー王のピラミッド(右)

日本とは、文化・歴史・習慣・人種・気候など全くの異世界でした。現地で思ったことや感じたこと、考えたことを備忘録として記しておきます。


■エジプトの人々

あくまで旅行中に出会った・見かけた人たちだけですが、彼らの特徴はとても人懐っこいこと。目が合うだけで笑顔を向けてくれるだけではなく、手を振ったり、「Welcome to Egypt」などと声をかけてくる。また、「Japanese?」と聞かれ、そうだと答えると「コンニチハ」とあいさつをしてくる。子供たちも同様で、とても愛くるしい笑顔をくれる。ちなみに、向こうがよく使ってきた日本語は、コンニチハ・サヨナラ・センエン(1000円)・ヤスイ・ヤマモトヤマが多かったです。

一方で、バスの窓から見ていて印象に残ったのは、カフェや町中で座っているエジプト人。彼らはタバコを吸っているくらいで、特に話をするわけではなくただ座っているだけの人たちが多かった。現地ガイドに聞いてみたところ、仕事の休憩としてカフェなどに来ているとのことだったけど、それにしてもただ座っているだけの人が多いなという印象だった。


■物売り

どこの遺跡に行っても必ずと言っていいほど出入口やバスの駐車場にいた物売り。売っているのは観光客相手の土産物で、見かけたものだけでも、ツタンカーメンとかファラオやピラミッドなどの置物、アクセサリー、キーホルダー、Tシャツ、スカーフ、帽子、カレンダー、パピルスの絵やしおり、ラクダのぬいぐるみ、定規(?)、マグネット、ガラス細工などなど。売り方の特徴はおもしろくて、一番多かったのは「1dollar」と連呼してくる物売り。あまりに「1ダラー」ばかり言ってくるので、途中からはワンダラワンダラ・・という呪文にしか聞こえなかったり。それ以外には、ヤスイヨ・Noタカイ・センエンがよく使われている印象。

こちらが買う気がないとすぐに次の観光客に移るけど、ちょっとでも興味を示すとそのしつこさはすごかったです。狙った獲物は決して離さないというか、買わないとそのまま観光客のバスまで乗り込んでくるんじゃないかと思ったほど。ガイドさん曰く、ほとんどが偽物とのことだったので一個も買わなかったけど、どんなものを実際に売っているのかちょっと手に取ってみたかったのが今更ながらの心残り。


■買い物での値段交渉

特に観光客相手のお土産は、あまり定価という概念がないように感じました。というのも、交渉次第で価格は全然違ったりするから。例えば、始めは1個1000円と声をかけられます。で、こちらが「高い」と言うと、2個1000円 ⇒ 1個1000円のハンブンなどと下がっていき、最後には1ドルと破格の値段を提示してきたりします。もっとも、現地のガイドさんに聞いてみると、さすがに1ドルは安いようですが、2,3ドルくらいでも利益は出るようです。

上記は露店でのやりとり例ですが、わりとちゃんとしたお土産屋でも定価の10%オフは基本で、現地の雰囲気に慣れてくるとそこからどれだけ下げるかを、まるでゲーム感覚でやりとりするのがとてもおもしろかったりする。最終的には下がるのは数百円の世界だけど、現地の人とのコミュニケーションが旅行の楽しさの1つだと思っています。最後はお互いおもしろかったということで握手で終わるので、買ったモノより買うプロセスが楽しい。


つづく


2010/08/08

コンテンツとして考える「花火大会」と今後の存続

昨日の8月7日は大規模な花火大会が全国各地で実施されたようです。東京では「江戸川区花火大会」、大阪は「なにわ淀川花火大会」、愛知では「岡崎観光夏まつり」が開催されました。


■花火の歴史

花火についてWikipediaをあらためて見てみると、発祥の地は中国で、一説には、作られ始めたのは6世紀に中国で火薬が使われるようになったのとほぼ同時期だそうです。日本での歴史を見てみると、花火が製造されるようになったのは16世紀の鉄砲伝来以降で、当初は主に戦のためのものでした。

