
NISA (ニーサ) を開設しました。開設した証券会社は楽天証券です。
楽天証券で NISA を始めたのは、他に使っている SBI 証券などの証券会社の中で、楽天が最もよく利用しているからです。
NISA 開設のプロセス
事前にこちらで準備するものは、新規での NISA 口座開設だったので 「住民票の写し」 です。最寄りの区役所の出張所で、自動発行機から入手しました。
楽天証券での NISA 開設のプロセスは以下の通りでした。資料請求から NISA 取引ができるようになるまで、所要期間は約1ヶ月でした。参考として日付を () 内につけています。
- NISA 資料を請求
- 資料請求を受付完了のメールが楽天証券から来る (2015/10/24)
- 資料が楽天証券から発送される
- 申込書と住民票の写しを送付 (2015/10/30)
- 申込書等を楽天証券にて受領 (2015/11/2)
- 税務署にて開設審査
- 楽天証券から NISA 口座開設完了のお知らせ (2015/11/24)
- NISA 取引開始
時間のかかるプロセスは、申込書送付 〜 税務署の審査 〜 開設完了 で、3週間ほどかかりました。
NISA のメリット
NISA の魅力は非課税です。
株式等の値上がり益、配当金や分配金に本来は税金がかかります。値上がり益等に対して 20% が税金で (厳密には 20.315%)、この分が NISA であれば 0% になります。
例えば、値上がり益として10万円だった場合、NISA でなければ8万円が利益になります (2万円が税金)。NISA であれば10万円です。NISA は値上がり益や配当金の 100% が自分に還ってきます。
同じ株や投資信託に投資しても、NISA でなければ税金がかかるので、ここに NISA のメリットがあります。
なお、NISA には年間での上限投資額があり、2015年までは100万円、2016年から120万の予定です。
非課税のメリットをどう活かすか
NISA の非課税メリットを活かすために、NISA の使い方は大きくは2つだと思います。
- 値上がり益を期待し、個別株に NISA 枠から投資する。株価が上がったタイミングで売却
- 配当金/分配金の多い銘柄や投信信託を買い長期保有。保有期間中の配当金や分配金を非課税にし NISA メリットを享受
前者は数ヶ月〜数年くらいの短期的/中期的な運用になるでしょう。後者は数年以上の長期スパンで考えるものです。
私自身の NISA の使い方は、個別株への投資は NISA ではしません。NISA でというよりも、資産運用にあたって、個別株への投資はやらない方針です。
理由は、個別株の運用はリスクが自分にとって大きいのと、何よりも適切な個別株を選定する能力が自分になく、またそのために時間を使いたくないからです。これは NISA にかぎらずです。
後者の配当金や分配金については、以下の理由から、こちらも自分の NISA の使い方にはならないと考えています。
配当金や分配金は、その時点での会社や投資信託が得た利益の一部を、投資家に現金として還元するものです。一方、もしその還元分を投資家ではなく、自社への投資 (設備投資など) 、投資信託であれば保有銘柄に再投資すれば、将来により大きな投資結果になる可能性があります (もちろんその逆もあります) 。
私自身は、配当金という投資家への都度の還元ではなく、後者の再投資をしている投資信託がよいと考えています。現在、投資している投資信託はどれも分配金は発生していません。
こうした理由から、NISA 活用の2つ目として書いた、長期で保有する期間中に配当金と分配金への非課税メリットも、自分の使い方とは異なるのです。
NISA 活用の方針 (2015年末時点)
では、NISA の活用方針としてどう考えているかというと、毎月の自動積立投信に NISA を使います。
NISA ではないの従来の運用は、基本的には保有を続けていました。NISA については、あらかじめ値上がり幅を決めておき (例: +10%) 、それを超えれば売却します。自動積立をする投資信託の、売却益に対する非課税が NISA メリットになります。
売却後も、毎月の自動積立は継続されるので、また1から積立が始まります。これまでの積立 → 保有に比べると、積極的な資産運用です。
なお、資産価値が減少し、投資分よりも下がった場合は、売却ではなくそのまま保有することを考えています。
この NISA 活用の方針は、ベストとは言えないのが正直なところです。あくまで 2015年末時点のものです。まずは2016年をこのやり方でやってみて、変えたほうがよいと思えば、変えていくつもりです。
最後に、NISA での積立投信をご紹介しておきます。リンク先はモーニングスターの情報ページです。() 内は毎月の NISA 投資分に占める割合です。
- ひふみプラス (50%)
- EXE-i 先進国株式ファンド (25%)
- EXE-i 新興国株式ファンド (25%)