2015/08/29

広告メディアプランは 「マーケット感覚 → 広告メディアリーチ」 の順番で




オンライン動画広告についてよくある論点の1つは、「テレビ広告」 と 「オンライン動画広告」 の予算配分の最適化です。オンライン動画広告にとっては、従来のテレビ CM 予算からどれだけオンラインにシフトできるかです。


そもそもリーチ範囲が異なる


この時に注意が必要なのは、映像を広告素材として消費者に届けるメディアとしてのテレビ広告とオンライン動画広告では、リーチできる範囲のポテンシャルがそもそも異なることです。

2015/08/26

Google が全社員に求めるリーダーシップとは




How Google Works - 私たちの働き方とマネジメント という本には、グーグルの組織論と人という観点から、これまでグーグルがどのようにマネジメントをしてきたかが詳しく紹介されています。


Google の4つの採用基準


グーグルは4つの採用基準を持っています。セールス、財務、エンジニアリングの主要3部門のいずれにおいても共通します。本書によれば4つは次の通りです。

2015/08/22

書評: 憲法主義 - 条文には書かれていない本質 (南野森 / 内山奈月)


日本国憲法原本


憲法主義 - 条文には書かれていない本質 という本をご紹介します。



本書の内容


著者は憲法学者の南野森氏と、AKB48 メンバー (2014年時点) の内山奈月氏です。南野氏が講師、内山氏が生徒で、2人での講義形式で書かれています。以下は本書の紹介からの引用です。

もしも国民的アイドルが、日本国憲法を本気で学んだら……。

日本武道館のステージで憲法を暗唱して聴衆を沸かせた高校生 (当時) アイドルが、気鋭の憲法学者による講義をマンツーマンで受けた結果、日本一わかりやすい憲法の入門書ができました!

とはいえ、「人権論」 から 「統治機構論」 へと展開する本書の内容は、かなり本格的なもの。「表現の自由」 が憲法全体に果たす役割の重さには驚きを禁じえません。また、恋愛の自由、パパラッチの問題など、アイドルなら気にせずにはいられない事象についても、真正面から論じています。

2015/08/19

書評: 聞き方の技術 - リサーチのための調査票作成ガイド (山田一成)




聞き方の技術 - リサーチのための調査票作成ガイド という本をご紹介します。



本書の内容


アンケートの質問は奥が深い、とあらためて考えさせられた本でした。以下は内容紹介からの引用です。

あいまいな回答が返ってこない質問はどのようにしてつくる?マーケティング・リサーチャーのみならずビジネスピープル一般に欠かせない的確な調査票作成のツボを、実務に即して手取り足取り解説する待望の解説書。


ウソが混じっているかもしれない回答の扱い


この本の帯には 「回答者はウソをつく!?」 と書かれています。

確かにアンケート回答者が嘘をつく可能性はあります。しかし、本書を読み進めると、それよりも大切な視点を気付きとして与えてくれます。以下は本書からの引用です。

2015/08/15

書評: エスキモーに氷を売る - 魅力のない商品を、いかにセールスするか (ジョン・スポールストラ)




マーケティングの本でおすすめの1冊が エスキモーに氷を売る - 魅力のない商品を、いかにセールスするか です。



本書の内容


本書の内容紹介からの引用です。

なかなかおもしろいタイトルだが、その内容は営業のノウハウというよりは、マーケティングよりである。

著者のジョン・スポールストラは、NBA (全米バスケットボール協会) で観客動員数最下位だったニュージャージー・ネッツを、27球団中チケット収入伸び率1位にまで導いた人物である。

本書の魅力は、このスポーツビジネスを通して彼が商品を売るためにとった数々のマーケティング手法を、そのドキュメンタリーのなかで学ぶことができるところにある。


魅力のない商品に付加価値を


サブタイトルは 「魅力のない商品を、いかにセールスするか」 です。魅力のない商品として本書で扱われるのは NBA チームのニュージャージーネッツでした。著者はネッツの社長兼 CEO として、マーケティング施策を展開します。

その内容は奇をてらったものではなく、基本に忠実に1つ1つを実行していった印象を受けました。

2015/08/12

書評: おじいちゃん戦争のことを教えて - 孫娘からの質問状 (中條高徳)