今のように娯楽としての花火は江戸時代になってからで、江戸の庶民にとっては人気があったとされています。ちなみに、「たまやー」とは花火師の玉屋のことで、鍵屋とともに、江戸の時代では二大花火師の地位を築いたと言われています。


■花火大会の集客力

日本人には古くから愛され、夏の風物詩の代名詞とも言える花火大会ですが、ちなみに去年の「江戸川区花火大会」の来場者は139万人だそうです。考えてみれば、わずか1、2時間程度の花火を見るためにこれだけ多くの人が、同じ場所に集まり同じ花火をリアルタイムで楽しむというのは、あらためて花火大会の集客力のすごさを感じます。

同じ場所に・同じものを・リアルタイムに楽しむ、を他に考えてみるとぱっと思いつくのは、プロ野球やサッカーなどのスポーツ観戦、あとはアーティストなどのコンサートがあります。ただ、観客動員数を見ると、スポーツ観戦は日本では最大でも5万人規模であり、ライブとかコンサートでも5-10万人くらいだと思います。花火大会は、入場料などが基本タダ、河川敷や土手など観客スペースが大きい、などの人が集まりやすい条件があるとはいえ、一度にこれだけの人数の人が足を運ぶというのは、コンテンツとしては稀有な存在だと思います。


■花火大会とお金

一方で、花火大会に行くと気になることとして、今後の存続に不安を感じる点です。というのも、前述のように花火大会を見に行っても基本的には入場料などの費用は不要だからです。あれだけ多くの人が来ているにもかかわらず、花火大会へ直接お金がまわっていないのです。

花火大会を開催するためには、花火を製造・打ち上げる花火師の存在は不可欠であり、それ以外にもスタッフや警察による当日の交通規制や警備、あるいは観客場所の整備や仮設トイレの設置も必要です。これらの経費はどこから出ているかというと、協賛金や自治体からの予算であり、おそらく昨今の景気状況を考えれば、予算の確保も難しくなってきているのではないでしょうか。(個人による募金も実施しているようですが、量だけを考えればそれほど期待できないように思います)


■協賛企業としての魅力は

個人の利用料金は基本的に無料で、企業などの協賛金で支えられている代表的なコンテンツには民放テレビがあります。そういえばテレビの影響力・リーチ力の大きさは、ホリエモンこと堀江貴文氏が田原総一朗氏からのインタビューで、「全国民である1億人にリーチできるメディア」と表現しています。これが欲しいために、05年当時に社長を務めていたライブドアでフジテレビを買収したかったと語っています。(このインタビューはおもしろかったです。記事URLは最後に貼ってあります)

では花火大会はどうでしょうか。もちろんテレビと単純には比べられませんが、テレビ番組では協賛企業によるCMがばんばん流れているのに対して、花火大会では協賛企業の存在を意識する場面がほとんどないように感じます。企業が協賛金を出すということは、花火大会を応援したいという気持ちもあるとは思いますが、一方で、企業である以上は投資対効果も求めなければならないはずです。ROI(Return On Investment 投資収益率)においてどこまで効果があるのかを知りたいところです。


■花火文化の存続を

花火は日本では伝統的な文化であり、先述のように夏の風物詩として人々にひと時のやすらぎを与えてくれる存在だと思います。一瞬の輝きに対して歓声が起こり、花火の音の後の静寂に拍手が鳴り響きます。英語では花火をFireworksと言い、火の「work」と表現しますが、日本語では同じものを「花」と表現する文化です。この花が枯れないよう、毎年夏にはこれからも咲き続けてくれることを願うばかりです。


※参考情報

「江戸川区花火大会」 江戸川区ホームページ
http://www.city.edogawa.tokyo.jp/chiikinojoho/event/hanabi8/

