2013/05/03

親子で楽しむ「子どもの才能をグングン引き出す脳の鍛え方/育て方」

今年13年の秋に子どもが生まれます。

自分も父親になる自覚が出てからは出産や育児への興味もかなり出てきて、関連する本を読んでみたり、育児関係のニュースにも関心が高まっています。

最近読んだ本が、「5歳までに決まる!才能をグングン引き出す脳の鍛え方・育て方」。本書に書かれていた子育てで目指すゴールイメージは、次のような子どもです。

  • 自己肯定感があり、前向きな子
  • 自分の頭で考え、自分言葉で表現できる子
  • 自立し主体的に行動できる子

1つ目の「自己肯定感」とは、自分の気持ちや行動、自分自身のことを受け入れ認める、自分の存在を肯定すること。何かが起こっても「大丈夫」と肯定的に思える考え方です。

上記3つとも自分の子どもにもそうなってほしいと考えているので、おもしろく読めました。

3つのゴールイメージのために、乳幼児期の子どもとどう接すればよいか。本書で強調されていたのが、脳を鍛えること。と言っても、1つ1つはそんな難しいことではないのが印象的でした。ポイントとしては、

  • 子どもには五感からの刺激を与えること。刺激を与え続けることが大切
  • 親子の対話を通じて楽しい生活を送る
  • 子どものことを受け入れる。子どものありようを1つ1つ認めてあげる

本書では子どもの脳を鍛える方法として、4つのステップが紹介されています。以下、備忘録も兼ねてご紹介します。

1. 五感からの刺激で、脳に良い刺激を繰り返し与えてあげる


抱っこしたり語りかけたりと、赤ちゃんとのスキンシップをたくさん取りましょうというのが最初のステップ。本書で紹介されていた例としては、

  • 朝、部屋のカーテンを開け朝日を入れる(視覚)
  • 「おはよう」と笑顔で声をかける(聴覚・視覚)
  • 抱っこして母乳をあげる(触覚・味覚・嗅覚)
  • お散歩に出かける(視覚・聴覚・嗅覚・触覚)
  • 子守唄を聞かせてお昼寝させる(聴覚)
  • おもちゃや絵本で一緒に遊ぶ(視覚・聴覚・触覚)
  • おむつ替えやお風呂に入れる(視覚・聴覚・触覚)
  • 夜は電気を消して真っ暗にして眠らせる(視覚)

など、どれもハードルが高いわけではなく、一般的な育児そのもの。

ポイントは、これらを継続できるかどうか。1回きりだったり、やる日/やらない日があるのではなく、子どもにとって良いこれらの刺激を繰り返しできるかどうかが大事だと理解しました。当たり前のようにできるくらい習慣にしたいことです。特に0-1歳くらいの間は。

2. 子どもから言葉を引き出す刺激を


親から言葉による刺激を与え、子ども自身から言葉を引き出すのがステップ2。この刺激が将来、子どもが自分の頭で考える力を持つ基礎になるとのこと。もちろん、乳幼児期では大人と同じような言語レベルにはならないですが、少しずつ言葉が出せるように親が工夫をすると良い。

目安としては、2歳頃から2つの言葉をつないで自分の言いたいことが伝えられる、3歳で3つの言葉で表現できること。例として、「お母さん、抱っこ」で2語文、「お母さん、ごはん、食べたい」で3語文というイメージです。

親が気をつけるポイントは、「子どもが文で言えるように質問を工夫する」「子どもが自分の言葉で伝えられるようになるまで、時には我慢も必要」といったあたり。本書には具体的なアドバイスもあり、

  • 子どもにも、なるべく主語と述語がある文を言えるように質問を工夫する
  • 「なぜかな?」「どうしてそう思う?」と聞く。例えばイヤと言ったことについて、どうしてイヤなのか、何が嫌いなのかを質問し、子どもが自分の言葉でその理由を言えるように
  • 絵本を読んだあとに、内容やどこがおもしろかったかの質問をする。(これはインプットだけではなくアウトプットもさせるので効果的だと思いました)
  • 絵本の読み聞かせでわざと間違えて、子どもにツッコませる。(例:川で洗濯をしていたおばあさんは、上からリンゴが流れてくるのを見つけました)
  • 大人に対しては、「お願いします」などと言葉の使い分け(敬語)ができるとよい

