2014/02/22

付き合い方次第で「ストレスなんてへっちゃら」になるらしい

TED におもしろいプレゼンがありました。タイトルは「How to make stress your friend (ストレスと友達になる方法)」。心理学者である Kelly McGonigal がプレゼンターです。

プレゼン内容のポイントは、「ストレスは健康に害を及ぼさない」と考えると、ストレスは健康に悪影響は与えない、というもの。ストレスと身体の関係は、ストレスの多い少ないではなく、ストレスをどう捉えるか次第とのことです。



ちなみに、根拠になっているのはアメリカで行われた研究調査です。3万人の成人を対象に実施された 8 年間追跡調査です。対象者に対して、①昨年あなたが感じたストレスはどれくらいか、②ストレスは健康に害になると思うか、を聞きます。その後、公開される死亡者記録で対象者を追跡調査し、死亡したかどうかを確認したそうです。

研究からわかったことが、「ストレスが害になると思う & ストレスが多い人」の死亡リスクが高く、一方で、同じくらいストレスを感じていてもストレスは無害と思う人は、ストレスがほとんどなかったグループも含め研究対象者のうち、最も低かったとか。

研究内容を詳細に見ていないのですが、ちょっと気になったのは、研究では「ストレスは無害と信じる → ストレスが多くても影響ない」とされていますが、本当は「ストレスにもともと強く健康に影響ない人 → (経験から)ストレスは無害と思う」の因果関係が逆の可能性もあるのでは?ということです。

話を戻すと、一般的にはストレス = 健康に悪いであり、であるがゆえにストレスが多いほど身体によくないというのが常識でしょう。でも、この研究結果が正しいとすると、判明したことはそうではなかったのです。ストレスをどう捉えるか次第であると。

個人的に思うのは、人生は起こったことではなく、起こったことに「どう対応したか」の積み重ねだと考えているので、ストレスについても同じことが当てはまるのかなと思っています。



Kelly McGonigal: How to make stress your friend - YouTube

日本語の字幕付きはこちらをどうぞ:
ケリー・マクゴニガル: ストレスと友達になる方法 | Video on TED.com


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多田 翼 (書いた人)