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投稿日 2016/03/09

書評: エクサスケールの衝撃 - 次世代スーパーコンピュータが壮大な新世界の扉を開く (齊藤元章)




エクサスケールの衝撃 - 次世代スーパーコンピュータが壮大な新世界の扉を開く という本がおもしろかったので、ご紹介します。



エントリー内容です。

  • 本書の何がおもしろかったか
  • 示される未来をいくつかご紹介
  • エクサスケールのコンピュータの貢献
投稿日 2016/01/27

何年ぶりかの切符乗車の不便さで実感した Suica というイノベーション




イノベーションとは、現在はない 「未来の当たり前」 をつくることです。

現時点やその当時にはないものでも、イノベーションを起こす人にはあるべき姿として見えています。一方でその未来は、多くの人々はまだ気づいていないことです。

イノベーション前にはなかったもので、21世紀の今では、日本で当たり前になった代表例はインターネットや携帯電話です。


イノベーションを実感した日


先日、「当時はないもので、未来の当たり前になったもの」 をあらためて体験する機会がありました。
投稿日 2015/12/26

Bluetooth のコードからの解放がもたらした価値




2015年に買ったもので、利用価値が高く満足度の高かったものが Bluetooth のイヤホンとスピーカーでした。


ランニングに重宝している Bluetooth イヤホン


毎日ランニングで Bluetooth イヤホンを使っています。走りながら Podcast を聞くためです。

Bluetooth イヤホンを買う前はコード付きイヤホンを使っていました。しかし、イヤホンのコードが、普段使っているよりもランニング中は特にわずらわしく感じました。

そこで買ったのが Bluetooth イヤホンでした。soundPEATS (サウンドピーツ) Bluetooth ワイヤレスイヤホン ヘッドホン Q9A です。
投稿日 2015/10/10

専門外の自分が人工知能 「ディープラーニング」 に注目する理由 (2015年現在)




2015年現在、人工知能 (AI) で最も注目されているのはディープラーニング (Deep learning / 深層学習) です。


ディープラーニングを使った Google の 「ネコ認識」 研究


ディープラーニングとは何かを理解するには、グーグルが2012年に発表した 「ネコ認識」 の研究がわかりやすいです。




研究で実施されたことを簡単に書くと、次の通りです。
投稿日 2015/06/24

書評: 生命科学研究に成功するための統計法ノート (小林茂夫 / 杉山麿人)




今回のエントリーでは、生命科学研究に成功するための統計法ノート という本をご紹介します。



エントリー内容です。

  • 本書の特徴
  • わかりやすい仮説検定の説明
  • 統計はサブとし、生命科学研究をメインに扱う
投稿日 2015/05/17

花粉症緩和米に見る遺伝子組み換え作物への期待と実態




もうダマされないための経済学講義 という本で紹介されていた、遺伝子組み換え食品の開発の話が興味深かったので、今回のエントリーで取り上げます。


多様化する遺伝子組換え作物


以下は本書からの引用です。

遺伝子組換え作物自体も、これからは多様化してきます。

(中略)

ゴールデンライスという、ビタミン A の前駆体がたくさん含まれているお米も研究されています。開発途上国では、ビタミン A 欠乏による失明などが起きていますので、その解決につながると期待されています。

日本で開発中の花粉症緩和米などもインパクトがあるかもしれません。これは、コメに花粉症の原因となる物質を作らせて、それを毎日食べることで体を少しずつその物質に慣れさせ、花粉が飛んで来ても発症しないようにするというもので、非常に大胆で独創的な研究です。
投稿日 2015/04/04

Google の特許から考える 「自分自身をロボットにダウンロードするとどうなる?」




グーグルが取得した特許が話題になっています。出願は2012年4月で、2015年3月31日に登録されたとのことです。

参考:有名人や故人の人格をロボットにダウンロードする時代が来る?Google が特許取得|ITmedia ニュース (2015年4月2日)


以下は上記記事からの引用です。

人格データをクラウドからダウンロードしてロボットに吹き込む ── 米 Google がこんなシステムの米国特許を取得したことが分かった。有名人や故人の人格をロボットに演じさせるといった使い方も想定しているようだ。
特許は2012年4月に出願され、今年3月31日に登録された。人のさまざまな特徴に基づく人格データを蓄積するデータベースやデータを配信するクラウドベースのシステムで、ネットを介してロボットやモバイルデバイスが人格データを受信し、人格を再現する。
投稿日 2015/01/18

書評: 快感回路 - なぜ気持ちいいのか なぜやめられないのか (デイヴィッド・J・リンデン)