花火 (Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8A%B1%E7%81%AB

東京/花火大会2010 (じゃらんnet)
http://www.jalan.net/jalan/doc/theme/hanabi/13.html

堀江貴文インタビュー vol.2「フジテレビ買収失敗の原因は、実は社内の謀反だったんです」|現代ビジネス
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/966


2010/05/08

完全暗闇体験イベント「Dialog in the Dark」

人間が持つ知覚には、視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚の5つがあります。では、これらの五官から得られる知覚の割合は、それぞれどれくらいなのでしょうか。

古い資料ですが、1972年にされた「産業教育機器システム便覧」という本によると、視覚:83%、聴覚:11%、嗅覚:3.5%、触覚:1.5%、味覚1.0%とされています。どういった方法で計算されたかはわかりませんが、視覚と聴覚の合計が94%というのは、普段の生活を振り返ってもそれほど違和感のない数字だと思います。





先日、「Dialog in the Dark」という体験型イベントに参加してきました。光が全くない暗闇の空間で、日常生活の様々な内容を視覚以外の感覚で体験するエンターテイメント形式のワークショップイベントです(参照:Wikipedia)。

視覚障害者のアテンダントさんにサポートいただき、完全な暗闇の中でのツアーです。森の中を歩いたり、公園で遊んだり、カフェでドリンクを飲んだりと、日常生活ではごく普通にできることを全て視覚なしで体験します。ツアー時間は約90分ほど。参加者は8人で、アテンダントさんも含め見ず知らずの初対面のメンバーです。



暗闇に足を踏み入れた瞬間は、五官から視覚が取り除かれただけであたかも全ての情報が遮断されたような錯覚に陥りました。上記の視覚:83%がなくなり、(実質は残り17%はあるのですが)感覚的にはゼロになったような感じです。暗闇の中で足を一歩踏み出すのも怖くなるほど。ちなみに、暗闇に入る前に視覚障害者用の白い棒を渡されますが、これだけでは非常に不安になります。

しかし、人間とは不思議なもので、全くの暗闇でも次第に様々なものを感じることができるようになっていきます。葉っぱがすれる音と小川のせせらぎや他のメンバーの声(聴覚)、木や土の匂い(嗅覚)、右手の棒から得られる地面の感触やアテンダントさん・他のメンバーの感覚(触覚)、カフェで飲むドリンク(味覚)。つまり、視覚が全く使えない状況でも、他の知覚がどんどん研ぎ澄まされていくようになります。

視覚を使わずに、ものが「見える」ような感覚。ツアーの後半くらいからは、視覚がないにもかかわらずメンバーとの会話や暗闇での活動も、普段の日常のそれとあまり変わらないような気すらしました。



日本では夜でも電気で明かりを灯せば、暗闇は解消できます。また、視覚によりものを見ることは当たり前のように持っています。日本の豊かさ自分の持っている五官のありがたさ。今回参加したことで、これらのことにあらためて気づかされました。

Dialog in the Dark。もし機会があれば、ぜひ体験されることをおすすめします。


※Dialog in the Dark
http://www.dialoginthedark.com/index.html

※Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/


2010/03/27

日経電子版(評価と課題)

日経新聞が10年3月23日より、電子版をスタートさせました。これまではNIKKEI NETにより記事の配信がされていましたが、今後は無料・有料コンテンツを組み合わせた本格的なネット新聞としての事業となります。

まず料金プランから確認すると、以下のような4種類のプランが設定されています(表1)。この価格設定は、今回の記事のポイントでもあります。



電子版開始当初は、無料登録で様子を見ていました。ですが、無料版だと見られる記事やコンテンツに制限があるため、電子版の評価が難しいと判断し、実際に自分の目で確かめるために有料登録をしてみました。(注 4月30日までは創刊記念キャンペーンで有料会員サービスを無料で利用できるため、実際にはまだお金は支払っていない)

