
1才10ヶ月の長女がいます (2015年7月現在) 。
小さな望みに応える
あふれるまで愛をそそぐ6歳までの子育て - 子どもの心にひびく愛ひびかない愛 という本に、育児について考えさせる指摘がありました。
以下はその部分の引用です。
”小さな望み” に応えてあげる
生まれてから大人になるまで、子どもはいろんなことを親に要求しながら大きくなっていきます。その時々に子どもが望むことに、できるだけ応えてあげるのが親の仕事です。子どもが望むことに親がきちんと応えてあげれば、子どもは決して 「困った子」 にはなりません。
子どもが小さい頃に望むことは、「抱っこ」 とか、「お外へいきたい」 とか、「絵本読んで」 とか、「みて、みて」 というような、とても子どもらしい、”小さな望み” です。小さい子どもは、親ができないようなことは絶対に要求してきません。親が今、その手ですぐにできることばかりです。(中略)
小さい子どもの ”小さな望み” には、すぐ応えてあげられますし、それにきちんと応えてあげれば、子どもは心が満たされて、その子本来の 「よさ」 を十分に発揮できるようになります。決して難しいことではありません。でも、なぜかその簡単なことをしてあげないで、子どもを 「困った子」 にしてしまうことが多いのです。
自分の娘の場合
ここ最近の、親としての自分の状況が書かれていました。
娘の場合、朝起きてくると、抱っこと言ってくることがよくあります。また、自分のやりたいことがうまくやれなかったなど機嫌が悪くなると、抱っこで外に行きたいと玄関を指さします。
以前であれば、こうした娘の要求はあまり大切にしていませんでした。その時の自分の都合 (例: していた仕事) を優先し、正面から向き合わず、応えないケースもありました。
抱っこや外の散歩をやらないと、結局は余計に娘の機嫌は悪くなっていました。親の目から映る娘は 「困った子」 になってしまっていたわけです。
本書を読んで変わったこと
この本を読んで以降、考え方を変えました。
上記に引用したように、娘の要求の全ては 「小さい望み」 です。自分がその場ですぐにできることばかり。親として物理的に不可能なことはなく、応えてあげるかどうかは気持ちの問題です。
以前は正直に言うと、面倒だと思うことすらありました。しかし、本書を読んだ今は、娘の要求への考え方が変わったので、自然と応えられるようになっています。
そうすると、娘の態度も変わってきました。抱っこや外への散歩に応えることで、落ち着いてきたように思います。
最後に
本書からもう1つ印象的だったことを引用しておきます。
親の都合で一方的にいろいろなことをしてあげても、それが子どもの望んだものでない場合には、親の思いは子どもに伝わりません。子どもが望んでいることを、子どもの心が満たされるまでしてあげたとき、その愛が子どもに伝わるのです。