2015/12/12

「カフェオーナーになることが夢」に向かって歩き出した女性へのアドバイス




知人からキャリア転向の話を聞く機会がありました。知人は、20台後半の女性です。2ヶ月後の2016年2月に今の会社を退職し、4月から2年間、専門学校に通うとのことでした。

「学生のときから抱いている、カフェオーナーになるという夢に向かって、前に進むことにした」。そんな決意でした。

食の専門学校で、調理技術だけではなく経営についても学べるようです。週3日で専門学校に通い、学校のない曜日は飲食店で働く予定とのことです。

彼女が今務めている会社も、食に関連する企業です。現在の仕事は嫌いではないものの、「本当に好きなことを仕事にしたくて、今の仕事を続けても夢とは違った方向だし、これ以上、自ら興味を持って成長はできないと思った」と。

この話を聞いたときに、伝えたことが2つありました。

1つ目は、カフェオーナーになって何を実現したいのか。それこそが夢であるべき。ということでした。

カフェオーナーになることを目標として掲げることは、悪いとは言わないです。ただ、自分のカフェを持つことは「手段」にすぎないと思っています。

カフェオーナーになることで何をしたいのか、世の中にどんな価値をもたらしたいのか。その世界観の実現が「目的」であり、夢として持っておくべきです。オーナーになることで、何をしたいのか。これが自分の言葉で語れるようにならないといけないことを伝えました。

2つ目は、専門学校のない曜日 (週のうち4日) に飲食店で働くことについてです。

専門学校と並行しての飲食店勤務は、やりようによっては効果的だと思います。専門学校で学んだことを、その店が実際にどうまわしているかを体験できるからです。

専門学校が「理論」、飲食店が「現場」です。この両方から自分の経験値をためるメリットは大きいでしょう。

ただし、その前提として、働く飲食店が適切な場でないといけません。適切なというのは、その店が自分が目指したい方向と近いことであることです。また、働き方も単に調理やフロア接客だけではなく、オーナーの視点で関われるような環境のことです。

自分が目指すカフェオーナーとして持ちたい店のイメージとして、例えば、お客さんやその地域に密着したカフェなのか。それとも高級な雰囲気で客を一定の層に絞るのか。あるいは、その逆で、多くの人が手軽に利用できるようなカフェをつくりたいのか。

これは1つ目の「カフェオーナーになることの先が夢」の話である、カフェオーナーになって何を成し遂げたいのかとも関連します。

専門学校で入れた情報は、実際の現場ではどのように使われているのか。活用されている面もあれば、そうではない状況もあるでしょう。そこから何を学ぶか。

自分がオーナーになった視点での疑似体験ができれば、専門学校と飲食店勤務の両立は意味のあるものになると思います。


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多田 翼 (書いた人)