そこで、日経電子版を見てみて、現時点での評価を以下の観点から整理してみます。
・ 電子版の印象
・ 見えてきた問題点
・ 問題点詳細 (2つ)


■ 電子版の印象

無料登録の時点でざっと見た範囲では、電子版でも紙版と同様の記事が読めそうだという印象でした。ただ、紙版にはあるが無料登録では見られないもののうち、次の3つが有料登録でどうなるかが気になっていました。具体的には、「私の履歴書」、「経済教室」、「景気指標(月曜朝刊のみ)」の3つです。

これらのうち、有料版では「私の履歴書」、「経済教室」は紙版と同様の内容が見られることを確認できました(「景気指標」については後述)。また、電子版ならではの機能やコンテンツもいくつかあるようです。(詳細は省略)



■ 見えてきた問題点

一方で問題点もあると思いました。具体的には、以下の通りです。(※については別途詳細を書いています)

○無料版での問題点
・ 右クリックコピーができない(Ctl+Cはできるがいずれできなくなる・・?) ※
・ 無料登録だと過去6か月分の見出し検索しかできない

○機能面での問題点
・ 月曜朝刊の「景気指標」の各種統計データが、紙面ビューアーでしか見られない
(紙面ビューアー:紙面イメージをそのまま表示する)
・ 紙面ビューアーの表示がやや遅く感じる
・ スマートフォンでは紙面ビューアーが利用できない

○価格についての問題点
・  価格設定 (無料、4000円、5383円/4568円) ※
・ 記事検索は月25回まで無料 (26回目からは1回あたり175円)
・ 人事情報データベース(日経WHO'S WHO)の利用は別途370円



■ 問題点詳細 (右クリック)

ツイッター等でも話題になっていましたが、無料登録の場合、記事内の文章をコピーしたくても右クリックによるコピーができません。なぜなら、右クリックをしても何も表示されないからです(ちなみに、Ctrl+Cからはできますが)。

一方、有料登録の場合は、右クリックからコピーもできますので、こんなところで無料/有料の差を設けているようです。仮にそうだとすると、Ctrl+Cもいずれできない設定となるかもしれません。個人的には、無料登録でもコピーはできてもいいのでは、と思いますが。



■ 問題点詳細 (価格設定および電子版の位置づけ)

次に、価格設定についてです。なぜ問題かというと、価格体系があくまで紙版(3383円/3568円)の延長で設定されているように思うからです。これは、電子版のみの価格が紙版よりも高い4000円に設定されていることがそれを象徴しています。電子版には印刷や配達の経費は発生しなく、普通に考えれば低コストで提供できるはずです。電子版は紙版よりも情報量は多いことは事実ですが、それを考慮しても紙版より高い設定には疑問です。

一方で既存の紙版読者については、+1000円での電子版提供は一見お得なようにも思えます。しかし、紙+電子版で合計5383or4568円という価格を考えると、決して安い価格ではないのではないでしょうか。

目標部数が現在の紙版の300万部に対して30万部であること、また日本経済新聞社・喜多社長の発言である「購読料は、現在の紙の新聞販売に影響を与えない価格体系を模索した」などを考慮すれば、そもそもの同社の電子版の位置づけはあくまで紙版の延長上でしかないという印象です。1つ1つの記事やコンテンツが良くても電子版の戦略がこれでは、Webのメリットを十分に活かしきれないのではと思います。

では、Webによる電子版の新聞媒体のメリットとはどういうものでしょうか。例えば、以下のような点のはずです。
(1) 低コスト運用
(2) モバイル等の各種電子端末での閲覧
(いつでもどこでも、自分に合った端末から読める)
(3) 記事の引用がしやすい
(4) 検索が容易

しかし、現状ではそれぞれにおいて前述した問題点を抱えています。
(1) 価格設定が紙版の延長。電子版ではゼロベースで検討し設定すべき
(2) スマートフォンで紙面ビューアーが利用できない
(3) 無料登録では、文章のコピーをさせない姿勢が見られる
(4) 記事検索で追加料金を取られる場合がある



