2018/12/02

雰囲気の固かった外部セミナー。コミュニティ視点で考えるユーザー体験価値


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今回は、あるセミナーに参加した際に感じたことを書いています。具体的には、終始会場の雰囲気が固く、なぜそうなったか、もしどうしていればそうならなかったかについてです。

エントリー内容です。

  • 最後まで雰囲気が固かったセミナー
  • ユーザー体験をいかに高めるか


最後まで雰囲気が固かったセミナー


仕事で参加したセミナーが、堅苦しい雰囲気で始まり最後までその状況は変わらずに終わりました。


具体的な状況


参加者が最初から最後まで黙ってただ聞いているような場でした。

具体的には、以下のような状況でした。

  • 用意された椅子が窮屈で、前後左右の距離が近く居心地が良くなかった
  • 部屋全体の人の密度が高く、リラックスして聞けなかった
  • 参加者への問いかけや質疑がなく、ただ聞いているだけの状況だった
  • 各発表後も拍手がなく、淡々と次の発表者につながれた


空気としての一体感


盛り上がらず雰囲気が硬かった要因を一言で言えば、参加者がその場に参加する空気感が不十分なままセミナーが開始され、そのまま最後までいったということです。

参加者の個々人では、参加する目的や心構えはあったと思いますが、会場全体としての空気に参加への一体感が感じられませんでした。


ユーザー体験をいかに高めるか


では、どうあればよかったのでしょうか?


できていればよかったこと


その場で思った、もしこのような状況だったら雰囲気が良くなったのではと思うことは、以下の3つです。

  • 会場:もう少し広い会場、座りやすい椅子、椅子の配置など、リラックスできる場所をつくる
  • 準備:スライドの完成度は高かったが、プレゼンの伝え方のほうは、もっと洗練させる
  • 始め方:参加者に問いかけをし、なぜこの場が重要なのか、それぞれにどんな意味合いを持ってもらうかなど、会場全体でこれからセミナーに参加する一体感を醸成


五感での体験をいかに向上させるか


セミナーとは、直接人が集まり、一時的にリアルなコミュニティが形成される場です。

プレゼンスライドや発表内容というコンテンツだけではなく、いかに五感のそれぞれで居心地のよい空間をつくれるかです。単に視覚的な良さだけではなく、聴覚・触覚・味覚・嗅覚においてユーザー体験をより良くできるかです。

味覚や嗅覚は、コーヒーなどのケータリングを用意する必要はありますが、休憩中の体験も含めてセミナーの価値を出せるかです。

発表する側は、自分のプレゼン内容に目が行きがちですが、トータルでのユーザー体験をどう良くし、そのためには 「会場」 「準備」 「始め方」 においても配慮があると、また参加したくなるセミナーになると思いました。

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書いている人 (多田 翼)

ベンチャーから一部上場企業の経営・事業戦略を支援。マーケティング、コンサルティング・アドバイザー・メンター、プロダクトマネジメント。前職は Google でシニアマーケティングリサーチマネージャー、現在は独立 (詳細は LinkedIn または Facebook をご覧ください) 。

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1981年 (昭和56年) 生まれ。名古屋出身、学生時代は京都。現在は東京23区内に在住。気分転換は毎朝の1時間のランニング。