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今回は、リーダーシップについて考えます。
エントリー内容です。
- リーダーは楽観的であれ
- リーダーに求められる3つのこと
前半で小泉進次郎氏のリーダーシップ論をご紹介し、後半で私が考えるリーダーに必要なことを書いています。
リーダーは楽観的であれ
小泉進次郎氏は、リーダーは楽観的であるべきと語っています。以下は1分超の動画です。ぜひご覧ください。
GLOBIS が2016年11月に主催した G1-U30 フォーラムでのセッションのダイジェスト動画
小泉氏がリーダーの例に取り上げたのが、かつてのイギリスの首相チャーチルでした。
第二次世界大戦中、イギリスは、ヒトラーが率いるドイツによって陥落寸前まで追い詰められました。その時、首相のチャーチルが発した言葉は 「今が最良の時である」 でした。
小泉氏は、楽観主義的な言葉で絶望の中に希望を与えるのがリーダーであると言います。
リーダーに求められる3つのこと
ここからは、私自身が考えるリーダーに必要な要素です。リーダーシップを発揮するために3つが大事だと考えます。
- 構想力
- 決断力
- 人間力
以下、それぞれをご説明します。
構想力
リーダーとは掲げたゴールや目的を達成するために、未来に向けて先導する人です。
いかに未来という夢を、なるべく鮮明に具体的なイメージとして描けるかの 「構想力」 が大事です。未来を絵にするためには、その未来が見えている必要があります。他の人には見えていないものがリーダーとなる人には見えています。
見えているだけでは足りません。描いた絵を人々に示し、語ることです。
人々にはまだ見えておらず気づいていない未来なので、始めは受け入れられないかもしれません。自分の信じることを何度でも語ることです。未来を示し続け共感してくれるフォロワーが生まれれば、一人の夢が皆の夢になります。
決断力
リーダーとは決められる人です。答えのない状況で決断を迫られた時に、覚悟を持って決められるかです。
何かを決めるということは、選ばない選択肢を明確にできるかです。A も B も両方ではなく、A に決め、B を捨てられるかです。決断とは何かを捨てることです。リーダーに求められるのが決断力です。
人間力
リーダーは、フォロワーという存在がいてはじめて成立します。
フォロワーから見て、この人なら付いて行っても良いと思える魅力があるかです。魅力的な人間であるかがリーダーの大事な要素です。どれだけの 「人間力」 があるかがリーダーには問われます。
リーダーの姿勢が手本としてフォロワーに示され、全体に影響を与えます。
リーダー自身が我が身を正し、自分を律した振る舞いができるかです。たとえ誰も見ていなくても、人として恥じない行動ができるか、鏡に映った自分に誤魔化すことなく、正しい行動が取れているかです。