2015/10/28

分析で比較する時、その「分け方」に意図がありますか?




分析の本質は、比較することであると考えています。

何かと何かを分けて比較することで、はじめて多い/少ないなどの違いがわかります。例えば、同じものを前月や前年と時系列で比べることであったり、男女や年代ごとに分けての比較をします。

比較するために「分ける」ことが分析のキモであり、「何のために、どのように分けるか」の工夫が重要な意味を持ちます。分け方にこそ、分析者の力量が問われます。

分けることに注意が必要なのは、単なる知的興味からの思いつきでの分解にならないようにしたいことです。

より適切に分けるためには、もう一歩踏み込んで考えるべきです。つまり、特にビジネスでの分析においては、何がわかれば実行可能でかつ意味のある結論を導き出せるかを、常に意識することだと思っています。

分けることの背後には、分けることで要因ごとに理解でき、そこから仮説や意思決定ができるという、ビジネス上意味のある結論を導き出そうとする明確な意図があるべきです。

分析の目的は、興味があるから分析するのではありません。ビジネスとしての判断を助け、効果的な打ち手を生むことを期待するから分析するはずです。

どんなに高度な分析をしても、その結果が有効な打ち手につながらなかったとしたら、ビジネスへのインパクトは小さくなってしまいます。

ビジネスにおいて役に立つ分析や使える分析結果とは、実際の効果が生まれるところまで掘り進めた分析のことです。「使える」ところまで追求しないと、せっかくの分析結果も絵に描いた餅になりかねません。

例えばユーザー分析において、性別年代で分ける、ヘビーユーザーとライトユーザーに分ける、スマホなら利用 OS で分ける。これらの分ける視点は、ある程度の分析経験があれば思いつくものです。

このような各種の「分ける」ことについて大切なのが、分けて比較分析した結果や得られるであろう示唆はアクションにつながるのか。単なる知的好奇心ではなく、目的や意図を持った分け方になっているかは、常に心がけたいことです。


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