個人的には、日経の電子版事業をビジネス(有料モデルで)としてスタートさせたこと自体は、評価しています。しかし、電子版の位置づけが紙版の延長という発想ではせっかくの日経の強みが活かされない戦略です。まだ電子版を立ち上げたばかりで様々な課題があるのでしょうが、ベースとなるこの戦略を見直すべきではないかと思っています。

4月末までは有料登録も創刊キャンペーンで無料ですが、5月以降も有料で登録するかはもう少し様子見です。


2010/02/14

私的英語勉強法

まだまだ試行錯誤が続くと思いますが、ひとまず現時点の状況を整理してみました。今回ご紹介するのは、次の4つです。
1.オンライン英会話
2.Podcast
3.ネット記事
4.NHKラジオ (現在休止中)


■オンライン英会話

以前の記事(http://ameblo.jp/beat283/entry-10430697161.html)でご紹介したこともある、Skype(スカイプ)を使ったオンラインでの英会話レッスンです。今年になってから始めたのですが、平均すると週一くらいのペースで続けています。メリットはネットを駆使した運営による低コスト(1レッスン300~400円くらい)。比較的レッスン時間も幅があるのもいいところです。図では「読む」「話す」で△をつけていますが、これはスカイプのチャットを補足的に使うからです。

一方、もともと期待はしていなかったのですが、会話の質は友達との”おしゃぺり”感覚。個人的には、政治・経済・ニュースやマーケティングに関することが話せるようなレッスンであればなお良いです。最も、まずはそれが話せるぐらい自分の英語力を向上させることが先決かもしれませんが。以下のサイトに、いくつかのオンライン英会話が紹介されているので、興味のある方は参考にしてみてください。
※比較サイト http://eigokoryaku.com/school/school_50_philipteacher.html


■Podcast

iTunesにダウンロードして、iPodから聞くPodcast。感覚的には、英語のラジオ番組をiPodで持ち歩くイメージです。ダウンロードしているのは、主に次の3つです。
・ CNN News Update http://www.cnn.com/services/podcasting/?eref=newscast
・ BBC Radio Newspod http://www.bbc.co.uk/radio/
・ Wall Street Journal This Morning http://online.wsj.com/public/page/podcast.html

Podcastの使い方は2通りあります。1つは、普通にリスニングとして。もう一つは、聞くというよりも音楽のように英語をただ浴びることです。具体的な状況で言うと、通勤時間で新聞や本を読んでいる時に、イヤホンからは英語を流しっぱなしにしておきます。その時に集中しているのはむしろ本などの文字のほうで、耳から入る英語は”聞いていない”こともあります。

こんな聞き方が果たして有効かどうかは断言はできませんが、なんとなく経験上、ひたすら英語を耳に入れておくと英語のイントネーションに耳が慣れていくように感じます。余談ですが、よく一緒に仕事をする方で中国出身の方がいます。その方は日本に住んでもう長いのですが、日本語はほぼ違和感なく話されます。その方が以前に言っていたのは、「家にいる時にはテレビかラジオをつけっぱなしにしておきひたすら日本語を耳に入れることをした」と言っていました。この時に、リスニングを意識すると続かないので、音楽のようにただ流すだけだったそうです。

話を戻しますが、平日の通勤時間を使ってだいたい1.5時間くらいは耳に入れています。1年で200日出勤するとして、単純計算で年間で300時間です。


■ネット記事

無理矢理に毎日の日課にしているのですが、英語の記事を1日に1つ以上は読むというものです。よく使っているのは、アメリカのYahoo!のポータルページです(http://m.www.yahoo.com/)。日本と同じようにトピックスがあるので、そこから気になるものを1つ選び読むようにしています。たまに日本よりも早く情報が出ていることがあるので、情報収集としても有効です。ちなみに、最近で言うとホンダのエアバック絡みのリコールは、アメリカのYahoo!から知りました。

