2013/01/27

ちゃんと役に立っている 「働かないアリ」 が教えてくれた3つのこと




アリと言えば働き者というイメージがあります。地面に目を向けて見れば自分より大きな虫を運んでいたり、律儀に列をつくっていたり。真面目というか愚直というか。イソップ童話のアリとキリギリスでも、アリはそういう象徴です。

ところが、様々な研究からわかってきたのは、働きアリの中には全く働いていないアリが存在しているということです。

ある瞬間だけを見ると、なんと巣の中の7割くらいの働きアリは何もしていないそうです。さらに、ずっと1つの巣を継続観察すると、全く働かないアリも1割くらいいるとか。「働きアリじゃないだろ」 と思わずツッコミを入れたくなります。

そんなことが書かれているのが 働かないアリに意義がある という本でした。蟻の生態系の他にも蜂だったりと、昆虫社会の意外な特徴がわかりやすく紹介されています。時に私たち人間社会との共通点や違いも説明があり、身につまされる。虫たちも生きていくために集団をつくって、彼らは彼らの社会を形成している。奥が深いなと。


「働かないアリ」 はなぜ働かないのか?


この本を読もうと思ったのは 「なぜ働かないアリがいるのか?」 を知りたかったからです。

2013/01/26

ファブラボ4.0:人工物が生物のようになる未来世界




ロングテールやフリーミアムの概念を提唱したのはクリス・アンダーソンです。クリス・アンダーソンが次に注目しているのが 「ものづくり革命」 です。

ものづくり革命を紹介する本


Web の世界で起こった革命がモノづくりでも起こる、と言います。

関連する以前のエントリーはこちらです。

 「MAKERS」 書評:Web世界で起こった革命がモノづくりでも起こる未来は明るいのか?

クリス・アンダーソンの著書 MAKERS - 21世紀の産業革命が始まる は概念の説明が主でしたが、FabLife - デジタルファブリケーションから生まれる 「つくりかたの未来」 という本は、事例が中心です。MIT メディアラボの人気授業 「 (ほぼ) なんでもつくる方法」 体験記、世界各地のファブラボの活動など、ムーブメントの最前線が紹介されています。



ファブラボの4つの進化構想


Fablife という本が興味深いのは、未来のものづくりの進化構想について書かれているからでした。

本書のキーワードは 「ファブラボ」 です。ファブラボとは、デジタル工作機械をシェアし実際に顔をあわせてつくるための知識・スキルの交換・共有を行なう工房のことです。

このファブラボの進化構想の段階として、1.0 から 4.0 までの四段階があります。

2013/01/20

やりたいか、やりたくないか:財政破綻をした夕張市長を目指すという決断




火中の栗をひろう。このことわざは、他人の利益のために危険をおかすことの例えとして用いられます。


四面楚歌での決断


当時、東京都職員を自ら退職し、人生においてある決断をした1人の若者はまさにこんな覚悟だっだと思います。

その決断とは、事実上の財政破綻をし財政再生団体となった夕張市の市長を目指すというものでした。都職員の退職金はゼロ、仮に市長に当選したとしても年収は安定していた東京都職員の時よりも200万も下がる見込みでした。

夕張市長にそもそも当選するかどうかもわからない状況でした。選挙に勝つのに必要と言われる三バン、① 地盤:地元有力者とのつながり、② 看板:知名度、③ 鞄 (お金) を持ち合わせていませんでした。選挙に落ちれば無職です。

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書いている人 (多田 翼)

Aqxis 合同会社の代表 (会社概要はこちら) 。Google でシニアマーケティングリサーチマネージャーを経て独立し現職。ベンチャーから一部上場企業の事業戦略やマーケティングのコンサルティングに従事。

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1981年 (昭和56年) 生まれ。名古屋出身、学生時代は京都。現在は東京23区内に在住。気分転換は毎朝の1時間のランニング。