投稿日 2018/03/28

この春に高校や大学に入学する新入生へのアドバイス


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  • 4月からの新しい生活に不安…
  • 自分のやりたいことがわからない
  • どうすれば自分らしくなれる?


こんな疑問に答える内容でブログを書きました。

書こうと思ったきっかけは、4月から新しく入学する高校生へ、3年間の高校生活が充実するためのアドバイスをする機会があったことでした。

内容は大学生にも当てはまるので、高校生と大学生の方に向けて、このブログでも残しておきたいと思いまいした。

アドバイスは3つです。

  • 「自分の好きなこと」 や 「熱中すること」 に気づくこと
  • 「すぐに飽きてしまう」 は悪いことではない
  • 「自分の好き・熱中」 は、どうすれば社会の役に立つかを考える。あれば行動を

以下、それぞれについて詳しくご説明します。


1. 「自分の好きなこと」 や 「熱中すること」 に気づくこと


自分が好きなこと、やっていて楽しい・熱中することは何かを気づくことです。

好きなことを見つけるというより、すでに自分の中にある好きなこと・熱中できることは何かです。無理やり好きなことを見つけようとするよりも、自然と気づけば熱中している状態に自分で気づくことが大事です。

よくアドバイスとしてあるのは、将来を考えたときに 「自分のなりたいものは何かを考えなさい」 というものがあります。

この考え方だと、「なりたいもの」 は、もうすでに存在する既存のものの範囲で考えてしまいます。ロールモデルを持つことも良いですが、これからは、例えば職業も今はないものや、今までは仕事ではないと思われていたことが仕事になります。

新しいことの源泉は、自分の好きや誰が何と言おうと熱中できることです。自分にとってはそれが何かを見い出してほしいです。

もう1つ、「自分の好きなこと」 について、なぜ自分はそれが好きなのか、熱意を持って取り組めるのかを、自分に問いかけるといいです。自分を理解することにつながります。


2. 「すぐに飽きてしまう」 は悪いことではない


よく聞いたり見かけるのは、「自分は1つのことが続かない」 「すぐに飽きてしまう」 ことに、劣等感やコンプレックスを抱いていることです。直したいというものです。

 「飽きてしまう」 は悪いことなのでしょうか。

私はそうは思いません。先ほどの 「好きなこと」 につながることで、以前は好き・熱中できても、時間が経ったり環境が変われば、気持ちや考え方が変わるのは当然です。どんなに好きであっても、いずれは飽きてしまうことは人間であれば自然なことです。

好きではなくなったり、熱中できないことを、無理に自分の気持ちに逆らってまで続けなくてもよいです。

大切なのは、飽きてしまい好きではなくなかったという自分の感情に気づくことです。

飽きてしまったことは、もうやらない、続けないと見切るのも大事です。時間は有限だからです。


3. 「自分の好き・熱中」 は、どうすれば社会の役に立つかを考える。あれば行動を


できるなら、自分の好きなことに取り組んだり、熱中することをやるだけではなく、それを通じて社会をより良くできないかを考えてほしいです。

自分の好き・熱中で、あるいはさらに別の何かを組み合わせれば、世の中の何かに役に立てないかという意識です。

もちろん、現実的に自分ができることは多くないかもしれません。それでも、頭の中で意識しておくだけで、全く違ってきます。

もし見つかれば、一歩でもいいので行動する、やってみることが大事です。行動して初めてわかること、やってみないとわからないことを経験し、そこから学び次につなげていってほしいです。


まとめ


今回ご紹介した、この春に高校や大学に入学する新入生へのアドバイスは以下です。

  • 「自分の好きなこと」 や 「熱中すること」 に気づくこと
  • 「すぐに飽きてしまう」 は悪いことではない
  • 「自分の好き・熱中」 は、どうすれば社会の役に立つかを考える。あれば行動を

4月からの新生活を、ぜひ楽しんでいってください。

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書いている人 (多田 翼)

Aqxis 代表 (会社 HP はこちら) 。Google でシニアマーケティングリサーチマネージャーを経て独立し現職。ベンチャーから一部上場企業の事業戦略やマーケティングのコンサルティングに従事。

ブログ以外にマーケティングレターを毎週1万字で配信しています。音声配信は Podcast, Spotify, Amazon music, stand.fm からどうぞ。

名古屋出身、学生時代は京都。気分転換は朝のランニング。