実はこの1日に1つ英語の記事を読むというのは、GW07さん(http://twitter.com/GW07)がブログかツイッターでご紹介されていた方法です。詳細まで読み取れないこともしばしばですが、自分の頭を鍛えるためにも今後も続けたい学習法です。


■NHKラジオ

以前にやっていた勉強法です。平日夜の22:35からのビジネス英語をよく聴いていましたが、最近はその時間までになかなか家に帰れないことが多いので、今はお休み中です。「実践ビジネス英会話」(http://www.nhk.or.jp/gogaku/english/business2/#listen)は話題自体もおもしろかったので、今後、仕事に余裕が出てくれば再開したいと思います。



以上、4つをご紹介しました。これ以外にももっといい方法が出てくるかもしれませんので、新しいことも取り入れていきたいなと思います。思えば大学入試からの持論なのですが、英語は少しでも毎日触れたほうがいいと思っています。その意味で、これからも続けていきたいです。

2010/01/09

オンライン英会話

Skype(スカイプ)というサービスがあります。これは、インターネット電話であり、スカイプユーザー関では、無料で音声通話が可能というものです。


このスカイプを使って、オンライン英会話の体験コースを受けてみました。

この英会話レッスンの特徴は、次のようなものです。
1.スカイプを使用し、フィリピンの先生との音声・チャットによるマンツーマンレッスン(フィリピン-日本と電話をつなぐ)
2.自宅でレッスンが受けられる
3.超低価格

3について補足しておくと、レッスンあたりで数百円程度の値段です。(300~500円くらい)


前から興味があったのですが、実際に体験を受けてみて、思ったことを書いておきます。

<メリット>
■とにかく安い
上記の通り、1コインで受けられるのは驚きです(ちなみに体験レッスンは無料)。日本にある大手のマンツーマンレッスン形式の英会話スクールの料金と比べ、1桁少ない印象です。これは超魅力。
基本的にオンライン上で完結するので、スクールという店舗を持たないことと、人件費の安い現地のフィリピン人講師を採用しているからだと思います。

■自宅でレッスンが受けられる
スクールに定期的に通うのは、それ自体で時間がもったいないと思っているので、この点も魅力です。

■フィリピンの情報がわかる
今回のレッスンでは多くは聞けませんでしたが、現地の情報について教えてもらえそうです。普段日本にいると、わからないことが聞けるのもおもしろそうです。

<デメリット>
■レッスンの質
まだ体験レッスンを受けただけですので、もちろん断言はできませんが、レッスンは中身は「おしゃべり」に近いような気がします。また、フィリピン人の先生ということもあり、英語も若干ですが、なまりが感じられました。ただ、受講前の予想に比べ、なまりが強くて聞き取りにくいということは決してなく、問題というわけではありません。

■直接のコミュニケーションではない
仕事でテレビ会議をした時に感じることに近いですが、音声のみでの会話のため、リアルに目の前にいる人との会話に比べると、この点は物足りなさは残ります。相手のちょっとした表情の変化や身振りがわからりません。特に英語と日本語ではこの点に大きな違いがあるので、コミュニケーション不足は残ります。


トータルで考えると、少なくともやってみる価値はあるように思いました。ただ、英会話技術の向上というよりは、「そこそこ英語を話せるように保っておく」という目的になりそうです。

前々から気になっていたオンラインの英会話レッスンですが、受けてみてよかったです。


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書いている人 (多田 翼)

ベンチャーから一部上場企業の経営・事業戦略を支援。マーケティング、コンサルティング・アドバイザー・メンター、プロダクトマネジメント。前職は Google でシニアマーケティングリサーチマネージャー、現在は独立 (詳細は LinkedIn または Facebook をご覧ください) 。

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1981年 (昭和56年) 生まれ。名古屋出身、学生時代は京都。現在は東京23区内に在住。気分転換は毎朝の1時間のランニング。