2014/10/04

iPadを親にプレゼントしてみると

ちょっと前のことですが、実家にいる親にiPadをプレゼントしました。Androidとも迷ったのですが、UIがシンプルなことと、端末の軽さから、iPad Airにしました。



iPad以前は、実家のネット環境が整っておらず、前々から実家に帰る度になんとかしたいと思っていました。そのネット環境とは、古いノートブック型パソコン(Windows 7)に光ケーブルから有線LANでつないでいました。

パソコンの起動時間が5分くらいかかり、毎回パソコンに有線ケーブルをつなぐという、ネットを使うだけに一手間も二手間もかかるような状況でした。

そんなわけで、実家にタブレットとWiMAXを導入しました。

母親のパソコンからのネット利用用途は、食品/飲料の注文・孫の写真/動画の閲覧だけと言ってもいいくらい。ニュースは新聞で、天気予報はテレビから、という感じでネットでの検索もほとんどしていなく、オフラインが中心という状況でした。

ちょっと脱線しますが、「孫の写真/動画の閲覧」というのは、私の娘(14年10月時点で1才)のことです。デジカメやスマホで撮った写真や動画を、Google Driveの家族共有フォルダに随時アップしています。フォルダ権限はお互いの家族だけです。

フォルダ内にアルバムのようにストックしておくというよりも、フローとして見てもらっています。このやり方を両方の親が気に入ってくれ、写真/映像の更新が滞ると、早くアップしてくれとリクエストが来るくらい。

娘の「これができるようになった映像」は特に好評で、寝返り・お座り・ハイハイ・立つ・歩けるようになった、などは、映像を見てすぐに電話がかかってきます。娘の親としても、おじいちゃん/おばあちゃんが孫にこうした形で関心を持ってくれるのはうれしく思っています。

話を戻すと、パソコン時代の母のネット利用はごく限られた範囲でした。

で、iPadを使うようになって、母親のネット利用はかなり変わったようです。

始めはPCでの利用をそのままiPadで代替していた程度だったのが、日常でわからないことをネット検索から調べる、天気予報、YouTubeで懐かしい音楽やクラシックを聴く、旅行の計画をネットを使う、などなど。孫の写真/映像の閲覧頻度も増えたようです。一方で、パソコンの利用はほぼなくなったとのこと。

パソコン+有線LAN vs タブレット+無線LANでは、特に上記のようなライトなネット利用においては、後者が便利なのは言わずもがなです。それにしても、変化は私の予想以上でした。

iPadを親にあげる前は「今のパソコンでも十分便利よ」みたいなことを言っていました。それが、実際にタブレットを使ってみると、単に、パソコンの利用をタブレットが代替しただけではなく、タブレット+無線LANという環境変化によって、ネット利用量そのものが増えたのです。

パソコン+有線LANの時にも、おそらく潜在的には今くらいのネット利用ニーズはあったはずです。しかし、UIが制約となり本人すら、今くらいのネット利用用途があることに気づかなかったのでしょう。

2014年現在、世界の人口は約70億人、うちネットを使える人たちは20億人と言われています。残りの50億人はこれから。文字通り、世界中の人びとがネット使い出し、つながった時、自分の母親に起こったようなこと、あるいはもっと劇的な変化が見られるのかもしれません。




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