あなたにとって気持ちのいいことは、どんなものでしょうか。なぜそれに対して気持ちいいと感じるのでしょうか。

快感回路 - なぜ気持ちいいのか なぜやめられないのか という本には、様々な刺激による快感のメカニズムが書かれています。



具体的には、高カロリーな食べ物、アルコール、ドラッグや薬物、恋愛、セックス、ゲーム、ギャンブルなどです。他には、運動をしたり、瞑想行為、人は情報を得た時にも快感になることなどです。

人が快感を求める一方、自分や他人にもマイナスな影響を及ぼすほどにのめり込んでいく依存症も考察されています。
投稿日 2014/08/10

ウェアラブル端末での運動計測は目的ではなく、あくまで手段




ウェアラブル端末として使っているのが Withings Pulse です。4cm x 2cm 程度の端末です。




ウェアラブル端末 Withings Pulse


実際の利用イメージは、以下のプロモーション動画がわかりやすいです。
投稿日 2014/07/13

ウェアラブル端末 (Withings Pulse) の睡眠計測が期待はずれでした




ウェアラブル端末を購入


少し前に買ったのが Withings Pulse です。写真のようなウェアラブルデバイスで、4cm x 2cm の小さい端末です。
投稿日 2014/03/30

書評: 生命科学研究に成功するための統計法ノート (小林茂夫 / 杉山麿人)




以前、仕事の関連で統計のことをもう一度学んでおきたい、と思ったことがありました。

ネットや統計関連の本をいくつか目を通しましたが、その当時に感じた印象は 「わかったようでなんとなく腑に落ちない」 という歯切れの悪いものでした。仕事上は支障はない程度には頭には入ったのですが、なんとなく理解がスッキリしない感じでした。

そんな時に出会った1冊が 生命科学研究に成功するための統計法ノート という本でした。



生命科学が 「主」 、統計法が 「従」


本書の特徴は、生命科学において、仮説検定という統計をどう使うかが紹介されていることです。つまり、生命科学が 「主」 、統計法が 「従」 という主従関係です。

この本を読み終わった後に、腹に落ちた感じを持ったのを今でも覚えています。
投稿日 2013/12/07

自分の仕事をコンピュータに奪われると悲観するか、新たに価値を出すために前向きに捉えるか

仕事をしていてふと考えることがあるのが、自分がやっていることは他の人にもできるのだろうか、ということです。「他の人」というのは、人間だけではなくコンピュータなどの自動化も含めてです。

自分がやっていることがすぐに機械に置き換わるわけではないですが、やろうと思えばできそうなこと、近い将来には取って代わるだろうなと思うと、なんとなく自分の中で危機感を覚えます。

私の今の仕事内容の1つをすごく簡単に言うと、①データ分析をするための課題/仮説を設定、②その目的に応じたデータ分析をする、③分析結果からインサイト/結論を出してマーケティングや営業等のビジネスに貢献する、となります。

この3つのうち、機械化が最も適用できそうなのは②の部分です。すでに今でも集計の大部分は機械(コンピューターの中)でされていて、結果が数表やグラフとして出てきます。人間の役割は、どういうグラフを作るとデータ分析目的を達成できるか、そのためにどう集計するかを考えることです。それを実際に作るのはパソコンだったり、外部ベンダーの方に集計をしてもらう。

で、考えるのが、②の全部もそのうちに人間ではなく機械がやれてしまう状況が来るのではないかなということです。例えば、「こういう分析をしてほしい」とざっくりとでも機械に命令すれば、あとはコンピュータが勝手にやってくれる世界です。

これは2つの見方ができて、1つはコンピュータがやってくれる分、自分は別のことができます。②を任せられるので、自分(人間)は①や③に注力できる。

もう1つの見方は、自分の仕事が機械に奪われるということ。仮に自分の役割が①〜③ではなく②だけで、ここが機械が全部やるようになると、極端なことを言えば自分がいなくてもいいわけです。

これが、①〜③の全てをコンピュータがやれるようになるとどうでしょうか?自分の今のメインの仕事が全部、機械がやってくれるので、何か他で自分の価値を出さないと存在意義が問われます。

自分自身の感覚として、①データ分析をするための課題/仮説を設定と、③分析結果からインサイト/結論を出してマーケティングや営業等のビジネスに貢献する、の部分はしばらく(数年〜10年くらい)は、人間がまだ優位な領域だとは思っています。しかし、将来はテクノロジーの進化が①③までもコンピュータのほうが優れた成果を上げることも普通に有り得そうです。その時までに自分のどの部分を他の人だけではなく機械に対しても強みと言えるのか、そうなるために何をしておくのかは、これからも折を見て考えていきたいと思っています。