日本の学校の歴史教育は、第二次世界大戦とその前後について、詳細に教えられる機会は少ないのが現状です。少なくとも自分自身が習ったのはそうでした。多くの人が同じ状況ではないでしょうか。

日本の近現代史を知るために、興味深かった1冊が おじいちゃん戦争のことを教えて - 孫娘からの質問状 でした。



本書の内容


本書は、おじいちゃんこと故 中條高徳氏が孫娘に宛てて、自身の戦争への体験・意見や思いを手紙を通して伝えていきます。

孫娘は当時ニューヨークに住む高校生です。学校の歴史のクラスで太平洋戦争を勉強するために祖父に手紙を送りました。

手紙を送ったのは、担当教師から教えである 「戦争の捉え方や体験は国によっても違いがあるはず」 という考えを受け、戦争を体験した祖父への孫娘からの質問状でした。

本書で書かれている質問は、例えば以下です。

2015/08/08

書評: ぼくらの真実 (青山繁晴)




青山繁晴氏の書籍 ぼくらの真実 は興味深く読めました。



問題の本質は日本国憲法である


拉致問題、北方領土問題、竹島問題、小笠原諸島と伊豆諸島の赤珊瑚密漁問題等、これらが解決しない理由は、根本のところでつながっていると青山氏は指摘します。根本とは日本国憲法です。

以下は本書からの引用です。

憲法といえども、人間の所業です。わたしたち日本国民は、自らの手で本物を造り直さねばなりません。

本物の憲法を作らないから、一の扉で見たように、主権を自ら否定した憲法のままになり、国民を護るという、国家のいちばんの基本が遂行できないでいる。そうだから日本はまだ、独立した主権国家ではない。

この負のサイクルをぐるぐる回っていたのが敗戦後のわたしたちだったのではないでしょうか。

2015/08/05

ランニングを始めて変わった身体のトラッキングデータ




先月 (2015年7月) から、ランニングを始めました。

毎朝30分弱くらい近所の公園や道路を走っています。朝の決まった時間帯に走ることによって、ランニングを日課として続けることができそうです。


歩数、距離、消費カロリー


これまでは1日あたりの歩数は 1万歩前後でした。走った分が上乗せされ、16,000 - 17,000 歩くらいで推移するようになっています。

歩数の測定は Withings Pulse を使っています。

歩数だけではなく距離も計算され、1日あたり 15 km 程度のようです。

2015/08/01

リサーチが役立つのは顧客の経験や意見を聴くときである




エスキモーに氷を売る - 魅力のない商品を、いかにセールスするか という本に、マーケティングリサーチへの言及がありました。


リサーチが役立つ場合


「リサーチにだまされない」 と題する章において、次のように書かれています。

これが、私が、リサーチに役に立つと考えているタイプの分野である。つまり、商品あるいは経験について現在の顧客にリサーチするというものである。

(中略)

リサーチが役立つのは、顧客の経験や意見をはかるときである。


お客の使い方を理解する


この考え方は、私自身も経験から同意するものです。

自分たちが提供する自社商品の機能やサービスの中身は自分たちが一番わかっています。商品の仕様やどのように作られたかなど、売っている側なので知識は豊富です。

一方、その商品をお客がどう使うかや実際の利用シーンは、商品提供側が想定していない使われ方がされることがあります。

リサーチが有効なのは、このような商品提供側では見えていないことについて、顧客からの直接の声を集める手段として用いる場合です。


利用シーンから価値を知る


いつ・どこで・どんな状況で使われるのかの利用シーンを把握することは、顧客が得るベネフィット (価値) を探ることです。

先ほどの引用にあった 「リサーチから顧客の経験や意見を知る」 とは、顧客が自分たちの提供する商品やサービスの 「何に価値を感じているのか」 を知ることです。

私が思うリサーチの魅力は、「価値」 を顧客自身の声や言葉で知ることができる点です。特に、インタビュー調査やアンケートの自由回答をうまく活用すれば、顧客の生の声を集めることができます。


お客の声から何を見い出すか


注意点は、「顧客の声 = 答え」 とは必ずしもならない点です。

顧客に聞けば、答えがわかるわけではありません。顧客の声を自分がどう解釈し、何を示唆として得るのかが重要です。得られたインサイトをいかに活用するかです。

ここにリサーチの難しさと、何よりおもしろさがあります。



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多田 翼 (書いた人)