2021/01/18

仮説のことを解像度高く理解する4つの着眼点



今回は仮説についてです。


この記事でわかること


仮説のことを解像度高く理解する着眼点
  • 論点があっての仮説
  • 仮説と答えの違い
  • 仮説と検証はセットで
  • 答えと示唆の違い


この記事で書いているのは仮説について、仮説と対になるものを挙げて仮説を深く理解する内容です。

仮説の対とは論点、答え、検証、示唆です。

ぜひ最後まで読んでいただき、お仕事での参考になればうれしいです。



仮説のことを解像度高く理解する着眼点


この記事でお伝えしたいポイントは四つです。


仮説のことを解像度高く理解する着眼点
  • 論点があっての仮説
  • 仮説と答えの違い
  • 仮説と検証はセットで
  • 答えと示唆の違い


では、それぞれについて順番に見ていきましょう。


[着眼点 1] 論点があっての仮説


一つ目の着眼点は論点と仮説です。

そもそもとして前提にあるのは、仮説は論点があって初めて立てられるものです。論点という意思決定に影響を及ぼす問いがあってこその仮説です。

問いに対して現時点では明確な答えを出せないので、最も確からしい仮の答えとして仮説を提示します。本当はしっかりとした答えを出したいができないので、やむを得ず仮説に止まっているわけです。

では次に 「仮説と答えの違い」 を掘り下げてみましょう。


[着眼点 2] 仮説と答えの違い


先ほどの論点と仮説から言えることは、仮説は答えではありません。仮説はあくまで今のところの 「こうであろう」 という仮のものです。一時的なものに過ぎません。

仮説と答えは別ものであるという認識が大事です。

仮設は時間が経過すると検証していないにも関わらず、いつの間にか答えにすり替わってしまうことがあります。これには注意が必要です。


[着眼点 3] 仮説と検証はセットで


仮説とは仮の答えなので、言わば中途半端な状態です。

真実なのか間違っているのかを仮説検証によって見極める必要があります。検証プロセスを経て、論点への仮説から結論にするのは仮説立案者に課された責任です。

そこで仮説を立てた時点で、どうすれば検証ができるのかの方法もセットで考えます

もちろん現実的には全ての仮説をきっちりと検証できるわけではありません。だからこそ仮説検証できるかは意識して考え抜くといいです。


[着眼点 4] 答えと示唆の違い


では四つ目の着眼点を見ていきましょう。答えと示唆の違いについてです。

ここで質問ですが、仮説が答えにできない場合はどうすればいいのでしょうか? 「できない場合」 とは検証が十分にできず、はっきりと正しいとも間違っているとも言えない状態です。

ビジネスでは答えが出るよりも、このような生煮えの場合が多いです。この状況で考えるのは仮説の元々の論点に対して、理想として提示したかった答えではなく示唆を出します。

では示唆と答えの違いは何でしょうか?


示唆と答えの違い
  • 答えとは明確な情報
  • 示唆とは方向性を示すにとどまる明示的のもの
  • 「おそらくこうであろう」 という煮え切らない態度 (ただし当てずっぽうで言っているのではない)
  • 示唆は論点に対して仮説を立て、しかるべき検証プロセスを経て導き出されたもの


示唆は苦慮の末に出されたものです。

本来なら理想としては答えまで行き着きたかったのですが、たどり着けませんでした。しかし、全くの白紙回答を出すわけにもいかず、完璧でないと認めた上で示唆を提示したわけです。

示唆だけでも、あるのとないのとでは異なります。意思決定に影響する論点に対して、ビジネスの現場では小さだけで決断し実行に移す場面はあるからです。

むしろ求めていた 「まさにの答え」 が得られる方が稀です。だからこそ示唆には意味があります。


まとめ


今回は仮説についてでした。

いかがだったでしょうか?

最後に今回の記事のまとめです。


仮説のことを解像度高く理解する着眼点
  • 論点があっての仮説
  • 仮説と答えの違い (仮説はあくまで仮の答え)
  • 仮説と検証はセットで考える (仮説を立てた時点で検証方法も考える)
  • 答えと示唆の違い (示唆は方向性を示すにとどまる明示的なもの)


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書いている人 (多田 翼)

Aqxis 合同会社の代表 (会社概要はこちら) 。Google でシニアマーケティングリサーチマネージャーを経て独立し現職。ベンチャーから一部上場企業の事業戦略やマーケティングのコンサルティングに従事。

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1981年 (昭和56年) 生まれ。名古屋出身、学生時代は京都。現在は東京23区内に在住。気分転換は毎朝の1時間のランニング。