2013/04/14

毎日のように怒られながら学んだ「あたりまえのことをちゃんとやり続ける」ことの大切さ

うちの会社にはメンター制度というものがあります。新入社員へのOJT(On the Job Training)の1つで、新人に対して先輩社員が1人つき一緒に仕事を進めながら、仕事に必要な考え方だったりスキルを学ぶという仕組みです。

ちょっと前に、当時新人だった自分のメンターとランチに行く機会がありました。お互いの近況だったり今後のこと、メンターをやっていた頃の話など、久々にゆっくり話したこともあり、楽しいランチになりました。

実は新人だった1年目当時、メンターには毎日のように怒られていました。メンター曰く「できが悪かった」ようで、確かに何をやってもまず怒られたという記憶があります。メンターは自他共に認める厳しい人で(ランチの時にメンターも言っていた)、周囲からは「あの新人はいつやめるのか」との噂でもちきりだったとか。

■メンターからの学び

自分にとっては、1年目は修行みたいな日々だったわけですが、その分、メンターからたくさん学べました。仕事はこう進めるものだということを肌で感じることができたのは大きかったです。

色々ありますが、その中でも強く影響を受けたのは「あたりまえのことをちゃんとやり続ける」姿勢です。

データ集計後に必ずデータチェックをやる、報告書は体裁も含め丁寧に仕上げる(特に社外向け)、クライアント対応は細かいところまで配慮を欠かさない、「そもそもこれはどういうことか」「要するにどういうことか」と本質に立ち返る姿勢、など、1つ1つは当たり前のことなのですが、それを妥協なくきっちりとやっていました。やる/やらないのムラがなく、やり続けている。

かっこよく言えば神は細部に宿るというか、小さなことまで責任を持って仕事をするとはこういうことかと、社会人になったばかりの自分には結構な衝撃でした。今になって振り返るとメンターの影響は大きく、新人の時に一緒に仕事ができたのは運がよかったなと実感しています。(新人にとってはメンテメンターは選べないので当たり/はずれはあるけど、自分の場合は当たりだったなど)

■「あたりまえのことをちゃんとやり続ける」大切さ

「あたりまえのことをちゃんとやり続ける」。これ、実は結構深い話だなと思うので、もう少し考えてみます。

あたりまえのことって、それだけを見ると難しくないことや日々の単純作業も含まれます。私の仕事で言うと、プロジェクトマネジメントにおける全体スケジュール管理をすることは重要で、やるのは当然のことです。でも、普段は毎日やることだからこそ、他で忙しいと2日に1回のスケジュールチェックになっていき、おなざりになってしまう。そういう時に限って、スケジュール調整にミスが出るもの。

「あたりまえのこと」をあたりまえのようにちゃんとできるか。長く継続できるか。この話は仕事以外の日常生活でも当てはまると思っています。

「人生を豊かに歩むために大切なこと どうでもいいこと」という本には次のような話が書かれています。

かつて僕は、尊敬する人から、こんな話を聞いたことがある。

「人間としての器が問われるのは、無人島に一人で流されたとき、朝起きてます何をするかだ」

無人島では、誰にも会うわけではない。だが、起きたらまず顔を洗い、ヒゲをそり、歯磨きをする。それができるかどうかが、優れた本質を持った人間である、と。

誰も見ていないところでこそ、人間は試される、ということだ。無人島できちんと生活できる人は、人間社会に戻ったときにもその生活は揺るがないだろう。これは、ライフ・マネジメントの核心を的確に表した話だと思っている。

結局、人生では、自分で人生をコントロールしているかどうか、が問われる。ダラダラと怠惰な暮らしをしているなまけものは、外でどんなに着飾っても見抜かれてしまう。顔つきや手つき、体つきに、すべて毎日の行動が出てしまうからである。もちろん人生に対する考え方も、である。

引用:書籍「人生を豊かに歩むために大切なこと どうでもいいこと」

無人島というシナリオはやや極端かもしれませんが、引用からの示唆は、どんな状況でも当たり前のことを正しい考え方を身につけ徹底できるか、だと思います。

私が思う「正しい考え方を身につけ」というのは、引用の最後に出てきた話で、「人の全ての生活習慣や考え方は顔つきや体つきに表れる」という考え方。

毎日が、日常の習慣が、生きている姿勢が、これまでの「今」の全てが積み重なって今の自分が成り立っている。生まれてから死ぬまでの全ての「今」を合計すると、それが自分の人生になっている。

だからこそ、いかに毎日をきちんと生活し、今というこの瞬間を精一杯生きることができるかが人生の大事な部分なのだと思います。

あたりまえのことをちゃんとやり続ける。仕事ではメンターからの(あれだけ怒られたからこそ得られた)教訓です。

普段の生活でも以前のエントリーで書いたように、自分が正しい/やりたいと思うことをいかに習慣化できるか、そのためにどうすればよいか。
(参考:習慣にするための仕組み化の3つコツ。あらためて考える習慣と人生|思考の整理日記

メンターとのランチの後、そんなことをあらためて考えていました。





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多田 翼 (書いた人)