ゴールイメージの2つ目に「自分の頭で考え、自分言葉で表現できる子」と書きましたが、これは親の工夫の余地も大きいです。うまく子ども自身に考えさせ、自分の言葉で話せるように効果的な質問がどれだけできるか。

3. 手足を動かす遊びを親子で楽しみ、子どもの前頭葉を刺激する


親子で楽しめる手・足・言葉を使った遊びで、子どもの中に「楽しい」と思う気持ちを育ててあげるのが3つ目のステップ。同時にステップ1と2の「五感からの刺激」「言葉を引き出す刺激」も引き続き行うと良い。

子どもが「楽しい」と思うのは親子で遊ぶことで、脳への良い刺激のためには、手足を細かく複雑に動かしたり、言葉をたくさん使うような遊びが効果的。これらを親子で一緒にすることで、遊びを子どもが楽しいと思え前頭葉を刺激されるそうです。

具体的にどんな遊びがいいかというのも紹介されていて、

  • 早口言葉で言葉を覚えて論理思考が身につく
  • しりとりで短期記憶を鍛える
  • リズムあそびで手足を動かして親子で一緒に遊ぶ。楽しい気持ちが育つ
  • 手先を細かく動かして遊びとしては、お箸での豆つまみ競争で器用さが、ビーズの穴に紐を通す競争で集中力が身につく
  • 積み木で平面や立体の関係から、「図形」の概念を鍛える

ポイントは、親も子どもと一緒になっていかに楽しめるかだと思いました。ここも繰り返しできるかも大切なこと。

4. 子どもの思考回路への刺激。「大丈夫」と思える子に


嫌なことがあっても「でも大丈夫」と思える子、自己肯定感を高めてあげるような刺激を与えるのがステップ4です。子どもが「〜だから大丈夫」と考えられるように、親は意識的に接してあげる。

例えば、子どもが転んで膝から出血してしまったとします。血が出て痛いので泣く子どもに「かわいそう」と言っても、子どもは「大丈夫」とは思えない。そうではなくて、「血は出てるけど、皮がめくれただけだよ。膝を曲げたり歩くこともできるし、帰って消毒してバンソウコウを貼れば治るから大丈夫」と、大丈夫な理由+だから大丈夫と言ってあげることが大切。

こういった経験を子どもが繰り返すことで(親が繰り返し「大丈夫」とその理由を伝える)、子どもはいろんなことがあっても「でも大丈夫」と考える思考回路に育っていく。前向きな思考、自己肯定感が育まれていきます。

本書に書かれていたことでなるほどと思ったのは、「でも大丈夫」と思える子は好奇心が旺盛で、どんどん新しいことにチャレンジするようになるとの説明でした。この姿勢は子どもがやがては自立し、主体的に行動できる子になっていくのにつながっていると思います。

★  ★  ★

最後にまとめです。目指すゴールイメージは、

  • 自己肯定感があり、前向きな子
  • 自分の頭で考え、自分言葉で表現できる子
  • 自立し主体的に行動できる子

そのためには4つのステップがあって、

  • 五感からの刺激で、脳に良い刺激を繰り返し与えてあげる
  • 子どもから言葉を引き出す刺激を
  • 手足を動かす遊びを親子で楽しみ、子どもの前頭葉を刺激する
  • 子どもの思考回路への刺激。「大丈夫」と思える子に

本書の特徴としては、紹介されている方法はどれも親と子の工夫次第で楽しく取り組めそうな内容だったことでした。書かれていたことを実践するのは生まれてからなのでもう少し後になりますが、ぜひ自分の子供と一緒にやってみたいですね。


※関連エントリー
父親になるということ|思考の整理日記


最新エントリー

多田 翼 (書いた人)