2015/06/06

森信三の 「しつけ三原則」:日々の小事にこそ躾の本質がある




しつけの三原則とは


哲学者で教育者でもあった 故 森信三 は 「しつけの三原則」 として、次の3つを挙げています。

  1. 朝、必ず親に挨拶をする子にすること
  2. 親に呼ばれたら必ず、「ハイ」 とハッキリ返事のできる子にすること
  3. ハキモノを脱いだら、必ずそろえ、席を立ったら必ずイスを入れる子にすること (森信三師 「しつけの三原則」 |人間力.com から引用)

3つとも、日常生活のことです。やろうと思えば誰でもできる、もしくはすでにできているかもしれません。

ただ、よくよく考えてみると、毎日、あるいは毎回、子どもがやっているかというと、そうではないケースが多いのではないでしょうか。


親ができているか


もう1つ、この三原則で思うのは、子どもにとって最も身近な存在である親が、普段からこの3つをやっているかどうかです。

朝、自分 (親) は家族に 「おはよう」 と挨拶をしない時もあるにもかかわらず、子どもにはしつけとして挨拶をしなさいと言い聞かせるとします。子どもにとっては説得力がないように見えるでしょう。2つ目と3つ目も同様です。

自分自身のことを振り返ると、3の靴を脱いだらそろえることは、特に自宅に帰った際はできていませんでした。離席する時に椅子を元に戻すこともやっていなかったです。


日々の小事にこそ躾の本質がある


しつけ三原則に対するポイントは、一見すると小事に見える日常のことにこそ、毎回毎回できるようにすることです。脱いだ靴をそろえるのは、玄関を共有する他人への気配りです。椅子を入れることも、次に使う他人への配慮です。

一方で、やらなかったからといって、特段に誰かに迷惑をかけるというほどのことでもありません。なので、どうしてもおろそかになりがちです。

だからこそ、それができるかどうか、毎回ちゃんとできるかどうかが、しつけの大事な要素になるのではないでしょうか。そして、子どもをしつけるためには、親である自分ができているかどうかがあらためて問われます。

日々の小事にこそ、躾の本質があるのではないでしょうか。

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多田 翼 (書いた人)


外資系 IT 会社にて 「シニア マーケティングリサーチ マネージャー」 (LinkedIn) 。

1981年 (昭和56年) 生まれ。名古屋出身。学生時代は京都。家族4人で東京23区内に在住、2人の子どもの父親。気分転換は毎朝1時間のランニング。

書いている内容は、所属組織や会社の正式見解ではなく個人の見解です。