2015/01/27

優秀なリーダーはみんな「スピードラーニング」の達人

大前研一氏は、著書『稼ぐ力 「仕事がなくなる」時代の新しい働き方』で、スピードラーニングの重要性を伝えています。


つまりラーニングからリーダシップを発揮するまでの時間である。その転換が数週間、長くても3か月以内でなければならない。
私の経験からすると、優秀なリーダーはみんな「学びの天才」であり、とくに「スピード・ラーニングの達人」である。(中略)
私が知る限り、国際的にどこに行っても通用するグローバル・リーダーには共通のパターンがある。それは、一番最初によく人の話を聞き、実態を分析して正しい方向性を見つけるまでは謙虚そのもので全く先入観や偏見を持たずに取り組む、ということだ。そして改革案が出てきたら、強いリーダーシップで周囲を説得して断行する。このフェーズの切り替えは3か月でやることが重要で、2年も3年もかけたら意味がない。

特に仕事において、全くの新しいことに取り組む状況で、インプット中心の時期 → アウトプットできるタイミングの切り替えをどの程度で見込んでおけばよいのか。その期間の目安になるのが、遅くても3か月とのことです。

3か月という時間は、私自身の肌感覚にも合っているものです。

今の会社は、人の出入りがわりと多い環境です。組織異動や転職で新しい人が入ってきた時、新しいことを学び自分の中で消化し、チームに貢献できたり、その人がリードできるようになるには、少なくとも数週間は必要に思います。そして、3か月が一区切りというラインがまさにそんな感じです。

事実、転職した人に対して、入社3か月間は試用期間と見なし、3か月であまりにも成果が出せない場合は解雇の可能性もある、という環境があることを知っています。

逆の視点に立って見てみます。私自身が持っている1つの判断基準として、新しい人が入ってきた場合に、期待したレベルのパフォーマンスが上げられているかどうかを、3か月以内にできているかどうかがあります。

大前氏の上記の指摘で示唆があるのは、「グローバル・リーダーには共通のパターン」のインプットの仕方にあります。再度引用すると、
一番最初によく人の話を聞き、実態を分析して正しい方向性を見つけるまでは謙虚そのもので全く先入観や偏見を持たずに取り組む、ということだ。そして改革案が出てきたら、強いリーダーシップで周囲を説得して断行する。

成果を出すことに焦ってしまい、インプット期間に中途半端なまま、リードしようとすると、逆効果になってしまいかねません。インプットの期間は、学ぶことに集中すること、そして、中立な立場で様々なインプットをするのです。

同僚を見ていると、学びがうまいと感じる人は、単に頭がいいだけではなく、好奇心がとても強い傾向があります。受け身でやらされている感じは全く感じさせず、もっと言えば、自分の知識欲を満たすかのごとく、すごいスピードで学んでいきます。

本書『稼ぐ力 「仕事がなくなる」時代の新しい働き方』の主題は、いかに自立したビジネスパーソンになれるかです。

その1つの要素が、今の自分に何が足りていないのかを見極め、自らの意志で学び吸収していく姿勢。現状に慢心することなく、スピードラーニングが実践できればと思っています。




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