2014/01/11

親の自立のための親孝行

前回のエントリーでは教育勅語の12の徳目(道徳)を取り上げました。
大切にしたい教育勅語と日本の心|思考の整理日記

12の道徳の1つ目は親孝行がきています。原文では「父母ニ孝ニ」とあり、親に孝養を尽くしましょう、と。

 

親孝行の意味は「子として親を大切にすること」。とはいえ、この表現だとどうも抽象的に感じます。何をすれば親孝行になるのか、ならないのか。

ちょっと前の話ですが、後から考えると「これは本当は親孝行にならなかったのでは」と思えることがありました。

以前に実家に帰った時に、母親から頼まれたことがありました。市区町村が開催する催しの参加がネット経由でできたのですが、その申込みをしてほしいというもの。ちなみに私の母は当時も(今も)、ネット利用はごく限られた範囲のみです。検索はほとんどやらないそうで、日常の情報は新聞・雑誌、本、テレビ等からというタイプ。

催しイベントの参加方法は、申込みサイトに行って名前やメールアドレスを入力するだけでした。頼まれた後、その場でやり5分くらいで完了。後日、申込者多数による抽選結果で自分が当たったとの喜びのメールをもらいました。

実家に帰った時の親へのちょっとした手伝いのエピソードです。こちらとしても親が喜んでくれたのでよかったし、特にそれ以上のものではありませんでしたが、ふと「本当の親孝行なのか」と考えてしまいました。

今回、そのイベントに限っては予約ができました。ただし、次に母親が同じ状況になっても、おそらく自分ではネット予約ができない or やろうとしないはず。本当に母親のことを考えると、その場での申込み入力は私ではなく、母親が直接やり、自分は入力サポートをその場でしたほうがよかったのかな、と。

これだと息子がやってくれるより入力に時間はかかるし、さらに母と息子2人分の時間が拘束されます。工数の概念で言うと4倍とか6倍くらいかかるでしょう。ただ、長い目で考えると、次回以降は母親1人でも対応できるであろうことを考えると、本当にお互いにとってベターだったやり方だったのかもしれません。

親孝行の1つのアプローチとして、親よりも子のほうが得意なこと(今回の例で言うとネット利用)を、ただやってあげるだけではなく、子から親に教え、今後は親も自分1人でできるようになってもらうこと。「親の自立」を促すような親孝行はもっとやってあげるといいのではと思っています。


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