投稿日 2018/05/14

ゴールドリブンな働き方。ゴールイメージを決め、逆算するやり方を具体例でご紹介


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新卒で入社した会社の新人研修で学んだことの1つが、ゴールイメージを決めることです。ゴールという終わりから逆算して考え、仕事を進めるやり方です。

今回はゴールイメージを先に決め、逆算して進める仕事の仕方をご紹介します。

エントリーの内容です。

  • ゴールドリブンな仕事の仕方を、具体例でご紹介
    • メール
    • 会議
    • プレゼン
    • レポート
    • プロジェクトマネジメント
  • ゴールイメージとはビジョンを描くこと


ゴールドリブンな仕事の仕方を、具体例でご紹介


ゴールイメージを決め、逆算して進める仕事のやり方を、具体例で5つご紹介します。


具体例 1: メール


メールを書く前に、ゴールイメージを決めます。

メールのゴールイメージとは、メールを受け取った人が、読んだ後にどうなってほしいか、何をしてほしいかです。

何かを依頼するメールなら、相手に必要な情報を伝えるだけではなく、依頼内容に沿って行動してもらっている状態です。メールで質問するなら、ゴールイメージは自分が知りたいことが質問の答えとして返信をもらい、わからないという問題が解決することです。

ゴールイメージから逆算して、メール本文と件名を書きます。

メールでは自分が書きたいことを、そのままの順番で書いてしまいがちです。しかし、ゴールイメージを達成するためには逆です。相手にどうしてほしいか、そのために相手が知りたいことは何か、相手が読みたくなる件名は何か、という視点でメールを書きます。


具体例 2: 会議


自分が会議オーナーの場合は、何を話すかの議題を設定します。

議題を決めるにあたって、ゴールイメージをまずは固めます。会議でのゴールイメージとは、会議が終わった後に、その会議の状態がどうなっていれば望ましいかです。

会議の種類によって異なります。ゴールイメージ以下のようになります。

  • 意思決定:A 案か B 案について議論され、どちらが良いかが決まっている
  • ブレスト:新規企画へのアイデアを出し合い、有力候補として3つ以下に絞られている
  • 情報共有:報告会の出席者が議題で話された情報を新しく知った。その情報を元に、各自が自分のやるべきことが明確になっている

ゴールイメージを達成するために逆算し、会議設計をつくります。具体的には、会議目的、議題の順番、出席者、所要時間、会議場所と日時です。


具体例 3: プレゼン


プレゼンでもゴールイメージを先に決めると、話す内容が見えてきます。

本質的にプレゼンは、話し手と聞き手の情報や知識のギャップを埋めるためにあります。つまりプレゼンのゴールイメージは、聞き手とのギャップが埋まり、内容を理解してもらい、聞き手が望ましい行動に移れる状態になることです。

この状況から逆算して、プレゼンのストーリーを組み立てます。

プレゼンの各スライドでも、ゴールイメージからつくります。プレゼンでは、1つのスライドに1つのメッセージが基本です。メッセージというスライドのゴールイメージを理解してもらえるよう、スライドの見出し・チャート・補足情報を決めます。


具体例 4: レポート


データ分析や調査のレポートも、最初にゴールイメージを決めると書きやすくなります。

レポートにおけるゴールイメージとは、まとめとして書く提言や示唆を読み手が受け取り、読み手が行動を起こしている状態です。

ゴールイメージから逆算し、読み手が理解しやすいレポートストーリーを描きます。ストーリーには、読み手にとって重要な論点をイシューとしてを設定し、論点に答る形をとります。

調査レポートであれば、調査を実施する前の段階では調査課題に対する答えは仮説です。調査課題と仮説から、最後の結論までを、ゴールイメージから逆算してレポートの骨子をつくっておきます。

すでにレポートのドラフトができているので、調査が走っている時、終わった後の分析、レポート作成時のぞれぞれの段階で、ドラフトのストーリーやゴールと照らし合わすことができます。

これにより無駄なタスクはなくなり、本当にやるべきことに集中できます。


具体例 5: プロジェクトマネジメント


プロジェクトでは、どうなればプロジェクトは完了したと見なせるのかを定義し、プロジェクトメンバーで認識を共有することが大事です。プロジェクトの完了定義は、ゴールイメージを決めることです。

プロジェクトに着手する前に 「どのような状態になれば、このプロジェクトは成功なのか」 と、うまくいかない状況を想定し 「どうなれば失敗と見なし終わらせるか」 を具体的にイメージします。

プロジェクト全体のゴールイメージから、プロジェクトのプロセスを分解したフェーズを設定します。プロジェクトの各フェーズでも完了定義を明確にします。そのフェーズはどうなれば完了し、次のフェーズに進めるかです。


ゴールイメージとはビジョンを描くこと


ここまで、ゴールイメージをまずは決め、逆算するやり方をご紹介しました。

より一般化すると、ゴールイメージとは 「ビジョンを描くこと」 です。

ビジョンとは、自分 (たち) が考える理想の世界観です。理想的なあるべき姿です。ビジョンは why に当たります。

ビジョンからミッションが生まれます。ミッションとは、理想世界を実現するために自分は何をするかの宣言です。ビジョンが why であり、ミッションは what です。

ビジョンを持つことの大切さで思い出すのは、楽天創業者の三木谷浩史氏の言葉です。著書 成功の法則92ヶ条 には次の言葉が書かれています。

 「月に行こうという目標があったから、アポロは月に行けた。
飛行機を改良した結果、月に行けたわけではない。」

自分たちが月に行っているゴールイメージを具体的に決め明確にしたからこそ、アポロ計画は成功したのです。



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書いている人 (多田 翼)

Aqxis 合同会社の代表 (会社概要はこちら) 。Google でシニアマーケティングリサーチマネージャーを経て独立し現職。ベンチャーから一部上場企業の事業戦略やマーケティングのコンサルティングに従事。

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1981年 (昭和56年) 生まれ。名古屋出身、学生時代は京都。現在は東京23区内に在住。気分転換は毎朝の1時間のランニング。