
今回はリーンスタートアップについてです。
✓ この記事でわかること
- Google 時代に学んだリーンスタートアップ
- リーンスタートアップとは
- 6ステップのサイクルを回す
- アイデアを形にする
- 仮説と検証方法を明確にする
今回のテーマはリーンスタートアップです。
リーンスタートアップとは何か、リーンスタートアップを実践するためのポイントをご紹介しています。
ぜひ記事を最後まで読んでいただき、お仕事での参考になればうれしいです。
Google 時代に学んだリーンスタートアップ
今は独立をして働いていますが、独立前は Google で働いていました。在籍は5年5か月です。
Google で学んだことは多くありますが、その中の一つはリーンスタートアップです。自分の仕事や周りでやっていることから直接体験できたのは、自分の資産です。
その後にベンチャー企業でのビジネスに関わるようになってから今に至るまで、リーンスタートアップのやり方は自分の型のようになっています。
リーンスタートアップとは
リーンスタートアップの Lean は、「俊敏な」 や 「無駄のない」 という意味です。
仮説立案と検証のサイクルを小さく早く回します。テストを繰り返し、ビジネスアイデアや仮説をブラッシュアップしていきます。
細かく刻むように進むので、もしアプローチが間違っていてもすぐに戻れます。大きな手戻りがなく、無駄が発生しません。
リーンスタートアップのサイクル
リーンスタートアップの特徴は、次のような6ステップのサイクルを回します。

出典: KBP Media
✓ リーンスタートアップのサイクル
- Idea (アイデア)
- Build (構築する)
- Product (プロダクト)
- Measure (測定する)
- Data (データ)
- Learn (学ぶ)
アイデアや仮説が生まれたら、まずはプロトタイプで良いので実装してプロダクトにします。
プロダクトをテストしデータを得ます。例えばプロダクトテストユーザーからのフィードバックです。フィードバックから学び、アイデアや仮説に反映します。
以上を繰り返していくのがリーンスタートアップのサイクルです。
ポイントはアイデアを得たらプロダクトという形にすること、そして素早く試します。
机上の議論ばかりではなく、まずは手を動かしプロダクトというアイデアの具現化をします。やってみて初めてわかることがあり、そこから学びを得ます。
仮説と検証方法を明確にする
プロダクトをつくる時の注意点があります。
アイデアを闇雲にプロダクトにすればいいわけではありません。
大事なのはプロダクトをつくる目的、論点と検証すべき仮説の明確化です。プロダクトをつくるとは、仮説を検証することと同じ意味です。
今検証すべき仮説は何で、どうやって検証するのか、もし仮説が正しくなければ次のアクションは何かを明らかにしておきます。その上で 「Build, Product, Measure」 に進みます。
まとめ
今回はリーンスタートアップを取り上げました。
最後にまとめです。
リーンスタートアップとは
- Lean は、「俊敏な」 や 「無駄のない」 という意味
- 仮説立案と検証のサイクルを小さく早く回す。テストを繰り返しビジネスアイデアや仮説をブラッシュアップしていく
- もしアプローチが間違っていてもすぐに戻れ、無駄が発生しない
6ステップのサイクルを回す
- Idea, Build, Product, Measure, Data, Learn
- アイデアを得たらプロダクトという形にし素早く試す
- やってみて初めてわかることがあり、学びを得る
仮説と検証方法を明確にする
- 大事なのはプロダクトをつくる目的、論点と検証すべき仮説の明確化
- 今検証すべき仮説は何で、どうやって検証するのか、もし仮説が正しくなければ次のアクションは何かを明らかにする