自分の仕事をコンピュータに奪われると悲観するか、新たに価値を出すために前向きに捉えるか。

投稿日 2013/11/03

人生の分かれ道で迷ったときに 「直感」 に従うのは理にかなった方法っぽい




恋人である女性から 「この2つの服、どっちがいい?」 と聞かれた時に男性はどう答えたらいいでしょうか。

雑誌かテレビで紹介されていたのは、直接答えるよりも 「自分がいいと思う方を選んだらいいよ」 と言ってあげるといいようです。なぜなら、彼女の中ではもう決まっていて、その選択の後押しが欲しいからだそうです。


無意識ではすでに決めている


脳には妙なクセがある という本に、関連したある研究結果が紹介されていました。
投稿日 2013/11/02

身体行動が先で、脳でそれに見合った感情が形成されるという 「脳の妙なクセ」 がおもしろい


脳には妙なクセがある という本をご紹介します。著者は脳研究者である池谷裕二氏です。脳の最先端の研究結果がわかりやすく書かれています。


投稿日 2013/10/12

世界の経営学のホットトピック 「両利きの経営」 がおもしろい




読み始めたら一気に読んでしまった本が 世界の経営学者はいま何を考えているのか - 知られざるビジネスの知のフロンティア でした。



エントリー内容です。

  • 本書の特徴
  • イノベーション研究で注目されている 「両利きの経営」
  • 知の探索は怠りやすい

投稿日 2013/07/28

ネットがもたらした 「注意力散漫な脳」 は進化?退化?




カジケンブログにある以下のエントリーを、興味深く読みました。

参考:テレビドラマって、もう一話15分で良いんじゃないの?|カジケンブログ


テレビドラマは15分くらいが最適?


エントリーの内容は、自分の SNS 上で話題になっていた NHK の連続テレビ小説 「あまちゃん」 についてでした。オンデマンドで見始めたを機に、テレビドラマは15分くらいが最適なコンテンツ時間なのではと考えるようになった、という内容です。

以下は該当箇所の引用です。

まず最初の取っ掛かりとして、15分だったらとりあえず一話ぐらいは観てみようかなという気になりました。YouTube も一つの動画の長さが最大10分なのでその感覚に近いかも。

逆に言うと、45分や1時間とかだったら観ていなかったと思います。実際今までのテレビドラマを観なかったのは、それが原因。

あと、一話の単位が15分だとちょっとしたスキマ時間で観れます。15分だからこそ 「あ、今ちょっと時間あるから次の回を観てみよう」 となる。それこそ友達に薦められた YouTube の動画をさらっと観るみたいな感じで。

これが45分とかだったら、例えば会社の昼休みをほとんど使っちゃうわけでかなりの決断になるし、この違いは大きい。
投稿日 2013/06/23

因果関係よりも相関関係:ビッグデータがもたらす3つのパラダイムシフト




ビッグデータの正体 - 情報の産業革命が世界のすべてを変える という本をご紹介します。



ビッグデータがもたらす3つのパラダイムシフト


本書で興味深かったのは、ビッグデータがもたらす3つのパラダイムシフトです。

  • 限りなく全てのデータを扱う。N = 全数
  • 量さえあれば精度は重要ではない
  • 因果関係ではなく相関関係が重要になる
投稿日 2013/06/22

書評: 2100年の科学ライフ (ミチオ・カク)




2100年の科学ライフ という本をご紹介します。



エントリーの内容です。

  • 本書の内容と特徴
  • 2100年の未来とは
  • 未来は不確実だからこそおもしろい
投稿日 2013/06/16

眼鏡型コンピュータの次はインターネットコンタクトレンズ




今回は、ウェアラブルコンピューターについてです。眼鏡型コンピューターや、期待しているインターネットコンタクトレンズについて書いています。

エントリー内容です。

  • ウェアラブルコンピューターへの期待
  • インターネットコンタクトレンズとは
  • レンズを媒体に脳とネットが直接つながる?

投稿日 2013/06/09

自動車 × インターネットという有望フロンティア




今回は、自動車の将来的な有望性を考えます。

携帯電話もパソコンも便利になったのは、インターネットにつながったからです。

ネットというオープンなネットワーク系に高速・常時・低コストでアクセスできるようになったことは画期的だったと思っています。

ネットアクセスを期待したいもので残っているのは、テレビや家電、そして自動車です。

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書いている人 (多田 翼)

Aqxis 代表 (会社 HP はこちら) 。Google でシニアマーケティングリサーチマネージャーを経て独立し現職。ベンチャーから一部上場企業の事業戦略やマーケティングのコンサルティングに従事。

ブログ以外にマーケティングレターを毎週1万字で配信しています。音声配信は Podcast, Spotify, Amazon music, stand.fm からどうぞ。

名古屋出身、学生時代は京都。気分転換は朝のランニング。