2018/05/05

なぜピアノを習慣にできなかったのか。「継続サイクル」 から考える原因と学び


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ピアノについてです。

一時期、ピアノをやっていましたが、次第に弾かなくなってしまいました。今回は、なぜピアノを継続できず、習慣にならなかったのかを書いています。

エントリーの具体的な内容は以下です。

  • ピアノを弾かなくなってしまった経緯
  • 習慣にするための 「継続サイクル」
  • ピアノを 「継続サイクル」 に当てはめると
  • ついに目的を達成。しかし次の目的がない状態に陥る
  • ピアノを継続できなかったことからの学び


ピアノを弾かなくなってしまった経緯


一昨年の2016年、小学生の頃に習っていたピアノをおよそ25年ぶりに再開しました。

ピアノをまた始めたいと思い、気持ちが冷めないうちに電子ピアノを中古で買いました。当初はピアノをやる目的や目標が明確で、毎日楽しくピアノを弾いていました。

しかし、年が明けて2017年になり、次第にやらなくなってしまいました。


習慣にするための 「継続サイクル」


なぜピアノを習慣にできなかったかを理解しておくことは、これから自分が他のやりたいことを継続し、習慣にするための教訓になります。

何かを継続させるためには、目的があり、目的を果たすための目標を設定します。目標は必ずしも1つではなく、複数の目標を達成し続けて、目的を実現します。

継続し習慣化するためには、次の 「継続サイクル」 をまわし続けられるかです。

  • 目標
  • 行動
  • 達成
  • 快 (うれしさ)


ピアノを 「継続サイクル」 に当てはめると


ピアノを再開した当初の状況を、継続サイクルに当てはめてみます

継続サイクルの1つめの 「目標」 の前に、番号を 0 として 「目的」 からご説明します。


0. 目的


ピアノを再開するにあたり、目的にしたのは小学生当時のピアノを習っていた時のレベルに戻り、親にその時に練習していた曲を聴いてもらうことでした。

小学生の時は、家でのピアノの練習に母親が付き添ってくれました。自分が積極的にピアノをやりたいというよりも、母親にやらされている状況でした。毎日ピアノの練習が嫌になることもありました。

そんな状況でも、母親は毎日、家事や子育てで時間に追われる中、ピアノの練習のために時間をつくってくれました。

大人になってからのピアノ再開には、小学生の頃に弾いていた思い出の曲を母親に聴いてもらい、練習のために時間を割いてくれた感謝の気持ちを伝えたいという思いもありました。


1. 目標


目的を果たすために設定した目標は、「ピアノ発表会の曲を弾けるようになること」 としました。発表会の曲は、練習時間も多く、母親にとってもそれだけ時間を使ってくれたものです。お互いにとって思い出の曲です。


2. 行動


バイエルやブルグミュラーなど、当時に使っていたピアノレッスン教本を実家から送ってもらい、一曲ずつ再び挑戦しました。

小学生のときは週に1回、ピアノの先生の家に習いに行っていました。一昨年の再開後は先生はいなく、主に YouTube でプロやセミプロの人の演奏動画、弾き方を解説する動画を参考にしました。

ピアノの時間は、朝の30分、夕方以降にも余裕があればやっていました。決まった時間を枠として確保できていたので、ピアノを継続する環境ができていました。


3. 達成


レッスン教本の曲を、ほぼミス無く弾けるようになれば、次の曲に移っていきました。

達成度合いは完璧なものにはせず、75~80% 程度の自分が納得すればよいというレベルでした。今思えば、肩の力を抜いた達成度に設定できていました。


4. 快 (うれしさ)


教本に沿って弾ける曲が増えていき、ピアノを弾けるようになっていくことが実感できました。小学生当時にピアノをやっていたときの感覚が戻っていくことを楽しく感じました。

昔、練習していた曲を思い出し、当時の記憶が懐かしく蘇ったときもうれしい瞬間でした。

仕事の合間に休憩としてピアノを弾けば、良い気分転換の役割も果たしていました。


以上が、ピアノを続けていた時の継続サイクルです。

「ピアノ発表会の曲に練習していた弾けるようになる」 という大きな目標を達成するために目標を細かく分解し、「目標 → 行動 → 達成 → 快」 のサイクルを繰り返しまわせていました。


ついに目的を達成


計画していた達成時期よりも早くに、ピアノ発表会の曲を弾けるようになりました。

実家に帰ったときに母親にも聴いてもらいました。発表曲をきっかけに、昔の話を懐かしくしました。

こうして、目的を達成することができました。


次の目的がない状態に陥る


目的を達成した後に、次の目的を見い出せず、従って目標がないままにしばらくはピアノを続けていました。

しかし、徐々に以前ほどのやる気を保てなくなり、ピアノを弾かない日が出てくると、次第にピアノから遠ざかってしまいました。

継続サイクルに当てはめると、目標がなく、また、行動をしても達成と快が得られず、サイクルのまわり方が惰性になりました。やがて止まってしまいました。


ピアノを継続できなかったことからの学び


ピアノを続けられなかったことからの学びは、以下です。

  • 目的:何のためかの目的が明確ではない場合は、その状態に自分で気づくことが大事。ただ好きだから・楽しいから、気分転換になるなどのプロセス自体を目的としてもいいので、やる意義を持ち続ける (達成したと思ったら次の目的にアップデートする)
  • 目標:目的と目標をセットで考える。目標は大きすぎることなく、必要に応じて細かく分解する。ただし、目標に縛られすぎて義務感が出れば本末転倒なので、柔軟に考える
  • 快:やっていて自分は何に 「快」 を感じるのかを把握する。その快 (うれしさ) を得られるように続ける仕組みを考える
  • リズム:一日のうちやる時間を固定する。時間割のように決まった枠をあらかじめ作り、生活リズムの1つに組み込む

これらのうちポイントだと思うのは、3つめの 「快」 を自分で意図的に設定することです。自分へのインセンティブはどこにあるのかをわかっておくことは、自分自身の理解にもつながります。


最後に


続けることを仕組みにするには、自分だけではなく外部の力を借りることも有効です。

もう一度、ピアノを弾くことを楽しめるように三日坊主防止アプリの みんチャレ を利用し始めました。

みんチャレについては、別のブログエントリーで書いています。

参考:三日坊主防止アプリ 「みんチャレ」 をご紹介。習慣化を支援する様々な工夫が興味深い

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多田 翼 (書いた人)


複数のスタートアップ支援に従事。経営や事業戦略、プロダクトマネジメント、マーケティングのコンサルティング及びメンター。前職は Google でシニアマーケティングリサーチマネージャー、現在は独立 (詳細は LinkedIn をご覧ください) 。

1981年 (昭和56年) 生まれ。名古屋出身、学生時代は京都。現在は東京23区内に在住。気分転換は毎朝のランニング。

内容は、所属組織や会社の正式見解ではなく個人の見解です。